「スポーツバイクにはスタンドがついていない」
というのが普通らしい。軽量化命のスポーツバイクにとって、走行性能に関与しないスタンドなどは、単なる重量増でしかない、という認識が一般的らしいのだ。
では自転車はどうやって停めるのか、というと、その辺の壁面や柱などにもたれかけさせるだけでよいそうだ。なんとも頼りないというか、テキトーというか。走っていない時のことなんてどうでもいいのだな。
とはいうものの、実際にはスポーツバイクを実用品として使っている人も多い。で、そういう人のために、スタンドはオプションとして販売されている。私も通勤目的で使うわけだし、きっとスタンドがないと不便に相違ないので、スタンドを購入することを考える必要がありそうだ。
ってことで調べたところ、クロスバイクのスタンドには大別して以下の4タイプがあるようだ、ということが分かった。
- フレーム後部に固定するサイドスタンド(1本足)
- フレーム中部に固定するセンタースタンド(1本足)
- フレーム中部に固定するセンタースタンド(2本足)
- クイックリリースの車軸に固定するサイドスタンド(1本足)
フレームに固定するタイプは、1)車種によって適当な固定位置がない場合がある、2)固定箇所が傷つく可能性が高い、というデメリットがある。クイックリリース(QR)の車軸に固定するものは車体破損の恐れは少ないが、クイックリリースという機構そのものの利便性の低下が懸念される。なるほどなるほど。
オートバイ乗りの感覚では、「センタースタンド」というのは2本足のものを指すんだけど、自転車の世界では1本足でも2本足でも、前輪と後輪の間にあるスタンドなら、すべてセンタースタンドと呼ぶ。オートバイでいうところのサイドスタンドは「センタースタンド」、オートバイでいうところのセンタースタンドは「ダブルレッグセンタースタンド」などという商品名であることが多いようだ。
さて上記のどれがいいかな。
固定できるならダブルレッグセンタースタンドがいいな、というのが第一印象だ。理由は、単純に風変わりな選択をしたい、という天邪鬼な精神がひとつ。それと、これならメンテ台(メンテなんてしないだろうが)のかわりにもなるのでは、という貧乏根性も理由に挙げられるかもしれない。
ただ、「Escape R3にはセンタースタンドの固定箇所がない」というような情報もあるのが悩みどころだ。フレームの構造上、適当な設置箇所がないようなのだ。「いや大丈夫」という意見もあるんだけども、ダメという意見に比べると根拠薄弱で信用ならない。無加工でポン付けできないなら、それは設置できないと考えたい。
もしセンタースタンドがダメだとしたら、第二希望はQRスタンドかなぁ。これは単純に装着が簡単そうだという理由だ。デメリットであるところのQRの利便性の低下については、別に頻繁に車輪を外すようなことをするつもりがないから、大きなデメリットにはならないだろうと思っている。
はてさて。