カテゴリー別アーカイブ: 蘇・英国紀行’09

蘇英09: フルイングリッシュブレックファスト風ビュッフェ

 イギリスの朝食と言えばフルイングリッシュブレックファスト。概ね、ベーコン、ソーセージ、スクランブルエッグ、ハッシュブラウン、トースト、焼きトマト、焼きマッシュルーム、フルーツ、シリアル、などなどで構成された、朝から食うには非常にボリュームのあるメニューだ。

 今回の旅行の朝食は、全てがこのフルイングリッシュブレックファストを構成する食品が中心となった、ホテルのビュッフェで摂った。

 ビュッフェになると取るものは自分の好みに偏ってしまうので、いつも同じようなものばかりになってしまったけど、「イギリスで美味いものを食いたかったら3回朝食をとれ」というように、毎日大きく外すことのない、安定した(そして重い)朝食をとって、一日のスタートを切ることができた。

 食ったものと、その寸評を述べておこう。

 ベーコン: 厚めにスライスされたものが焼かれて出る。干からびているのでは、というくらいこれでもかと焼かれていて固い場合が多い。それをかみ締めて出る肉汁が美味い。

 ソーセージ: バンガーズといわれるイギリス風のソーセージ。豚肉にかさ増しのための小麦粉、それにスパイスやハーブが入っている。いわばなんちゃってソーセージ。ソーセージへの侮辱。ドイツ人が憤慨しそう。でも私はこのソーセージが大好き。なにに近いかと言えば、朝マックのソーセージに味は近いと思うので、朝マックファンにオススメ。

 ブラックプディング: 豚の血の入ったソーセージ。食感がネチョネチョしていて粉っぽい。豚の血に抵抗はそんなにないけど、おいしいとも思わなかった。

 卵料理: スクランブル、目玉焼き、ともに日本で食うのと変わらず。

 焼きトマト: ピザの具としか思えない。まぁまぁ。

 焼きマッシュルーム: 同上。

 ハッシュブラウン: 朝マックでいうところのハッシュドポテト。前にも書いたけど、この国の揚げイモ系の美味さは異常。

 トースト: 超薄切りをカリカリに焼くスタイル。大好き。でもマーメイトをつける勇気はなかった。

 ポリッジ: スコットランドの燕麦の粥。オートミールの親戚というか同じもの? 美味いもんではないと思う。

 紅茶: 安くて美味い。水のように飲んだ。

 基本的に、肉と炭水化物ばかり食った。フルーツやシリアルもあったけど目もくれず。栄養バランスよりも、自分の好みを優先する!

 写真は↓ (※食べ物編の写真はピンボケばかりです)

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蘇英09: GORDON RAMSAY PLANE FOOD

 GORDON RAMSAY PLANE FOODは、ヒースロー空港の最新のターミナル、ターミナル5にあるレストランだ。レストラン名にもなっている、ゴードン・ラムゼイというのはイギリスの有名な料理人の名前らしく、日本にもその名を関したレストランがあるそうだ。

 ここでエジンバラ行きの飛行機を待つ間にディナーを取った。

 店内は空港のレストランにしては小奇麗で、でも有名な料理人のレストランにしてはカジュアル、というほどよく品のいい雰囲気。今回のようにラフな旅装で入っても、そう気後れすることもないか、というくらいの気軽さがあった。

 今回の訪英では、これが初の食事ということで、今後の食を占う意味でも美味いものを食いたかったんだけども、しっかりと美味かったので幸先が良かったといえる。

 私はポークチョップのソテーに、ブラックプディングと、リンゴのコンポートがついたもの、それにサイドオーダーでチップスを頼んだ。連れは、魚のソテーかなんかだったと思うけど、忘れた。

 どれも実に無難な味で、美味いか不味いかと言えば、間違いなく美味かった。有名シェフの小洒落た店、ということでもわかるように、やや値段が高めなので、その辺をトータル的に考えると難しいけど、雰囲気込みで損をしたというよりは得をしたと思ったよ。次にヒースローに行くことがあったとしても、ここで食べたいと思えた。

 さて、ここで特に感激したのは、チップスだ。ここに限らず、この先どこで食っても感じたんだけど、本当にこの国はチップスが美味かった。チップスってのは、いわゆるフライドポテトなんだけど、これが美味いんだよなぁ。フライドポテトが大好きで食いまくっている私をして、ここまで感激せしむるとは・・・。香ばしさも、イモそのものの風味も文句なしだ。うーん、素材の差なのかなぁ? 日本のファミレスやファストフード店などで供されるものとは、一味も二味も違った。

 そんな最高のチップスを、長いフライト明けの一杯とともに食ったひとときは、これ至福であった。

 (そうそう、ここは従業員がインド系の人ばかりというのも面白かった。ここに限った話ではなく、ウェイターや販売員のような職種には、アングロサクソンではない人が多かった。逆に伝統的なパブの店員などはアングロサクソンばかりで、この辺の住み分けが階級社会ってもんなのかなぁ、と感じた)

 写真は↓ (※食べ物編の写真はピンボケばかりです)

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蘇英09: チャイナタウン

 チャイナタウン。

 かつてインド、香港を領有した英国においては、インド料理、中華料理が、英国料理よりもはるかに質が高い。・・・というのは、本当だか冗談だかわからんけども、とにかく良く聞く話だ。そこで旅の締めくくりに、一足早くアジアの味を取り込んで、ほっと一安心しておこう、ということで行ってきた。

 この「帰国前に中華料理」という安心リハビリプランは、前回の英国旅行で実施して好評だったもので、今回はそれをまるっきり踏襲した。狙い通り、やはり中華は安くて美味く、奇妙な安心感を得ることができた。

 ちなみにこのチャイナタウンは、横浜の中華街などとは同列にとらえてはならない。あんなに大規模、かつ、洗練されたものではなくて、はるかに小規模で粗野なものだ。ただ、そんな狭い街区に、大量のアジア人がひしめく様子は興味深いし、香港を髣髴とさせる不思議なアジア臭は、やはり同じアジア人としては身近に感じられるものだった。

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蘇英09: ケンジントン宮殿

 ケンジントン宮殿は、ケンジントン・ガーデンズ内にある宮殿で、故ダイアナ皇太子妃をはじめ、現在でも皇族が実際に住んでいる場所でもある。

 その内部のごく一部分が公開されていて、そこを見物してきた。

 ここも、もうこの旅行ではすっかりおなじみとなった、音声ガイドつきの見学スタイル。各部屋を回りながら、音声ガイドの解説を聞いて(時には聞き流して)見聞を深めた。

 旅行も終盤となったこの頃には、私の中に中世~近代英国風のテイストへの新鮮味が、すっかりなくなってきていて、実はケンジントン宮殿を見学した印象も、「エジンバラのホリールードハウス宮殿と同じような(同じに見えるのはおそらく私の無学ゆえだろう)印象だな」という程度しかひねり出せなかった。

 ただその内部からは、ロンドンの空模様と同様に、どこか寒々しい印象を強く受けた。

 部屋や天井の広さ、豪華さに対して、調度品が少ないこと、照明が乏しいことなどが、現代日本の明るくも窮屈な住宅状況に慣れた目からすると、物悲しく映るのかもしれない。また、故ダイアナ皇太子妃ゆかりの地としては、最大のものの1つであるだけに、彼女を題材にした展示も数多くあったんだけど、物悲しい雰囲気の理由の一旦は、彼女の悲劇が生んでいるのかもしれない。

 一つ特徴的だったことは、展示のテーマの多くが顕著に女性的な内容、ということがあった。例えば社交ダンスのステップの仕方、ドレスの針子の様子、衣装、食器、などなどが豊富で、武器、兵器、勲章、王冠、錫杖などが頻出していたこの旅行では、特異に感じられた。

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蘇英09: ケンジントン・ガーデンズ

 ケンジントン・ガーデンズは、有名な公園ハイドパークの西に広がる公園だ。ハイドパークとの区分けがわかりにくくて、ハイドパーク内をひたすら西進すると、気が付いたらケンジントン・ガーデンズにいる、というような配置になっている。故ダイアナ皇太子妃が住んでいたケンジントン宮殿があることでも有名だ。

 今回のロンドン訪問ではここでやっと、「初めての場所」を観光することになった。

 ロンドンの公園は、ハイドパーク、セントジェームスパーク、リージェントパークと歩いたけども、ケンジントン・ガーデンズはそれらに勝るとも劣らない、気持ちのいい公園だった。

 ロンドンは(というか、欧州はみんなこうなのだろうか?)公園が多くて、そのどれもが実に贅沢で広々とした敷地を持っている。これは素直に羨ましい環境だ。公園内は都会の喧騒とは無縁で、一歩足を踏み入れれば、今自分が世界都市ロンドンのど真ん中にいることを、完全に忘れさせてくれる。今いる場所が、かつて7つの海を支配した大帝国の中心部だとは、なかなか信じがたいほどだ。

 敷地内にあるラウンド・ポンドという、いかにも英国らしいそのまんま過ぎる名前の丸い池には、無数の水鳥がひしめき合っていた。人間慣れしているその水鳥たちは、恐れることなくこちらの足元まで来てくれる。うろうろと水辺を歩き、跳ね、飛び回る様子を、至近で目にすることができるのは心躍るものだ。

 おしりふりふり歩き回るガチョウやハクチョウの姿に、心癒されるのは万国共通らしく、白人も、黒人も、インド人も、日本人も、にんまりとその姿を見つめて、午後のひと時を静かに過ごしていた。

 写真は↓

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