「やぁ、コズワース」
ってことで、冷凍睡眠から目覚め、またサンクチュアリに帰ってきました。
新サバイバルです。
今回は数時間ほど新サバイバルモードで遊んでみたので、その感想や、進捗などを述べようと思うよ。
まずはビルド。S3/P1/E1/C6/I6/A6/C5にしてみた。新サバイバルの要素を色々味わいたいので、器用貧乏系にした。荷物制限やFT制限で、資材の確保が難しそうなので、C6で供給ラインを、I5で武器分解による資材補強を、などが一応の新サバイバル対応(なにも知らないが)のつもりの処置だった。
さて、新サバイバルとはなにかをおさらいしておこう。情報サイトによると、以下のようなものだそうだ。
・手動セーブ不可、睡眠時にオートセーブ
・ファストトラベル不可、コンソールコマンド使用不可(PC版)
・敵がコンパスに表示されない
・Strong Back のランク4は、荷物を持ちすぎてもダメージを受けなくなる効果に変更
・手足などへのダメージ(手足の重症)は自然回復しない
・スティムパックなどの回復アイテム使用時の回復速度が低下
・リフレッシュ・ドリンクのRAD除去効果は -100 に変更
・コンパニオンが持てる総重量が低下
・ダウンしたコンパニオンは自動で復活しなくなり、放置するとおうちに帰ります
・クリアしたロケーションにおける敵、アイテムのリスポーン時間が非常に長くなる
・レジェンダリー出現率はノーマルの1.5倍(ハードと同じ)
・生産してワークショップに保管される水や食料の最大値が低下
・弾薬、フュージョン・コアに重量設定が追加(ミサイルやミニ・ニュークが重いので注意)
(引用元:Fallout4情報局)
これを実際に体験してみると。
つれえ・・・。
【セーブ】
まず、セーブ。これが慣れるまでつらい。「こまめなクイックセーブや、多段階セーブを駆使することによって、安心感をもって遊ぶ」ということが、このゲームどころか、TES4オブリビオン以降のベセスダゲームの風習として根付いていたので、それが奪われたことがつらかった。
死んだらセーブポイントからやり直し。昔のゲームは確かにこうだったはずなんだけど。やれやれ。
【コンソール、MOD】
コンソールはどうでもいい。といっても可能にするMODもあるようで、その他いろいろな上記の制限を緩和した「新サバイバル:ズル版」のような遊び方もあるようだ。MODも不可だと思ったけどできるんだな。
でもなー、それ新サバイバルの意味あるん?
「バグ回避にコンソールはないとー」とかいってMODを入れる人はニセモノです、はっきり言って(蝿談)。バグなんてそんなに起こらない(20D遊んで2回とかの頻度)。言い訳せずにズルしたいと言いたまえよ。新サバイバルでクリアした、ってそれ最強のアイテムをMODで出したんでしょ? 知ってる知ってる。わかってるから。
【重量】
上のリストにないけど、重量制限も厳しくなった。ノーマルだと200+S*10だったところが、半分以下になっているようだ。S3のキャラで90だった気がするから、75+S*5かな? 装備と弾薬だけで重量は50近くになるから、冒険にもっていく弁当と水と薬の量を適切にして、削れるものは削っていかないと、なにも拾ってこれなくなる。モンハンじゃないけど、「持ち物のマイセット」が欲しくなる。
【飢え】
今のところ飢えはそんなに困っていない。割と間に合う。食事は野生生物の肉を料理したものがメイン。ただし新サバイバルはなかなかリポップしない仕様らしいから、そのうち食い尽くす危険性はあるので、それまでにはなんらかの自給自足体制を作りたい。「テイト、ニンジン、汚れた水」で作れる野菜スープが狙い目かな。新サバイバルだと水たまりから汚れた水を採取できるので、スープ系がノーマルより作りやすそうだ。ニンジンを探せ。
ちなみに食料は食料のポジションになってしまったので、回復薬としての役目はほとんどなくなっているようだ。スティムパックなくして回復できず。
【渇き】
渇きも大丈夫。飢えよりも頻繁にやってくるのが面倒くさいけど、水工場産のきれいな水がいくらでも手に入るので、欠乏の心配がないのが嬉しい。そう、「水が心配なく飲めるだけで嬉しい」と思えるのが新サバイバル。
【睡眠】
やっかいなのは睡眠。睡眠をしないと疲労が溜まるし、セーブにも必要だから、頻繁に寝ることになる。しかし、寝るということは「時間が一気に経過する」ということで、これが大変困る。飢えも渇きもそうだけど、これらはすべて時間経過でトリガーするデメリットなので、時間が一気に経過すると、それだけ余計な対処が求められてしまうのだ。欲をいえば「時間を経過させないでセーブだけする」という選択肢がベッドにほしかった。眠くないのに寝るのは嫌なので。
そして、時間の経過は、同じく時間経過でトリガーするデメリットである、病気のリスクも増やしてしまう。
【病気】
これが一番つらい。どういうきっかけかよくわからなくて、たぶん単純に時間経過で判定だと思うのだけど、すごく頻繁に病気にかかる。かれこれ6時間ほど新サバイバルで遊んで、そのうち5時間は、なんらかの病気だったといっても過言ではない。なんなら複数の病気を併せ持っていることも多々。
例えば感染症にかかると、「大量出血した」とかいうメッセージとともに、定期的にダメージを食らう。回復手段の乏しい序盤にはきつすぎる、新サバイバルの洗礼だった。将来的には「抗生物質」を入手できたり、街の医者に直してもらえるようなんだけど、今のところどちらも手が届かないので、病気を抱えたまま、だましだまし生きていくしかなさそうだ。三杉くんのようにね。
【戦闘】
ソース不明情報によると、基本設定はノーマルと比べて、与ダメージ75%、被ダメージ400%らしい。プレイフィールの印象もそんな感じで、とにかく被弾が痛すぎる。E1なのも影響しているのだろうけど、火炎瓶1発で死に、被弾1回(ヘッドショットだったのかな)で死ぬ。「殺られる前に殺る」どころではなく「触られる前に殺る」が必要になる。これでセーブ不可なのだから恐ろしい。
【移動】
ファストトラベルがないので、走り回ることになる。これをだるいと感じるか、冒険と感じるかは、リアルのプレイヤーの帰宅時間と睡眠時間とによる。余裕があれば楽しめもするが、時間がないとただただだるい。
このおかげで、今まで気が付かなかったウェイストランドに点在する人々の生活の痕跡やレイダーの住処などを見つけられるのはいいところ。ウェイストランドを走っていると、移動スペルのないWarriorでNorrathを駆け回っていたEQ1を思い出す。JBoots plz。
【総評】
Fallout 4は序盤がつらいゲームだけど、それに拍車がかかっている、という印象だ。目下苦しめられている、病気や戦闘といった要素については、おそらくもう少しゲームが進めば緩和されるんだろうな、という手ごたえは感じられている。
一方で、セーブや重量や移動といったシステム面については、永遠について回る問題だろう。これは慣れる、とか、納得する、とかしかない。この部分を楽しめるか、というところが新サバイバルに向いているかどうかの分岐点だと思われる。