恥ずかしながら、このバイクでエアクリーナー交換をした記憶が、ついぞない。
購入したYSPに車検整備をまるっとお願いしていた頃は、こういった消耗品は適切なタイミングで自動的に交換されていたものと推測される。オイルとかプラグとかフルードとか、その辺全部だ。だから、まったく意識してこなかった。
でもその後、ほとんど乗らない期間が到来し、2年に1回の格安車検というルーチンになってからは、そういったフェイルセーフ機構からすっかり外れて久しい。
ということで、今が適切なタイミングなのかどうかは判然としないものの、高いものでもないし、安心のために、そして交換スパンのゼロ地点をはっきりさせるために、エアクリ交換を実施したというわけだ。
交換するエアクリは純正のもの。純正パーツをウェビックで簡単に取り寄せられるのは、本当に便利な世の中になったな。こうしてまた街のバイク用品店が衰退するのだと思うと複雑な心境だけど、よくよく考えると街のバイク用品店を使った記憶があまりないので、まぁ、仕方がないな。
交換の様子は写真の通り。左上は交換のためにいつものようにタンクを持ち上げてヒモで固定している様子。右上は新旧交代の儀。案外古いほうも綺麗だった。左下はエアクリボックスの様子。この中身を交換するだけの、簡単な作業だった。
で、問題の右下の写真だ。
これは今回の交換作業で発覚した、ローダウンの悪影響を示した写真になる。
どういうことかというと「センタースタンドが立てられない」ということだ。
こうなったのは考えてみると当然ではあった。ローダウンしたおかげで、センタースタンドをかけるために必要なテコの力がかかりにくくなり、車体を引き起こせなくなってしまったのだ。
そのため今回の作業は、左上の写真のように、サイドスタンドをかけて行ったんだけど、どうにもこれは具合がよくない。今後のいろいろなバイクいじりを考えると、いつまでもセンタースタンドがないのは心もとない。
で、作業後にいろいろ考えた結果が右下の写真。
「後輪をなにか高さのあるものに乗せてからセンタースタンドをかければ疑似的に車高を上げた状態になるからセンタースタンドがかかるのではないか」
という実験結果の様子だ。
この考えは見事に図に当たって、すんなりとセンタースタンドをかけることに成功した。
写真はすでにセンタースタンドをかけ終えている様子。後輪の前においてあるのが車高上げに利用したレンガタイル。実家の庭に転がっていたものを拝借した。大きさ、高さ、ともに完ぺきだった。メンテナンススタンドでも買う羽目になるかとも思ったけど、そうならなくてよかったよかった。
ってなわけで、エアクリーナー交換を済ませ、センタースタンド問題も一応解決し、すっきりだ。
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【メモ】ちなみにユーザーマニュアルによると交換スパンは4000km走行とかなんとか。現総走行距離は20000kmくらいだから、次は24000kmで交換かな。その頃乗っているかは怪しいけども。