日記: 5月25日(2013年)

 善光寺&松本城ツーリング2日目。

 東京はこの日は曇り空だったようなんだけど、松本市内は昨日に引き続き朝から快晴。気分は最高だ。

 昨日夕食を採ったパブで聞いたところによれば、この週末は松本市内の公園で「クラフトフェア」なる催しがあるらしく、市内は年間でも有数の人出になるらしい。ちょっと面白そうだとは思ったけど、ツーリングをして夕方までに都内に帰還する必要があったので、立ち寄りはしないことにした。

 惜しかったかな?

 【シーン2-1:珈琲まるも】


珈琲まるも

 ホテルから徒歩30秒くらいのところにある喫茶店「珈琲まるも」でモーニング。

 単純にホテルから最も近く、かつ最も朝早くから営業しているということで、この店で朝食を採ろうと思ったんだけど、実はかなりの有名店だったらしい。8時開店のところを、7時59分30秒くらいに店についたら、もう店の前には行列ができていた。幸い、私はギリギリで席を確保できたものの、私よりも遅れてやってきた人々は、軒並み入店待ちで外に並ぶ憂き目に会っていた。間に合ってよかった・・・。

 店内は松本民芸家具でまとめられたシックな内装がいい雰囲気。モーニングは500円で、サラダ、コーヒー、バタートーストという内容。混雑はしていたし、多少配膳は遅かったものの、一旦席を確保できてしまえば、のんびりと朝のひとときを過ごすことができた。

 【シーン2-2:松本城リベンジ】


午前の松本城

 昨日、内部見学をし損ねた松本城に再訪。昨日とは光の当たる角度が異なっていて、また違った趣ではあるものの、美しい威容は相変わらずだ。

 しかし松本城はいい城だなぁ。城などに詳しいわけではないけど、この城は今まで見たいくつかの城と比べても、かなり立派だ。この上を狙うには、姫路城あたりに行くしかないような気がするよ。しらんけど。

 朝一番で来たので、混雑に遭遇することもなく、快適に内部も一通り見学できたんだけども、帰る頃には続々と人が増殖してきていた。ホテルの人の話では、込む時には入場制限がかかって、行列待ちにもなるそうだから、朝早く来て正解だったかな。

 【シーン2-3:美ヶ原へ】


白樺と木漏れ日の中で

 ホテルをチェックアウトし、美ヶ原スカイライン―美鈴湖―県道62号―県道464号を経て、美ヶ原へ。

 狭いわクネクネだわで、バイクだから良いようなものの、四輪車でここは通りたくないな、というような道をひたすら進んでいった。途中、あんまり幻想的な風景だったので、思わずバイクを止めてパシャリ。

 でも、こうしてみると美しいだけなんだけども、実は小さな羽虫が大量に飛び交っていて、撮影のためにバイクを止めたら、それらが大挙して群がってきたので、すぐ逃げる羽目になったりもした。写真には写らない現実がそこにはあったよ。

 【シーン2-4:美ヶ原】


美ヶ原の駐車場

 美ヶ原に到着。

 ここまであまり他のバイクに遭遇しなかったんだけど、ここにきたら突然バイクを大量に目にするようになった。

 しかし、私の記憶に在る美ヶ原と少し違うんだけど、いつの間にこんな風になったんだろう。私の記憶では、もっと砂利道があったりして、その中にぽつんとバラックのようなみやげ物屋が立っていたりもして、トイレは有料だったりして、要するに「荒野」というようなイメージだったんだけども。

 それが今では、道の駅までできていて、施設は快適、当然トイレは無料となっていた。いいことだ。

 【シーン2-5:ビーナスライン】


白樺湖を見下ろす

 美ヶ原からは、今回のツーリングのツーリング的な部分におけるハイライト、ビーナスライン走行だ。

 八島ヶ原湿原、霧が峰、車山、白樺湖などのおなじみのランドマークを抜け、どんどん下っていく。時間帯がよかったのか交通量も少なく、快適に走行することができた。

 少し残念だったのは、標高の高いところの草花は、「青々としている」というほどのところまではいかず、どちらかというと枯れ草を中心に構成された「茶色い」丘陵、という状態だったということだ。もう季節は初夏だけども、高原ではまだ冬の名残が残っているようだ。これはこれで悪くはないけど、やっぱり緑の絨毯と、青い空という爽やかな組み合わせが見たかったなぁ。

 【シーン2-6:そば庄】


天ざる

 この日の昼食も前日に引き続き蕎麦。

 もう何度も立ち寄ったことのある、個人的なビーナスラインのふもとのお気に入り店、「そば庄」で天ざるをいただいた。

 うむ、うまい。

 しかし、この店はいつも繁盛していて、時には外で並んだ記憶すらあるんだけど、この日はがらーんとしていた。一体どうしたんだろう。待たずに入れたし、広々とテーブルを占有できたから、よかったといえばよかったけど、ちょっと心配だ。

 【シーン2-7:談合坂SA】


フライドポテト

 ビーナスラインを走破したあとは、一路東京に向けて帰路についた。

 昨年末痛ましい事故のあった笹子トンネル上り線を、事故後はじめて通りもした。もう事故の形跡は見つけることができず、普通に運用されていたけども、でもどうしても通る時には少し意識してしまったよ。

 で、最後に立ち寄った談合坂SAでフライドポテトなんかを食って締めとした。うまうま。

 【総括】

 ということで、1泊2日のツーリングは幕を閉じた。

 ランドマーク類については、それぞれの項目で述べたので、それ以外のこまごまとした感想を補っておきたい。

 まず見てのとおり、天気が最高によかったのは僥倖だった。東京は曇り空だったそうだから、いいタイミングで行ったものだと思う。こっちはそんなことを知りもせず、「今週末はどこもいい天気」だと思って走っていたら、帰路、笹子トンネルを抜けた途端に空が曇っていて、気温もいきなり下がったから驚いたものだ。

 蓼科高原近辺は再開発が進んでいるのかな。白樺湖~諏訪ICまでの郊外の区間は、昭和の時代にはそこそこ有望な観光地になっていたものの、その後そのおんぼろさゆえに人気が衰えてすっかり閑古鳥、というような状態だと思っていたんだけど、今回のツーリングでは、この区間に新しい飲食店や観光施設が増えてきているように感じられた。そば庄に客がいなかったのは競合が増えたせいかも、と思ったし、白樺湖のファミリーランドも一時期は廃墟のようで死に体だと思っていたのに、また綺麗にリニューアルされていたりもした。

 八ヶ岳PAの下り線では、美味しいお土産を買えた。1つはソーセージで、1つはチーズタルトなんだけど、どちらも絶品といって差し支えない品質だった。通販でもできればリピしたいレベル。

 暴走バイク軍団には今回は遭遇しなかった。というか、午前に松本方面から茅野方面にビーナスラインを走るのは多くのツーリングライダーにとっては「逆走」になるらしく、対向車線にくらべて、同一車線上にバイク自体が少なかったようだ。

 服装は、Tシャツ1枚にメッシュジャケットという、真夏スタイルで挑んだ。好天のおかげでこれで十分だった。気温は最高/最低が28℃/10℃くらいだったのかな。夜は冷えたようだけど、その頃はバイクを降りて着替えていたので問題なしだった。

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