前回のFFXIV-APPの記事のコメントで教えてもらった和製ログ解析ツール「LogRep」を試してみた。
昨日はなぜかワンダラーパレスのCFが盛んで、キューを入れるとDPSでも5分ほどで引っかかるという状況だったので、試用するにはもってこいだった。そこで5、6回ほど使ってみた感想は以下の通りだ。
- 基本的には「事後解析ツール」
- 起動したままプレイをすると、自動的にログを溜めていく
- 溜まったログをあとから「解析」することで、DPSなどを算出する
- 起動しながらリアルタイムにDPSをみる、というようなことはできない
- 事後の解析結果はDoTも読み込んでいるなど、精度が高そう
FFXIV-APPとの1番の違いは、これは事後に解析するツールだ、ということだと思う。
ダンジョンで遊びながら、「この人はDPSが高い/低いな」というような、リアルタイムな判断には使えない。遊び終わってから落ち着いたところで解析して、「ああ、あの人はDPSが高かった/低かったんだな」というような使い方になる。個人的には、遊んだ後に解析して研究するほど熱心ではないので、この点ではFFXIV-APPのようなリアルタイム解析のほうが、その場で一喜一憂できてうれしいかな。
でもその一方で、解析内容が細かく、精度が高い(っぽい)のは、FFXIV-APPよりも大きく優れている点だ。DoTダメージの算出ができたり、ダンジョン別、相手のモンスター別の結果が一覧できたりと、ツールとしての信頼性が高い。本気でダメージを解析して、成長につなげたいというなら、このツールに軍配が上がるだろう。
ダメージメーターとしての評価ではないけど、アラーム機能がある点なども、画面を注視しにくいヒーラーなどにとってはうれしいかもしれない。
個人的には残念ながら、今のところFFXIV-APPもLogRepも、どちらも決定版って感じはしない、という感想だ。前者は精度に難があるし、後者はリアルタイムで見れないので私のほしかったものではない。
でもこの先、FFXIV-APPの解析精度が上がるかもしれないし、LogRepにリアルタイム表示機能が加わるかもしれない。はたまたACTにFF14パッチが出たりしちゃうかもしれないし、それとも名も無き新星が現れるかもしれない。
FF14の周辺の発展も、実に楽しみだ。
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写真の表について。
写真の表は、過去3周ぶんのワンダラーパレスのログを、DPSを降順にして表にしたものだ。
Player欄が白い文字の行は、最新の1回の結果を示している。灰色の文字の行はそれ以前の過去の履歴になる。灰色の履歴の行の値に関しては、値が最新の行との差で表示される。
Enemy欄が空白のものは、その回のボス戦のみを集計したDPSを示している。それ以外はそれぞれのモンスターを相手にした時のDPSだ。でも、ボス戦の集計値と、ボス戦の個々の値の合計が合致しないんだよね。どういう計算式で集計しているのかは不明だ。
そんな風に、個々の戦闘結果と、まるっとその回全体の集計値が、ひとつの表にまとめて表示される、というのがデフォルトの表示になっているようだ。
それを踏まえて、この表の場合、例えば以下のようなことがわかる。
1、2、3行目から。過去3戦でボス戦で最もDPSを出していたのはいずれもFly Xiv。しかしFly XivのDPSは最新よりも、過去2戦のほうが高い。
3行目と4行目から。最新1戦におけるボス戦での吟遊詩人(BRD)のFly Xivのダメージ内訳は、DD 30582 + Crit 16800 + DoT 11462。同じパーティーの竜騎士(DRG)のダメージ内訳は、DD 48649 + Crit 4950 + DoT 2907。吟遊詩人は通常ダメージは小さいが、それをクリティカルとDoTで補っている、ということがわかる。