寒い寒い寒い寒い寒い寒い、寒いわ!
焚き火をしても寒い
はい、全国の自宅でぬくぬく過ごしている皆さんこんばんは。今晩はワタクシ、冬の足音聞こえるキャンプ場で寒さに震えております。
いやー、今回ばかりはいろいろと選択を誤ったよ。
きっかけは、てっきり雨だとばかり思っていた週末の天気予報が、突然土日ともに晴れに変わったこと。ちょうど遠出したい気分が高まっていたところだったので、これは久しぶりのキャンプツーリングしかあるまい! そう思って家を出たんだけども、この時点でまず1つミスを犯してしまった。
出発を決意した土曜の昼の時点で、家の中の気温が暖かかった…というか暑かったもんだから、油断して夏装備で出発してしまったのだ。10月にTシャツとメッシュジャケット。冷静に考えると無謀極まりない装備なんだけど、昼過ぎに急にツーリングを決意したもんで、ちょっとあわてていたのだ。
さらに失敗したのが、目的地の選定。気温のこととかなにも考えずに、2年前に行った●山牧場キャンプ場を目指したんだけど、ここ、標高1200メートルの高原だったんだよね。100メートルで0.6℃気温は下がるわけだから、麓から大体5-7℃は気温の低い場所ということになる。一気に秋めいてきて、朝晩の気温もぐっと下がりがちなこの時期に、好き好んでさらに寒いところへと向かってしまった。
肉を食う!ご飯は一瞬で冷や飯
そういう失敗の結果が、これだよ!
せっかくのアウトドアライフなのに、アウトドアにいると寒い。死ぬ。いられない。
ただでさえ気温が低いところへもってきて、しかも開けた丘の上に広がるキャンプサイトは、風をさえぎるもののない吹きっさらし。推定気温7、8℃、体感気温5℃。完全に冬。焚き火で暖をとろうにも、暖気はあっという間に風で吹き飛ばされてしまい、まったく暖かくならない。
とりあえず体温を生むために肉を焼いて食い、あとは速やかにテントの中に引きこもって、翌朝の日の出を待つ以外に、私には採る術がなかった。
で、翌朝。
不思議な米袋&カレー
昨晩からの強風も落ち着き、快晴。8時ごろになるとテント内の気温もぐんぐん上がってきて、昨晩の極寒地獄がウソのような気持ちのいい秋の陽気になった。
いつものように、米とレトルトカレーで朝ごはん。昨晩の、早く終わらせることのみを主眼においた、作業のような炊事とは打って変わって、気持ちの余裕を持って、静かな自然の中で、ストーブの燃焼音に耳を傾けながら、のんびりと炊事することができた。あぁ、これだよ、これ。こういうゆっくりとした時間の流れを得るために、長駆ここまでまできたんだよ。
あいにく、少し米の炊け具合が悪くて、不完全なカレーライスになってしまったけど、そんな欠点すらもアクセントにして、久しぶりの野外朝食を楽しむことができた。
その後、昨晩のテントに引きこもった時間を取り戻すかのように、昼前までのんびりと太陽の下で読書などをして過ごして、正午近くになってやっと私は帰路に着いた。
道の駅「しもにた」のカツ丼
帰り道では、道の駅「しもにた」でカツ丼。下仁田といえば下仁田こんにゃくと下仁田ねぎが有名らしいんだけど、それに加えてなぜかこのあたりでは、新名物(?)とすべくカツ丼推しをしているらしい。あちこちでカツ丼、カツ丼と宣伝されていた。
そんな力の入れ具合だけに、このカツ丼も道の駅のカツ丼にしてはおいしかった。下仁田ねぎらしきねぎも入っていたり、刺身こんにゃくもついてきたりと、ご当地感が豊富で悪くない。
朝からカレー、カツ丼とやや膨らみすぎなおなかを抱えながら、少しリッチな気分で帰り道を進んで、今回のツーリングは幕を閉じたのでした。