ずーっと1人で、Harborの内部に入れるようになるまで頑張ってきた私だけど、さすがにだんだんと人恋しくなってきた。
そこで、日本最大(にしてほぼ唯一)のDDOコミュニティサイトで募集していた、「ヘッドスタート記念ヘルメットをもらおうギルド」に参加し、冒険仲間を探すことにした。ちなみに、「ヘッドスタート記念ヘルメット」というのは、ヘッドスタートイベント参加者が、10人以上のメンバーを擁するギルドに参加していると、HP+5なヘルメットがもらえるというものだ。
んが、いざギルドに参加してみると、見事にギルドチャットが大破していた。「LFGです~」的な声を出してみても、案の定反応がない。まぁ、これはギルドチャットが壊れているせいか、単にFighterの需要がなかったせいかはわからないけども。
そこで、ギルドのIRCに入っておき、そこで募集がないかをチェックしつつ、ソロったり、TVをみたりして時を待つ、という方針でParty探しをしてみることにした。そして数分後、思惑通り、タイミングよく募集がきた! 厳密に言うと、他の人らが「~さん、一緒にやりませんか」と言っているところに、呼ばれもしないのに「私も混ぜてください~」と、半ば強引に割り込んだわけなんだけど、そこはそれ、魅惑の妖怪人間ベムスマイルでごまかすことにする。
快く同行を許してくれた旅の仲間は、Forkinsさん(Human:Wizard)とYELLOWさん(Human:Rogue)の2人。私が参加した時点で、2人はすでにクエストを開始しているとのことだったので、追いかけるようにクエストゾーンに急行した。
クエスト自体は、私はすでに終えてしまっている、例の「門を越えるための3つのクエスト」のうちの1つ。このクエストをまだやっていなかったYELLOWさんは、まだ門を越えられないということで、それをサポートして門の先に進めるようにする、という方針のようだ。
すでにモンスターが駆逐されている下水道の中を進み、クエストが終了する寸前に追いつくことができた。
Nez:
「どもー」
YELLOW:
「どもー」
Forkins:
「すいません、オプションでEnable Voice Chatにチェックを入れてもらえますか?」
Nez&YELLOW:
「!?」
(チェックを入れる)
Forkins:
『あー、きこえますか?』
Nez&YELLOW:
「声でたーーー!」
というわけで、ボイスチャットを使うForkinsさんと、ローマ字チャットの2人という、不思議な3人組みの冒険が始まった。
Forkinsさんはヨーロッパβをやっていた人で、先の展開をよく知っているんだけど、できるだけそれを言わずにいてくれる稀有な人。必要なときにだけ、多すぎず、かつ、的確なアドバイスをくれて、大変助かった。マイクがずれると何言ってるのか聞こえなかったりするのはご愛嬌。
YELLOWさんは私とおなじく初心者の人。女キャラなんだけどモヒカンだったり、Rogueなんだけど、罠で串刺しにされたり、輪切りにされたり、落下死したりと笑いのツボを外さないファンキーレディ。
そんな2人と会話をしながらプレイするだけでも面白く、Rogueの罠はずしや、Wizardの火力、Fighterのストッピングといったそれぞれの長所を生かした協力プレイは、それ以上に面白かった。
3人という微妙な人数に加え、ヒーラーがいないということもあいまって、クエストではしばしば、「うお!ぎりぎりやん!」というような局面を迎えるんだけど、逆にそれが緊張と知恵を要求する事になって、プレイを締めてくれた。この後、何度かグループを組んだんだけど、多くの場合、黙々と目的地を目指したり、戦力的に強すぎたり、先を知っている人の過度な先導があったりして、このときほどの緊張感を楽しめることはなかったなぁ。
結局、深夜までHarborのこまごまとしたクエストを4つ5つも連続でこなし、大満足で解散となった。
Harborの海に突き出た酒場で受けられるクエストをすべて終了させるまでプレイをしてしまい、さすがにかなり疲れてしまった。けど、これだけ連続でやっても、楽しさが損なわれてなかったのは、愉快なパーティだったおかげに違いない。
うーん、こういうPartyプレイをできるだけ多くしていきたいものだ。