カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2018年11月

日記: 11月4日(2018年)

 安曇野・黒部ダム旅行。

 3日目の話(2)。

 今回の旅行最後の立ち寄り地として、安曇野の紅葉の名所らしい、霊松寺に行ってきた。

 いやー、綺麗だった。

 思い返すと、私はいままでの人生でそんなに、紅葉をわざわざ見に行く、ということをしたことがなかったんだな、と気づかされた。こんなに「ザ・紅葉の景色」というような世界に身を置いたのは初めてだった。

 今回の旅行では、車で通りすぎた山道でも、色鮮やかな紅葉をこれでもかと見た。ただ、そういうような、パッシブに見た経験は、今までにもあった。

 だけど、こうして「紅葉の名所」とされているところに、自分からわざわざ足を運んでみると、流石に名所になるような場所には、そうなるだけの破壊力があることを知った。アクティブに行くと違うんだなとわかった。

 お寺の趣も、いかにも山奥の禅寺という感じで、自然に調和したいい雰囲気だった。建物も荘厳で立派。長野県で最古の曹洞宗寺院(Wikipediaより)だそうで、歴史の重厚さも存分に感じられた。ダサい言い方をすれば、いいパワースポットだった。

 ってなわけで、旅行記録終了。驚きの全10回構成。長かった。

 このくらいの国内旅行は、何度も行っているんだけど、妙に今回は気合を入れてシリーズ化してしまったな。まぁ、書きたいときは書き、書きたくないときは書かない。それがこのブログなので、そういうこともあるでしょう。うむうむ。

日記: 11月3日(2018年)

 安曇野・黒部ダム旅行。

 3日目の話(1)。

 帰る日の朝。

 ちょっとオシャンティーに、高原のカフェで朝ご飯、とかいう真似をしてみようと、朝から車で繰り出して朝食をとってみた。

 訪れたのは、早朝8時から営業している、森の中のカフェ。そこでモーニングセットを食べたよ、っていうだけの話。

 ・・・なんだけどね。

 正直言うと、ちょっといまいちだった。

 頂いたのは、写真の通りのものなんだけど、これで900円とかする。見た目は華やかなんだけど、内実はパンとサラダとハムと卵焼き。どれも決して悪くはないけど、そんなにクオリティが高くもない。ふむ。

 たとえばこれが夏の時期で、「外のテラスで、朝の清涼な空気を浴びながら」っていうような設定だったら、その雰囲気の付加価値込みで全然ありだと思う。だけど、今回はもう朝晩の冷え込む季節。当然頂いたのも、狭いカフェの室内でしかなくて、付加価値はガクっと下がっていた。

 そう考えると、どうしても料理単体だけで評価せざるを得なくて、辛めの評点になってしまったよ。

 ともあれ、少なくとも朝食を食いっぱぐれることは避けられた。ここで補給したエネルギーを使って、最後の観光地に向かうとしよう。

日記: 11月2日(2018年)

 安曇野・黒部ダム旅行。

 2日目の話(4)。

 ダムに行き、帰ってきて、のんびりお茶をして、さらに少し休んだ後の夕飯。

 2日連続で、夕食をバーベキューにする、というわけにもいかず、さりとて貸しコテージ泊なので、勝手に夕飯が出てくるわけでもない。

 ってことで、今日は夕食はどこかに食べに行くことにしよう。そう思って、コテージ周辺のレストラン事情を調べた結果、一軒のそば屋に白羽の矢が立った。

 安曇野という土地は、ほかの信州の観光地と同じように、そば屋が多い。なので店を探すのにも困りはしなくて、コテージから車で数分のところにある、なかなかにいい雰囲気のお店で、簡単に夕食の席を得ることができた。

 入った店は、そばもさることながら、ソースカツ丼が第2の名物らしい。看板やらメニューやらでソースカツ丼がそこはかとなく推されていた。その流れに身を任せ、私もミニソースカツ丼とミニざるそばのセットを注文することにした。

 出てきたものが写真のもの。ほほう。

 まぁ、なんというか、予想通りの味だった。そばもカツ丼も飛び上がるほどうまい、というほどではなかったけど、十分においしく、満足できるものだった。

 面白かったのは写真の透明のもので、こんにゃくの刺身なるもの。普通のこんにゃくとは違って、ぐにぐにどろどろとした不思議な食感だった。はじめて食べたよ。

 ってことで旅行も山場の2日目が終了だ。

 あとは明日、帰路に着くのみ。

日記: 11月1日(2018年)

 安曇野・黒部ダム旅行。

 2日目の話(3)。

 黒部ダムから帰った後。

 一度コテージまで戻り、休憩をしたものの、まだ夕飯までには時間があった。そこで、こういう観光地にありがちな小洒落た喫茶店なんぞに出向いて、のんびりお茶でもしようか、という流れになった。

 訪れたのは、リンゴ畑の目の前にある、綺麗な三角屋根の喫茶店。

 営業は16時までとのことで、15時過ぎに着いた我々が居残れる時間は限られていたものの、小一時間ほどのんびりと優しい時間を過ごすことができた。

 大きな窓から見えるリンゴ畑の木々には、今が旬真っ盛りの、真っ赤なリンゴの実が数多くぶらさがっていて、クリスマスツリーのよう。そのリンゴの木から延びる影が、日が傾いていくにつれ、ぐんぐん伸びていく。

 木の葉の緑、リンゴの赤、陽光の黄色、空の青、雲の白、そして影の黒。 そんな光景を眺めながら頂いたブレンドコーヒーとケーキとは、連日の観光で疲れた心と体を、じんわりと癒してくれた。

 写真はそこで頂いたキャラメルチーズケーキ。すごくおいしかった。ごちそうさま。