・・・というと、ずいぶん遠くへ行ったような印象になるけど、そうでもない。目的地は東京都内のプチ名所くらいの場所だったから、片道の走行時間は1.5時間くらいだったかな。
食事なども伴わなかったので、行って観て帰ってまるっと4時間程度の、ショートツーリングだった。
そんな今回の目的地は、東京都あきる野市の名刹、広徳寺だ。
場所は武蔵五日市駅のすぐそばで、まぁ田舎は田舎なんだけども、完全な山奥というよりは、市街地そばという立地。にもかかわらず、写真のように奥まった山寺の雰囲気があって、紅葉も綺麗なので、知る人ぞ知る地域の景観ポイントになっている。
実際に行ってみても、樹に残る葉と落葉とのバランスがいい、天も地も黄金色の世界がそこにはあって、実に眼福だった。
しかし、景色はよかったのだけど、大変だったこともあった。
それは、そこに至るまでの坂道と、駐車場の土壌だった。
道幅の細い、くねくねとした、急斜面を上らなければたどり着くことができず、道中は緊張を強いられた。こういう局面になると、重く、曲がらない車体が恨めしくなる。
そして、さらにその重さを恨めしく思ったのは、駐車場でだ。駐車場には気が付かないくらいの、ゆるい傾斜がついていたらしく、微妙な下り側に頭を突っ込んで停車する形になってしまった結果、帰路そこから車体を引き出すのに、結構手間取ってしまった。地面が柔らかめの土の地面だったことも、引き出しにくさに拍車をかけて、本当に大変だったよ。傾斜は写真の1つ目の通り、一見平坦に見える程度だったんだけどね。車体を引っ張り上げた頃には、すっかり汗をかいてしまった。
ともあれ、サクッと走りたい時に、ちょうどいい距離の名所を、しっかり楽しめた。よかったよかった。
この秋はいろんなところで紅葉をみたけど、さすがにこれがシメかな。
この先はもう冬ツーリングの世界になることだろう。