「月末納車」という話だったんだけども、月末っていつなのかなー。下旬? 30日?
そろそろXデーが近づいていてそわそわしているよ。そわそわしている以外にできることはないので、ひたすら待つ日々。もどかしい。
やる気とか好奇心とかそういうものが自然消滅する前に、納車、はよ!
「月末納車」という話だったんだけども、月末っていつなのかなー。下旬? 30日?
そろそろXデーが近づいていてそわそわしているよ。そわそわしている以外にできることはないので、ひたすら待つ日々。もどかしい。
やる気とか好奇心とかそういうものが自然消滅する前に、納車、はよ!
「スポーツバイクにはスタンドがついていない」
というのが普通らしい。軽量化命のスポーツバイクにとって、走行性能に関与しないスタンドなどは、単なる重量増でしかない、という認識が一般的らしいのだ。
では自転車はどうやって停めるのか、というと、その辺の壁面や柱などにもたれかけさせるだけでよいそうだ。なんとも頼りないというか、テキトーというか。走っていない時のことなんてどうでもいいのだな。
とはいうものの、実際にはスポーツバイクを実用品として使っている人も多い。で、そういう人のために、スタンドはオプションとして販売されている。私も通勤目的で使うわけだし、きっとスタンドがないと不便に相違ないので、スタンドを購入することを考える必要がありそうだ。
ってことで調べたところ、クロスバイクのスタンドには大別して以下の4タイプがあるようだ、ということが分かった。
フレームに固定するタイプは、1)車種によって適当な固定位置がない場合がある、2)固定箇所が傷つく可能性が高い、というデメリットがある。クイックリリース(QR)の車軸に固定するものは車体破損の恐れは少ないが、クイックリリースという機構そのものの利便性の低下が懸念される。なるほどなるほど。
オートバイ乗りの感覚では、「センタースタンド」というのは2本足のものを指すんだけど、自転車の世界では1本足でも2本足でも、前輪と後輪の間にあるスタンドなら、すべてセンタースタンドと呼ぶ。オートバイでいうところのサイドスタンドは「センタースタンド」、オートバイでいうところのセンタースタンドは「ダブルレッグセンタースタンド」などという商品名であることが多いようだ。
さて上記のどれがいいかな。
固定できるならダブルレッグセンタースタンドがいいな、というのが第一印象だ。理由は、単純に風変わりな選択をしたい、という天邪鬼な精神がひとつ。それと、これならメンテ台(メンテなんてしないだろうが)のかわりにもなるのでは、という貧乏根性も理由に挙げられるかもしれない。
ただ、「Escape R3にはセンタースタンドの固定箇所がない」というような情報もあるのが悩みどころだ。フレームの構造上、適当な設置箇所がないようなのだ。「いや大丈夫」という意見もあるんだけども、ダメという意見に比べると根拠薄弱で信用ならない。無加工でポン付けできないなら、それは設置できないと考えたい。
もしセンタースタンドがダメだとしたら、第二希望はQRスタンドかなぁ。これは単純に装着が簡単そうだという理由だ。デメリットであるところのQRの利便性の低下については、別に頻繁に車輪を外すようなことをするつもりがないから、大きなデメリットにはならないだろうと思っている。
はてさて。
ってなわけで、盗難対策、つまりロック(カギ)もライトに並んで最重要なオプションに位置づけられるものだ。
ママチャリの場合、金属の棒がニョキっと伸びて、スポークに引っかかるようなロックや、それがちょっと進化した蹄鉄型のロックが普通だ。でも、クロスバイクの世界ではそういうものはあまり使わないらしい。
1つには、これらは破壊が簡単すぎるということ、1つには、自転車そのものを担いで持っていかれる事態に対応できないということ、1つには、パーツを分解して持っていかれる事態に対応できないということ、などがその理由となる。
2つ目の理由までは、オートバイの盗難対策とほぼ同じ考え方だ。対策も同じで、頑丈なロックで、地球ロックをすることが原則となる。特徴的なのは3つ目の、パーツを分解して持っていかれるという盗難項目だ。クロスバイクやロードバイクは、タイヤやサドルを30秒もあれば簡単に取り外しができるらしい。そしてそれらのパーツも、場合によっては非常に高価なものになる。だから転売目当てでそういうものを奪っていく輩が絶えないらしく、その対策が必要なんだそうだ。
ゆえに、標準的なクロスバイクのロックのかけ方は、
というのが原則となるようだ。あとは、日ごろの運用のしやすさとリスクとを天秤にかけて、どのくらい理想に近づけるかを、自分なりに定めていくことになる。
ロックは基本的にはロープ状のものになって、ワイヤー、ケーブル、チェーン、というように太さと重さとで階級が挙がっていく。当然、太さと重さに安全性は比例し、運用性は反比例する。
で、今のところのプランとしては
ってなくらいが妥当かな、と思っている。
サドルの盗難は、行きずりの衝動的犯行を防げれば十分だろう。さほど効果なものではないから、それ以上の対策はいるまい。犯人側としても、ワイヤーを切ってまでして、純正の安物サドルを盗むのはリスクしかないはずだ。
メインのロックは、長め、かつ、取り回しやすい程度の太さのケーブル1つで、前後輪、フレーム、地球をつなぐ、というくらいがバランス的にちょうどいいかと思っている。これで行きずりの犯行は概ね防げるだろう。少々計画した程度の小僧に対しても、ケーブルの強度次第ではあるものの、それなりに効果があるはずだ。本格的な窃盗団には対処不可能だけど、本格的な窃盗団が狙うほど価値のある車種とも思えない。
懸念点としては、保管場所がマンションの駐輪場、というのが果てしなく不安ではあるけど、幸い通りに面してはいないから、大丈夫だと信じたい。心配しだすとキリがないけど、心配しすぎてガチガチにすると手軽さが失われてしまうからね。上手くバランスをとっていけたらいいな。
Escape R3を買うことに決めたのはいいんだけど、クロスバイクというものは本当に車体そのものしか本体の構成に含まれていないらしい。
だから、他の必需パーツについては別途購入してやる必要がある。
具体的には、ライト、キーあたりが必須になるだろうか。他にテールランプ、スタンド、ミラー、かご、空気入れ、なんかが考えられるけど、一部はなくてもなんとかなるようなならないような、だ。
ともあれ、まずは必須なライトについて考えてみることにしよう。
通勤目的で走る以上、帰路は大体18時以降になるわけで、1年のほとんどの時期は暗い中での夜間走行を余儀なくされるはずだ。通勤路はほとんど明るい街灯のある道にはなるだろうけども、安全上、保安上、法令上の理由から、これは必須のアイテムの筆頭に挙げなければならない。
私のような一般人としては、自転車のライトといえば、タイヤの運動エネルギーをダイナモで電力に変換する、オンにすると漕ぐのがくっそ重くなるやつを、まっさきに連想するんだけども、あのようなせっかくの走行性能を低下させる選択肢は、この世界にはない。乾電池や充電池式の、小型軽量なLEDライトを装着するのがしきたりなのだ。
ってことでいろいろと調べた結果、以下のような選択肢が挙がった。
重視しているのはパワーソースと値段なので、その2つを併記した。明るさや持続時間は、上記のどれであっても私の用途では問題がないと判断している。
どれも一長一短ある。SG-355BやHL-EL460RCはカッコイイし小さい。でもパワーソースは単3が最良だから、HL-EL340やHL-EL540も捨てがたい。HL-EL340だけちょっと暗い。うーむ、どれにしようかなー。悩む悩む。この道具で悩む感覚は、キャンプ道具で悩むのに似ているな。
悩むのが、楽しい。
自転車通勤をするからには、まずは自転車を買わねばならない。
カタチから入る私としては、ただのママチャリに乗るつもりなど毛頭ない。かっけースポーツバイクに乗りたいのだ。とはいえスポーツバイクの世界は広く深い。高いものを探せば天井知らずに値段があがっていく。ここはひとつ、スポーツバイク界での一番の小者を選ぶべきだろう。
で、選んだのが、台湾の自転車メーカーGiantのEscape R3(左写真)というクロスバイクだ。
クロスバイクというのは、マウンテンバイクとロードバイクの中間のようなものらしい。オートバイでいうところの、モタード~ネイキッドくらいのものだろうか。通勤用途ではド定番のカテゴリーのようだ。
そんなクロスバイクの中の、さらにド定番なエントリーモデルが、このEscape R3というヤツらしい。お値段約5万円。1万円のママチャリの世界からやってきた私からすると、「うお、高すぎる!」と思うもやむなしなんだけども、スポーツバイク界ではこれがほぼ最安値だったりする。なんとも恐ろしい。
実際にこの自転車を買いに行った店の壁には、30万円のタイヤホイールなんかが当たり前の顔でずらっと並んでいた。そんな高級品の中にいると、車体まるごと5万円は安いのかもしれない・・・などと感じられてしまう。金銭感覚が狂いそうになる世界だった。
Escape R3は10年間、同じモデルが売られ続けたベストセラーだそうなんだけども、つい先日、2015年モデルと称して、大幅なモデルチェンジが施されたらしい。その評判は概ね大好評で、ド素人の私としても、「いつ買うの? 今でしょ!」と思ってこの車種に飛びついてしまった次第だ。
ただ残念なことに、欲しい大きさ、色の店頭在庫がなかった。取り寄せるとなると9月末まで待たなければならないそうだ。うーん、でも、まぁ、別に慌てることもないし、納車までの間に、いろいろと調べものや、備品の購入などもできよう、とプラスに捉えて、取り寄せてもらうことにした。