SWTOR: 非出会い系MMORPG

 SWTORの評価は、一般にはいまひとつで、しかし一部の人には悪くない。その一部の人は、別に元来のスターウォーズファンというわけではなく、むしろ「MMORPG猛者」的な人が多いように感じられる(特に日本の場合)。

 このような現象の一因には、SWTORは人と人とがつながるための機能に乏しい、ということが挙げられるように思える。ダンジョンファインダー。LFGウィンドウ。FP進入時のメンバー召喚。SWTORにはそういった「人とつながる」ための親切機能が一切ない。そこがやはり問題なのではないだろうか。

 MMORPGがシングルプレイのRPGよりも勝る唯一の部分は、間違いなく「人とつながる」部分にある。そしてそれがゆえに、コンテンツのいくつかは当然複数人で協力するのを前提に作られている。これはMMORPGの要点である「人とつながる」をより楽しんでもらう動機付けとして機能するものだ。だけど同時にこれは、「人とつながらなければ楽しめない」という障壁としても機能してしまう。だから、「人とつながる」ことができるかできないかが、そのMMORPGを楽しめるかどうかにかかわる重要なファクターになってしまう。

 最近のMMORPGで評判のいいものは、この部分をできるだけ意識させずに、自然に「人とつながる」よう仕向けるように配慮されている。「人とつながる」というのは多分に個々の能力に影響される部分で、皆が皆期待したとおりの人脈を築けるものではないからだ。そしてSWTORは残念ながら、そういった配慮がかなり不足していて、楽しめる領域に達するほどの人脈を形成するためのハードルが、昨今の親切なゲームに比べると高い(と同時に、一昔前に比べれば低い)。

 これが酷評の大部分を占める原因だと思うわけだ。

 だから、GeneralでLFGを出すところから友人を増やしていけたり、英語には自信があったり、ひねくれずに同邦人の多いサーバーを選べたり、臆面もなくチャットチャンネルに入れたり、大勢のギルド単位で移住したり、適切な大手ギルドを見つけて加入したり、自分でギルドを立ち上げて大きくしたり、そういう自分なりの「広い人脈を持つプラン」を持てない人には、とても厳しいゲームになっている。能動的に動かなくても、気がついたら仲間が増えていた、というような奇跡の展開はなかなか起こらないゲームだ。

 逆に少なくとも、シングルシナリオの出来、Flashpointの出来、War Zoneの出来、メインタウンの賑わい、ゲーム中の野良募集頻度、Generalチャンネルでの雑談、Operationの出来、初動のボリューム、このあたりが従来のMMORPGと比べて劣っているとはまったく思えない。どんなに低く見積もっても水準並というところだ。

 ってなわけで、SWTORは人を選ぶゲームだとは思うし、かなり水準に及んでいない箇所も多いけど、言うほど駄作とも思えない私なのでした。少なくとも、買って損した感はないかなぁ(私は3ヶ月遊べれは良ゲームだと思う派ってのはあるけども)。

 あとはまぁ、今後懸念されるのは、コンテンツ量、かな?

SWTOR: 非出会い系MMORPG」への2件のフィードバック

  1. cyrkle

    同意します。

    ああ、あの時は面白かったなって今思い返してみると
    それは「人とつながる」部分が最大限上手く
    機能してたときだなあって思います。
    クエストのストーリーラインも一人でやるより誰かと一緒に
    進めてあーだこーだ言いながらやるほうが楽しかった。
    これらの体験で自分は既に元はとれたなあって思ってます。

    ところでダンジョンファインダーって便利すぎて
    道具の側面が際立ってる感じがしてしまい、
    あまり好きじゃないんです。クロスサーバーとか
    友達増えないし。
    riftのときは導入されてからグループ組んで友達増える
    ことが稀になってしまった。

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  2. Nez/蝿

    こんなことを書いているけど、私は実はシステムで用意してくれないと
    なかなか人脈広げられないほうなんだよね。

    だからBlogを書いてみたり、チャンネルを立ててみたり、
    状況が人脈を増やしてくれるといいなぁ的行動に出る。

    欧米MMORPGだとそういう動きが目立つので人脈増えるけど、
    アジア系MMORPGだとそういう人が多くて目立たないから、
    仲間いない!→つまらん、がおおい。
    これは層が違うような、場違い感を自分で感じているところもあって、
    自分から厭世的になってるところもあるんだけどね。

    返信

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