チャリ通: 車載空気入れ導入

 前回までのあらすじ。

 ――小賢しいギミックに心奪われ、シートポストポンプを導入した蝿。しかしサイズの合わないシートポストを使うことで、蝿のひざは痛めつけられ、ついにシートポストを純正に戻す決断を余儀なくされた。このままでは車載ポンプがない。どうする蝿!?

 べんべん。

 ってことで、ポンプを買いました。

 品名はGIYO GP-61S。Amazonで怪しげな中華業者から1700円で購入した。同商品については、ネットでは「980円で買った」などという話もあったんだけど、現在は品薄なのだろうか、強気の値段設定のものしかなかった。がっつりと足元を見られたかたちだ(そう気づいたのは注文後のことだった)。

 品物は中国は広州から遠路はるばる、船便で6日かけて到着したんだけども、ここでひとつ問題が発生した。購入した商品名はGIYO GP-61Sのはずなんだけども、到着した品物の包装にはGIYO GP-41Pと書いてあったのだ。おいおい。

 でも、うーん・・・まぁ、見なかったことにしよう。中華業者にクレームなんて、徒労に終わるのが目に見えている。実際にはこれが61Sなのか41Pなのかはわからないけど、空気入れは空気入れだし、使えればいいさ。

 で、早速それを使って空気を入れてみると、すんなりと使うことができた。というか街乗りには十分な空気圧にまで、実に簡単に空気を入れることができて、むしろ感心してしまった。いや、空気入れなんだから、できて当たり前なのかもしれないけど、正直なところ、「こんな小さな空気入れは、せいぜい緊急用くらいの性能だろう」と舐めていたので、想像以上の実用性に驚いてしまった。

 性能チェックの後は、これを自転車に装着した。付属のステーを自転車のボトルケージ用のボルトで固定し、さらにステーの上からタイラップでくくって完全固定の構え。がっちりと装着された空気入れは、脱落などの不安を微塵も感じさせず、サイズも小さく邪魔にならない。理想の仕上がりになった。

 ってことで導入した小型空気入れ。かなり使いやすかったので、出先でも気になったら気軽に空気を補充できそうだし、緊急時の備えとしても心強い味方ができた。

 予想以上のいい買い物になったようで満足だ。

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