日記: 4月29日(2018年)

 あーあーあーあーあーあーあーあー。

 ついに来てしまった。

 「蝿様は次期マンション理事会役員候補となっておりますので、次回総会にはご出席くださいますよう・・・」

 と但し書きされた総会資料が我が家に届いてしまった。

 今の家を購入した時に、予告はされていたんだよなぁ。「前回売り主様が役員を務めた時からの周期的に、数年以内に蝿様の役員の番がやってくると思いますよ」と。それがついにきた。

 そんなわけでこの日、仕方がないのでマンションの管理組合総会というものに、入居以来初めて参加してきた。

 参加した感想としては、まぁまぁ興味深くはあった。

 「あぁ、総会とはこういう雰囲気なのか」とか、「こういう人達が同じマンションに住んでいるのか」とかいうことがわかったし、今まではろくに読んでいなかった総会資料も、じっくり読み込むことで、マンションの抱えている問題や課題が、よりクリアに見えもした。

 しかし、恐怖はそのあとにあった。

 総会が終わり、現役員と次期役員候補だけが居残り、役員の引継ぎが行われた。

 役員は、理事長(全部やる人)、副理事長(何もしない人)、監事(何もしない人)の3役からなっているらしい。ほかのマンションはどうかわからないけど、うちのところはあまり活発な理事会ではないようなので、こんなものだ。

 この中では、どう考えても理事長が貧乏くじ。本当は是が非でも避けたかったのだが・・・。

 次期役員候補は、私、60代前後のおばさん×2、の3人。おばさん2人は新規分譲時代からの仲のようで、すでに結託している。開始前から明らかに私の形勢が悪い。

 案の定、役を決める段になるやいなや、おばさんたちは2人がかりで、「私たちは以前にやった」だの、「若い方に・・・」だのと、私に押し付けるオーラを全開で出してきた。で、まぁ、ウダウダ抗弁するのも面倒くさかったし、ちょっと格好つけたかったし、とっとと閉会してほしかったし、ってことで、あまり反発せずに、1年くらいならいいかと快諾してしまったのだ。

 ああああああ。なにやってんだ私は!

 今冷静になって考えてみると、やっぱり引き受けるんじゃなかった。めんどくせええええええ。「格好つけたい」じゃないよアホ。恥も外聞もなく回避だろそこは!

 ってなわけで、私は1年間、理事長の肩書を持つ蝿になりました。

 よろしく。

 追記:さっそくエレベーターであった気持ち悪いおばさんに「隣の家がうるさいのよねぇ。なんとかしてくれる?理事長っていうのはそういうことをするらしいわよ」とか気持ち悪くささやかれた。死にたい。

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