イギリスで食ってはいけないもの。それはイタリアンだ。
・・・ってことはわかっていたんだけども、ずーっとイギリス料理を食べ続けていて、変化球が欲しかったので、一縷の望みをかけて入店したのが、このブロードウェイのイタリアンレストラン、Pregoだった。
が、その結果は「やっぱり食ってはいけなかった」。率直に言って不味かった。
一応店の名誉のために言っておくと、選んだメニューがよくなかったかもしれない。ちょっと胃も疲れていたので、ベジタリアン向けのリゾットなどという、肉好きの私にしてはガラにもないものを選んだら、当たり前ながら、面白くもなんともない味のシロモノだったのだ。自爆といっても、まぁ差し支えはない。
でも、それを鑑みても、あまりにも味気ない料理だった。それに他にピザとパスタも食べたけど、それらもやっぱり美味しくはなかった。例えば日本のサイゼリアにすら、大きく劣る出来栄え。うーん、なんだろうな、どれも味がないんだよな。基本的に味がなくて、うまみもなくて、風味もない。ピザは香ばしさがないし、パスタは茹ですぎ。お約束どおりのイングリッシュイタリアンだった。まるで病院食。
しかし、不思議なことにこの店、海外旅行サイトにおける評価は悪くないんだよね。確かに接客は非常にフレンドリーだったし、コッツウォルズにしては今風でお洒落な部類の店だった。でも、食えば一気にその印象は覆ってしかるべきだと思うんだけど・・・現地の人々とは味覚が違うとしか考えられないな。