日記: 4月11日 (2004年)

 昨日、今日と、春の本領発揮といわんばかりの、すがすがしい晴天。なのに昨日は某計画のために、昼間から家にこもりっきりだったので、今日こそはこの春を満喫すべく、ショートツーリングに出てきた。

 行き先はまたしても、家からバイクで一時間前後の距離にある相模湖だ。奥多摩湖に行くのが、東京近辺のバイク乗りの定番らしいんだけど、なんとなくバイカーが多そうなところって、逆に引いてしまうシャイな私。ってなわけで、首都圏バイカーの聖地とも言うべき奥多摩湖などには、未だに行ったことがない。いつか行こうかな、と思ってはいるけど、・・・行かないまま終わりそうな気もしている。

 とはいっても、この日本で休日にバイカーがほとんどいないところなんて、真冬や雨の日でしかなさそうなので、「遠くなく、近くもなく、気軽にいけて、比較的バイカーがいなそうな、金のかからないところ」へ行くために相模湖へ向かったのだった。

 今まで相模湖にいくには、甲州街道を八王子から陣馬街道に入って和田峠を越えるルート、R413を通って津久井湖にも寄れるルート、をとったことがある。陣馬街道ルートは、かなり狭く、急勾配のルートで、へたれライダーの私としては、せいぜい片道でいいや、という疲れるルートだった。R413は、すり抜けしにくい狭い道に、いつも車が渋滞しているという、あまりいい印象のないルートで、ここはもう使いたくない。

 ってことで、今回は甲州街道(R20)を東京から甲府方面へずーっといくという、王道ともいうべきルートで行くことにした。つまらん? 別にいいのだ。もう歳なんです。

 さて、甲州街道コース。さすがに幹線道路だけあって、交通量はそれなりに多いものの、R413ほど混雑はしていない。高尾駅前から高尾山口までの、観光のメッカの区間だけやや混んでいたけど、道幅が比較的広かったので、すり抜けをしながら問題なく通過できた。その先はもう完全に車は流れていて、走ってみれば今までのどのルートよりも早く、相模湖に到着することができた。

 ところがさすがに春と言うことか、おもしろくもなんともない(来といて言うな私)相模湖周辺では、大量のバイカー達が疾走しているではないか。相模湖の20円のバイク駐輪場も、マスツーリングの連中に占拠されていて、止めるスペースがないという有様。

 仕方がないので、近くのファミレスの駐車場に停め、ついでに腹が減ったのでそこで昼食をとることにした。その後、バイクをファミレスに置き去りにしたまま、相模湖畔をてくてくと歩き、ボートやら釣り人を眺めたり、芝生の上でぼーっとしたりして、のどかな時間を大いに満喫して、再び家路についたのであった。

 子供の頃に両親と過ごした休日、というような暖かな充実感があって、非常にいい気持ちだ。うむうむ。

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