はい、今年もやってきました、Fly!的オンラインゲーム大賞2016の季節です。
早速今年のノミネート作品を並べてみよう。
- League of Legends
- ストリートファイターV
- The Division
- Overwatch
- Grim Dawn
- エルダー・スクロールズ・オンライン
うーん、少ない。
で、この中から選ぶ今年の大賞は・・・。
The Division
かなー。今年は図抜けた大作というものがなくて、どちらかというと苦肉の選択、って感じではあるけど、自分に与えた影響とか、今年のゲーム生活傾向からするとこれに落ち着くことだろう。
【寸評】
・The Division
The Divisionを選んだ最大の理由は、今年の私のゲーム生活のテーマが「ガンファイト」だったからだ。どちらかというとオフラインゲームにその傾向が強かったと思うけど、「銃器で戦うゲーム」というものに、例年になく偏ったゲーム生活を送る年だった。
しまいには、部屋のインテリアにエアガンを買って飾ってしまうほどに、ガンファイトへの傾倒っぷりを見せた以上、その代表であるThe Divisionをもって大賞とするほかないだろう。
・League of Legends
次点で挙げるべきは、たぶんLoLかな。プレイしている期間(プレイ時間ではなく遊ぶ選択肢として並んでいる期間)の長さは特筆すべきもので、かれこれ4年間くらい細く長く遊ばせてもらっている。しかも無料で。この点は評価せざるを得ない。
ただLoLに関していうと、今年は期待していた日本サーバーの運営にかなり失望したということがあったので、その点で大賞には断じて据えたくない、と反発の気持ちがでてしまった。
・ストリートファイターV
もう歳かな。全然ついていけずにすぐにお蔵入りした。ゲームが悪いわけではないんだけども。残念君。対戦の遅延とか、そういう基本的なことはすべて問題がなく、ものは決して悪くなかったと思うんだけど、ハマれなかったなぁ。バルログの使用感がガラッと変わったのも、モチベーションの上がらない理由だったかもしれない。
・Overwatch
おもしろワイワイFPS・・・だったときは面白かった。ただ、ゲームの理解が深まるにつれて、だんだんとLoLのような、「メタで戦うゲーム」になっていったら、急速にモチベーションが下がってしまった。バスティオンをピックするだけで空気が冷めるのを感じたとき、そっとゲームを閉じたのだった。
・Grim Dawn
佳作。Diabloクローン。良くも悪くもDiabloクローン。同じDiabloクローンで有名なPath of Exileに優るとも劣らない佳作。ただ、そもそもの問題として、私はDiablo系は嫌いではないけど、絶賛もしないんだよなぁ。こればっかりは好みなので仕方がない。ゲーム特性としては、割とビルド縛りがきつく感じた(テキトーにとると詰む危険性が高い)。
・エルダー・スクロールズ・オンライン
タイトルが日本語、ってことでこれはいわゆるESOの日本語版。日本語化したというただ一点をもって、死ぬほど高く評価している。ただ、私はこのゲームを「オンラインゲーム」としてはほとんど遊ばずに、「英語版でスポイルしたシナリオ部分のやり直し」としてプレイしたので、オンラインゲーム大賞という観点では「そこそこ」程度の評価に留まった。
個人的にESOは、RvRもダンジョンも普通レベルだと思っている。RvRだけならDAoCのほうがいいし、ダンジョンだけならRiftのほうがいい。なんならFF14のほうがいいまである。ESOのいいところは、少なくとも平均点以上というコンテンツが広い範囲で備わっている、ということ。器用貧乏が美点。
【番外編:オフラインゲーム】
今年は例年になく、オフライン専用ゲームを遊ぶ年だった。オンラインゲームデビュー以来この19年間、もうオフラインゲームのできない体になってしまった、とか思っていたんだけどな。
ということで、今年遊んだオフラインゲームについても寸評しておきたい。
・Fallout 4
今年のキーワードだったオープンワールドドンパチゲームの白眉。前年のGTA5と、このFallout 4からすべては始まった。今年の年初に遊び、そして年末の今また遊びなおしているほどの逸材。内容は近未来エルダースクロール。
オンライン/オフラインを混ぜて大賞を選ぶのならば、これが大賞になるかもしれない。
・Farcry 4
オープンワールドドンパチゲームの有名シリーズ。Fallout 4と比べるとライトテイスト。Divisionと比べると、オープンワールドっぽさに優れる。高原という変わった舞台の中で、広々と気楽に遊べて悪くなかった。ボリュームが少なめだったのが難点といえば難点。
・XCOM2
ベタなエイリアン系世界観が売りの、ターン制ストラテジーゲーム。プレイ感は、スーパーロボット対戦に近い。視界の確保要素が重要だったり、手塩にかけて育てたユニットが簡単にロストしたりと、設定はシビア。操作が忙しくないので、スマホのような媒体でこそ、こういうゲームが出るといいと思った。
・Homefront: the Revolution
今年の残念ゲーム・オブ・ザ・イヤー、クソゲー・オブ・ザ・イヤーの2冠達成。オンライン対応、Farcryエンジン、オープンワールド、ってことでポストDivisionとなる逸材かと思ったら、とんだ駄作だった。動き悪し、世界狭し、視界狭し、バランス悪し。オンラインモードもあったけど、出来が出来なのでとりあげるに値しない。オンラインゲーム大賞にノミネートさせてやらんの刑に処した。
・The Crew
レースゲーム版オープンワールドゲーム。射撃のないGTA。ドライブゲームでもある。UBIの30周年企画で無料でダウンロードして遊んだが、無料とは思えないほどのクオリティで大いに楽しめた。リアル派の人には不評かもしれないけど、程よくディフォルメされた挙動、程よくディフォルメされたUSAが舞台、実車実名モデルの車、という組み合わせでドライブできるというのは、ライトレースゲーマーには楽しいものだった。
・Civilization 6
シミュレーションゲームの有名シリーズ。私には珍しいジャンル。かつてCiv4を試し、たちどころに飽きて失敗した経歴があるにもかかわらず、またしても手を出してしまった。そんな心配をよそに、思ったよりは楽しめた。が、がっつりはまったかというと、やっぱりそんなことはなく、世間の「睡眠時間泥棒」というような評価にはならないのであった。
・Skyrim SE
いまさらスカイリム。スペシャルエディションなるものが出たので、DLCを買ったと思って手を出した。安定の面白さ。プレイ途中でなぜかFallout 4に浮気してしまったので、当初の目的だった「DLCを遊ぶ」に関しては、60%ほどしか達成できていない。まぁ、いつになってもいいゲームはいいゲーム。