日記: 1月2日(2022年)

 日付はテキトーでしばらく年末年始の記録をしていこう。

 今回は、年末にジョンソンタウンなる区域に立ち寄った話。

 ジョンソンタウンというのは、埼玉県入間市にある元米軍住居地域跡地に作られた街区で、米軍住居時代そのままの建造物が残されているため、独特の古き良きアメリカンな街並みが楽しめる場所・・・らしい。

 存在は以前から知っていて、興味もあったものの、所詮は、といったらなんだけど、要するにただの地方の町の1区画だろうと割り切っていたので、なかなかこれだけのために赴く気にもなれず、かといって周囲にセットにできそうな観光地もなく、といった感じで、ついぞ足を向けたことがなかった。

 それがこの度、たまたまこの辺を車で通りかかることがあったので、やっと訪問することができた次第だ。

 で、歩き回ってみたんだけども・・・。

 最初の感想は「時期が悪かったな」だった。

 次の感想は「やっぱり小さいな」だ。

 そして最後に感じたことは「雰囲気はなかなかいいな」「ランチ時にきたかったな」というところだ。

 まず時期。この日記は1月2日付で記載しているけど、訪問したのは12月29日水曜日の午後14時ごろだった。年末、平日、真冬、半端な時間。これは条件が悪すぎた。

 そんな時期だったので、店の半分ほどは年末運行で開店しておらず、しかも冬の寒空の下で寒風吹きすさぶといった情景。半ばゴーストタウンというか、物寂しげな雰囲気が街路には漂っていて、牧歌的なアメリカンカントリーな雰囲気を楽しむには、必ずしも最適な環境ではなかった。ただ、その分、他の観光客が少なかったのはよかったかな。

 次に規模感。これは地図を見た段階でわかっていたことだけど、米軍住居の建物があるジョンソンタウン区画は、縦横ともに徒歩1、2分くらいで踏破できるくらいの大きさで、狭い、小さい、と言わざるを得なかった。そんな規模の街区では、観光用の店舗数も限られていて、さらに上述した理由により、その日その時間に開店していた店舗も少なかったので、見るものも少なければ、やれることも少なかった。

 そういった問題点を除けば、街区の中心部で味わえる雰囲気はまずまずだった。古き良きアメリカ(を本当に知っているわけではないけど)の空気を、それなりに味わうことができた。住民の方々もそれを損なわないように配慮しているようだし、街路名やそのサイン、ポストの配色などを、アメリカ風に統一することでも、その効果は強化されていた。インスタ映え、というようなスポットは多そうだった。

 居並ぶ店舗については、大別して「飯屋」と「雑貨屋」という感じなんだけど、これらについては割と何でもアリな感じだった。ラーメン屋にカレー屋もあれば台湾料理屋もあったり、イギリス雑貨店やらオーダーメイド家具屋やらもあった。ジャンルとしてアメリカ縛りなんてことは、特になさそうだった。

 ただ、それであっても初見の観光客としては、ここへ来た以上は、アメリカンななにかを欲してしまう。私が1番興味があったのはアメリカ風のバーガーとかステーキとかそういう飯屋だった。だけど、私がこの日訪問した時間帯は、すでに昼食を食べた後の14時。それゆえに、これらにありつくことはできず、そういった点で悔いが残った。こういうところではやっぱりバーガーをかじりたかったよ。もう少し早い時間に、空腹にしていくべきだった。

 そんなこんなで結局、ジョンソンタウンへの初訪問は、ランチを食うでもなく、さほど広いわけでもなかったので、てくてくと街区を歩き回って、ポチポチと写真を撮ったりして、30分ほどでやることが無くなってしまった。

 ってなわけで、おずおずと帰宅。今度は昼飯を食いに行きたいものだ。

 ちなみに駐車は併設のコイン駐車場に停めたのだけど、支払った金額はわずか200円だった。観光地にありがちな、強気の価格ではない点には好感が持てた。

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