Stormreachに到着し、冒険者(便利屋)生活をはじめたNez君。今いるのは、Harbor(港湾地区)の乗ってきた船が係留してある波止場周辺だ。
Harborは、かなり広いゾーンなんだけど、怪しいよそ者の流入をシャットアウトするために、波止場と、それ以外の部分との間に、門が置かれ、その交通を厳しく制限している。まだ新参者であり、Stormreachの街の信頼を勝ち得ていない私は、その「信頼」を得るべく、クエストをこなすことにした。
うわさによると、波止場の酒場近くにいる、Lord Goodbladeという男が、信頼を得る手段を知っているらしい。なにやら、派手な服を着た怪しい男だけど、他に手段もないことだし、とりあえず話を聞いてみることにしよう。
(ここから先はネタバレを含むので、見たい人だけ見てください)
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Lord Goodblade:
「門の向こうへ行きたいと…ふむ。
私の幼馴染、Sir GrassleyはCoin Lordの絶大なる信頼を勝ち得ている。彼の一言で、君のStormreachにおける評判は、『Stormreachの友人』として広まるだろう。彼の祝福が得られれば、君の行く手を阻むガードなど居りはしないのだ。
さて、我々に必要なのは、彼との友情を築くための贈り物である。私は、それにふさわしい、価値ある贈り物のありかを3つほど知っている。すなわち、古代の短剣(Ancient Dagger)、貴重な巻物(Rare Scroll)、そして治癒の秘薬(Healing Elixir)の3つだ。
さぁ、どれを彼のために手に入れるかね?」
Nez:
「うーん、ダガーにしてみよう」
Lord Goodblade:
「ダガーは先代のガードキャプテンとともに埋葬されている。彼と彼の不幸な士官たちは、いまだにCrypt of Guardを彷徨っているのだ。君は、ダガーを手に入れるために、彼らを眠らせてやらねばならない。Cryptの入り口は、ここから北東の街路の先だ」
Nez:
「ちょろいちょろい。任せろ」
Lord Goodblade:
「あ、そうそう、スケルトンには殴る武器、ゾンビには斬る武器で対処するといいぞ」
Nez:
「スケルトンには殴る武器、ゾンビには斬る武器、ね。オッケイ」
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というわけで、街の権力者(?)にワイロを渡すべく、おしゃれダガーを探しに、墓荒らしをすることにしたのでした。うむ、こういう言い方をすると、実にダーティーだ。
ファイターの私には、これといって魔法の選択のような準備動作がない。荷袋にソードもメイスも入っていることを確認し、いざ、Crypt(地下墓地)に突撃だ。
Cryptに入ると、蜘蛛の巣だらけの石作りの隧道が伸びている。隧道の左右には、列を成して棺おけが立ち並んでいる。棺おけはクリッカブルなオブジェクトのようで、カーソルを合わせ、クリックすると、瓶や箱のように、破壊して中身をチェックすることができるようだ。
クリックできるならばしなければならない。冒険者の掟といえる。おもむろに棺おけを殴り壊す私。
ボカ。
あっさりと四散する棺おけ。もろいにもほどがある。
棺おけを破壊すると、クエストジャーナルにオプショナルクエストが表示された。曰く、「棺おけをすべて破壊せよ(あと50個)」。なるほど。棺おけもなんらかの諸悪の根源。破壊しておけ、ということのようだ。
嬉々として棺おけを破壊して回る私。棺おけを破壊すると、お金が出てきたり、たまにスケルトンが出てきたりする。最初スケルトンが出たときは、えらい驚いたものの、出てくるアクションの最中に殴り殺せるほどに弱い骨君。全然恐怖感なく、棺おけを破壊して回ることができた。
そんな風にして、棺おけ処理をしながら進むと、豪華な棺おけが横たえてある部屋にたどり着いた。そして、その棺おけの前には、ゾンビ風のアンデッドモンスターがたたずんでいる。
「スケルトンは殴り、ゾンビは斬る」
教えを思い出して、剣に持ち替えてゾンビを殴る。だんだん操作に慣れてきたので、回り込みを駆使して、ずばずばと切り刻むと、無傷でおもった以上に簡単に倒すことができた。操作で回避したのか、スペックで回避したのかはわからないけど、オレツエー!
ゾンビを倒すと、クエストジャーナルにさらに「Captainの霊廟にたどり着くために、3体のガードマンを倒せ(あと2体)」との項目が追加になった。どうやらこのゾンビをあと2体倒さねば、主目的であるところの「Captainを倒し、ダガーを手に入れる」は達成できないようだ。
やるべきことはわかった。あとは探索を続行するのみ。
さらに棺おけを破壊しつつ、見つけた部屋でガードマンを倒していく。途中、Captainの霊廟らしき入り口があったけど、魔法的ななにかで閉ざされていた。やっぱりガードマンを倒しきらないといけないようだ。
途中には、檻閉じ込められたあげく、毒霧が噴出してくるようなトラップルームがあったりと、随所にこのゲームのウリであるギミックを(非常にまだシンプルだけど)織り交ぜつつ、クエストを進めて行く。
やがて、すべての棺おけを破壊し、ガードマンを倒しきることができた。あとはCaptainを残すのみだ。
先ほど閉ざされていたCaptainの霊廟まで戻ると、今度はその入り口は開け放たれてた。封印は解除されたのだ。
中に突入すると、もうもうと立ち込める霧で視界が悪い。その霧の向こうには、棺おけがさらに数個並んでいるのが見えた。このどれか(または全て)に、Captainとその部下たちが、未だにアンデッドとなって存在しているに違いない。
意を決して、突撃!
Captainキタ! スケルトンだ!
あわてて鈍器に持ち替え、華麗なサイドステップで攻撃を回避しつつ、殴りあう。すると周りの棺おけからも、わらわらとスケルトンがやってくるではないか! 形勢は1対3! うへー! エンハンスメントの「AC増加」を使いつつ、囲まれないように動き回って、反撃をする。
戦うこと1分弱。1体、また1体とスケルトンは崩れ去り、全てのスケルトンを倒しきることができた。
こんな気分の悪いところは、直ちに脱出せねば。速やかにダガーを回収し、私はGoodbladeの元へと帰還したのだった。
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Lord Goodblade:
「美しい! いい仕事してますね~。これをSir Grassleyに贈れば、彼がきっと君に権威を委ねてくれることだろう。Guard Heorogarに”私はSir Grassleyの親友だ”と言ってみたまえ。彼は速やかに道を明けることだろう」
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というわけで、首尾よく街の権力者にワイロを渡せた私は、より街の内部に入れてもらうべく、門を守る衛兵、Guard Heorogarに会いに行ったのであった。
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Guard Heorogar:
「Harbormaster Zinは、この門を怪しい連中を入れないために閉ざすよう命令された。私は君を通してやる権利を持ってはいるが、君はまず、自分が正しい意志の持ち主だと私に示さなければならない。
さて、冒険者よ。君は私にどんな話を聞かせてくれるのかな? Stormreachに誰か君に太鼓判を押してくれるような人はいるかな?」
Nez:
「ふふふ、なんと! 私は! Sir Grassleyの親友なのだ!!」
Guard Heorogar:
「BWAHAHAHA」
Nez:
「なにが可笑しい? Sir Grassleyが友人を助けないとでも?」
Guard Heorogar:
「もし君が彼の親友だとしたら、彼の20年前の死を知り、悲しむことだろう。彼は、未だに捕まっていない反逆者によって、背中から刺されたのだ」
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な、なんだってー!? Goodblade、アノヤロー…。
—
Guard Heorogar:
「誰かが、そんな冗談を君に言ったことが、残念でならない―きっと、「Lord」と名のつく、あの人物なのだろうな」
Nez:
「そう、Goodbladeだ。…つまり、オレはここを通る権利を準備できていってことか」
Guard Heorogar:
「ああ、そうだな。君が準備したのは、ならず者Gerryのための、一週間分のワインと女、ということになる」
Nez:
「(がっくし)」
Guard Heorogar:
「しかし、私は君が厄介な犯罪者ではなく、Goodbladeの計画にはまっただけだということは納得できた。よし、ここを通るがいい。ただしこれだけは忘れるなよ、Stormreachに見たままその通りなんてもんはない、ってことをな」
Nez:
「ワオ! サンクス! 通る準備はできてるぜ!」
Guard Heorogar:
「幸運を。最後にひとつ助言をしよう。Coin Lord Berrigan Engeに会え。彼は、新参者にしばしば救いの手を差し伸べてくれるはずだ」
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ってなわけで、無駄骨ちっくな仕事させられた(物品面での報酬はよかった)ものの、なんとかHabor全域を通行する権利を得ることができた。狭い波止場を飛びだして、いよいよ行動半径も広がってくる。
オラすっげぇワクワクしてきたぞ!
たのしんでるようでよかったです。
ハーフリングの外見に絶望してやめてしまうのでは
ないかと思いました。
DDOはドワーフもいがいとあっさりした顔つきですね。
それが残念で…。
ふふふ。
やはりパーティプレイが楽しいですね。
しかし、あまりにもテキトーにキャラを作ったので、この先が不安だ。
かといって、どこをどう直すかと聞かれても、
それもよく思い浮かばないんだけど。