2010年もあとわずか。ってことで、2010年蝿公国的オンラインゲーム大賞を始めよう。
この展開も我ながら長いな。
【エントリー】
今年のエントリーは以下の5タイトル。
・ボーダーランズ(TPS:Xbox360)
・スーパーストリートファイターIV(対戦格闘:Xbox360)
・モンスターハンターフロンティアオンライン(アクション:Xbox360)
・ファイナルファンタジー14(MMORPG:PC)
・モンスターハンターポータブル3rd(アクション:PSP)
また、プレイはしたものの、そのプレイ時間が短すぎて選外になったのは以下のタイトル。
・EVE Online(MMORPG:PC)
・ドラゴンネスト(MMORPG:PC)
・SDガンダムカプセルファイターオンライン(TPS:PC)
・Meridian59(MMORPG:PC)
・Bloodline Champions(アクション:PC)
【選出】
以上のエントリータイトルから、ベストな順に選択すると・・・
1st: スーパーストリートファイターIV
2nd: ボーダーランズ
3rd: モンスターハンターポータブル3rd
4th: ファイナルファンタジー14
5th: モンスターハンターフロンティアオンライン
ってところかなぁ。とはいえ上記5つは、少なくとも1ヶ月以上遊んだタイトルなので、1ヶ月間夢中になれるくらいには、十分面白かったと言っていいと思う。
【総評】
MMORPGが少なく、PCが少ない年だった。一方でXbox360が大活躍で、また、ジャンルもアクション性のあるものが多い、という傾向があった。
これはライフスタイル的に単発なモノのほうが気楽になったという点もあるけど、どちらかというとソーシャルな環境が充実したことによる影響が大きいように思える。私がMMORPGに求めていた部分の1つには、おそらくソーシャルな部分、つまり他者とのコミュニケーションが大きなウェイトを占めていたんだけど、それを補うものが多く出てきたことで、MMORPGというジャンル、PCというハードに限定されることがなくなってきたのではないかと思う。
例えばXbox360のような、近年のハード。従来の家庭用ゲーム機にはなかった(乏しかった)通信機能やソーシャルな機能が、いまや当然のように搭載されている。
例えばTwitterのようなメディア。従来にもブログのようなメディアや、mixiのようなSNSはあったけども、やはり書き込む人にはハードルが高く、いまひとつ「つながってる」感がなかった。でもTwitter(それにスマートフォンの組み合わせがあるとなおさら)のような新興のメディアは、そのあたりを強く補いつつある。
しかし、私はやっぱり、超大物MMORPGの登場を願ってやまないのだよね。これまでもそうだったし、これからも何十年とそうなるのかもしれないけど、EQで受けた衝撃を再体験する日を待ち望んでいるのだ。
来年はまだそうなりそうなニュースがないけど、時期のわからないEQ Nextや、Fallout Onlineあたりに期待しておこうと思う。
【寸評】
スパ4は今年一番長く遊んだゲームということで筆頭に上げた。遊んで、負けて、ウリィィィっとなって、止める、というような散発的な遊び方をしているので、あんまり総プレイ時間でいえば長くもないかもしれないけど、春から冬まで1年近く遊び続けていて、なお飽きていないというのは特筆に価する。本質的には、去年第2位だったスト4の拡張版に過ぎないので、先進性という点が弱く、筆頭にあげるべきかは悩んだけど、結局息の長さを重視して筆頭とした。
ボダランは、今年唯一の新鮮さを感じさせてくれるゲームだった。プレイ開始から1ヶ月間の感想だけに縛って言えば、間違いなく第1位を獲得するべきゲームだ。ただ、コンテンツ消費型のゲームなので、息がやや短いのがネックだった。Diablo的なアイテム収集要素がキモのはずなのに、そこそこ満足できる武器が「街の中を走る」という行動で集まってしまうのも残念ポイント。これがなくて、最終ステージ周回が求められていれば、もう少し寿命が延びただろうに。あと、これはPC版でやりたかったかな、とも思う。パッドでエイミングは最後までストレスだった。
MHP3は安心のMHPクオリティで、期待通りの出来だった。コンテンツが少なめなことと、難易度がやや低いことを除けば、私としては従来のMHシリーズで一番よくできていると感じた。ただ、やっぱりMHシリーズは、ここ数年でプレイしすぎだよな、ってのが評点を下げるポイントだ。ゲームそのものはとてもいいんだけど、自分の中での鮮度は果てしなく低い。なので、その辺を勘案して、このくらいの位置だ。
FF14はいろいろと物議をかもした問題作だ。ゲームの完成度(完成度とかゲーム性というあやふやな評価はあまり好きではないけど)というか、ソフトウェアとしての練られ方が甘すぎて、製品として問題外な部分はある。でも、日本製の大型MMORPGで、しかもEQ・WoW系列とも、アジア量産型クリックゲームとも類似していないという、オリジナリティーを発揮したことは大きく評価したい。それだけに、この失敗の反省が「実績のある無難な類似品を作る」と小さくまとまる方向にならないように願いたい。ちなみにFF14を熱心に遊んだ期間は2ヶ月。これはボダラン、MHP3、MHFよりも長い時間だ。
MHFはあまりいうことがないかな。何年も前にプレイしたPC版の焼き直しで、新要素も少ないところまでしか遊ばず、MHというタイトルそのものにも新鮮味がないという、ただただ「そのとき他に遊ぶゲームがなかった」という理由で遊んでいたタイトルだ。そこそこ面白かったけど、別に評価することはない。
その他、選外のものにも触れよう。
EVEはMMORPGというよりも、ブラウザゲームの育成モノに近い感触。ドラゴンネストは、いかにもなアジア産MMORPGで、量産クリックゲームではなかったけど、せいぜいその亜種。SDガンダムは、実はそんなに悪くなかったんだけど、良くもなかったという微妙なブツで、7,8年早く出ていたら大うけしたと思う。Meridian 59は、ただ久々に触ってみたかっただけで、超懐かしかった。BCはβメールが来たのでやってみたけど、全然面白くなかった。
さらに選外の選外になるけど、ついに今年はEQ2をノミネートしなかった。2007、2008、2009と3年連続でノミネートされていたのに、ついにだ。2011年の再起はあるのかも楽しみだ。
【来年に向けて】
来年は何が来るのだろうか。Diablo 3、EQN、Fallout Online、Funcomのキモイやつ、EQ2の新拡張、スパ4がAE準拠になるといいなぁ、FF14が化けるといいなぁ、MHP3Gがくるのかなぁ、Mech Warrior 5はどうなったのかなぁ、って感じかな?
それでは皆さん、2011年もよいオンラインゲームライフを!