カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2004年05月

日記: 5月15日 (2004年)

 斜向かいの家が建て直しをするとかで、昨日から工事の人が来て、大がかりな解体作業に取りかかっている。おかげでこれを書いている今も、PCのある部屋にまで、斜向かいの工事現場から、休むことなく解体音が響いてきている。

 さっき暇だったので、この工事を少し見物してたんだけど、これがまた結構おもしろい。解体作業、解体人、解体機器もさることながら、解体されていく家の様子が興味深いのだ。

 斜向かい、ご近所さん、と言っても老夫婦が住んでいるだけの家で、同じ町内会という以外に、これと言って交流もなく、もちろんこの家に上がり込んだことなど一度もない。そんな近いようで遠い、謎のベールに包まれた家が、解体作業によってそのベールを剥がれ、目の前に現れるのだ。

 ショベルカーの一撃とともに引き裂かれる外壁。現れ出でる家の内部。のぞき見える屋内の階段。それを見て、「ああ、こんなところに階段があったのか。こんな構造の家だったのか」と感心する私。

 あんまりじろじろ見てると変な人だと思われるので、ちょっとだけ眺めて早々に引き返したけど、なかなかおもしろい見物であった。

日記: 5月12日 (2004年)

 EQ2のスクエニ運営ニュースに続いて、今度は「DAoC日本語化決定」ニュースが飛び込んできた。

 詳細はこちら

 うーん、今更だなぁっていう点をのぞけば、いいんじゃないかな。この今更だってのが、EQJEでもそうだったけど最大の問題ではあるんだけどね。

 DAoCの細かいゲーム仕様についてはDAoCのファンサイトを参照してもらうとする。以下は、DAoCを多少は知っている人向けの文章だと思ってほしい。

 DAoCというゲームは、集団対集団の対戦を重視したPvP推奨型MMORPGだ。このゲームのPvPは、RvR(Realm vs Realm:国家間闘争というニュアンス)を標榜しているだけ合って、偶発する小競り合いを覗いては、比較的大きなプレイヤー集団同士の対決になる。そのため勝利するには、個人の能力とともに、チームワークの良さが要求されて、集団内でのコミュニケーションの密度というのが、かなり大きな勝利へのファクターになる。少なくとも私がプレイしていた頃のDAoCではそうだった。

 米国サーバーでプレイしていた頃は、僚友の多くが英語をしゃべっていたために、意思疎通の困難さ、ひいてはコンビネーションを取る困難さ、いってしまえば面倒くささを感じていた。これが日本語だったら、もっと色々な戦術で臨機応変に挑めたのに、という歯がゆさがあったわけだ。

 これがEQのような、グループ単位のPvE(プレイヤー vs 環境。NPCを狩るゲーム)主体のゲームなら、グループメイトの5人かそこらに伝わればいい程度の、英語コミュニケーション能力でかまわないわけだけど、RvRとなると20人かそこらに伝えなければならないのだ。これはかなりしんどい。

 日本語なら「AグループとBグループは、南西の森から回り込め!」とかいう場面でも、英語だと面倒くさくて、ついつい各自が突撃するに任せてしまう。

 そんなわけで、DAoCプレイ当時から「このゲームは日本語ユーザーしばりでやってみたいね」なんて、友人と話したりしていた。それだけに、このニュースは昔年の希望を叶えるものだったりもする。・・・のだけど、やっぱり遅すぎかなぁ。

 それにしても、このところどんどん海外の良質MMORPGが日本に入ってくる。日本初の世界的MMORPG・FF11の功績は、ここでも少なからずありそうだけど、この流れは非常に好ましいね。良質なものが増えれば、とりあえずオンライン、というような形だけ、コンセプトだけの劣化コピーが淘汰されることだろう。メーカー的には、よりいっそうの企業努力が要求されそうだけど、一般ユーザー的にはすばらしい話だ。うむうむ。

日記: 5月11日 (2004年)

 多くのMMORPGファンにとって寝耳に水のニュースが飛び込んできた。今回の更新は、このあちこちで取り上げられてる話題に軽く触れて、お茶を濁そう。

 以下、Game Watchの記事を引用する。

株式会社スクウェア・エニックスは、5月10日、ロサンゼルスにて開催されたプレスカンファレンスにおいて、Sony Online Entertainmentが現在開発しているMMORPG「Ever Quest II」の国内取り扱いを正式発表した。北米タイトルのライセンスは今回が初めての試みとなる。リリース時期や販売形態、料金等については未定となっている。

(引用元URL:http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20040511/eq2.htm

 えらいことになってる。でも、FF11を今の規模まで拡張して運営してきた、スクエニの手腕やノウハウ、それに日本語化のめどが確実に立ったことを考えれば、一ユーザーとしては歓迎すべきニュースだな、って思う。

 しかしこれで、英語版でEQ2をやる日本人は確実に激減しただろうなー。かくいう私も、日本語化を待てばいいか、という気分になってるし。

日記: 5月8日 (2004年)

~以下は私のつたない英語力と、乏しい英語体験をもとに、なんの根拠もないいい加減な感想を、ただ雑感として書き連ねただけのものである。それゆえに、善意の相づちを除く、以下の文章に関するいかなる論駁は、これを聞き流させていただく。論理や根拠の出る幕ではないのである~

 さて、無責任なエクスキューズをしておいたところで、英語の話。

 オンラインゲームをしていると、頻繁に英語に接する機会がある。特にオンラインゲーム黎明期はそうだった。最近は国産やローカライズ版のオンラインゲームも多く、英語がなくてもなんとかなるけど、昔はそうはいかなかったのだ。ほぼすべてのオンラインゲーム(というかオンライン「一応対応」ゲームがほとんど)はアメリカ産であり、英語が大好き、ってわけではもちろんなく、単語帳なんて見たくもない普通の青少年時代を過ごした私も、ゲームをするために仕方なく英語に接するようになっていったわけだ。

 さて、そんな経験を経ると、なんとなくゲームのジャンルによって、会話層が違っているような、そんな感覚を覚えるようになる。こんなことを今日は言いたいのである。

 今回感じたのは、MMORPGと、NWNの英会話の差だ。

 今日何気なくNWNのGamespyに接続し、チャットを眺めていると、妙に英会話が難しい。元々、私の英語の読解力は、海外大作MMORPGが発売されると向上し、それがないと低下する。まぁ、要するに使わなければ衰えるのは当たり前で、現在の状況はまさに、衰えている状態ではあった。だけど、いくらなんでもそりゃないだろってくらいに難しい。まるで会話の内容を追えない。

 そこで気がついた。そう、これは・・・難しいんだ。

 ・・・まてまて、石を投げるな。

 最初、今は英語力が下がっているせいでわからないけど、MMORPGプレイ時の実力に戻れば理解できるはずだ、と思ってた。でも、どうも違うらしい。

 NWNなんつー、コアで、マニアックなゲームをやる連中は、TRPGを週一回集まってやってるような、ほんまもんのオタクである。だから、言うことが理屈っぽく、修辞を多用し、格好つけ(ようとして)、その割に口調に今っぽさも、簡潔さもない。日本のオタクと同じ人種なのだ(以上、該当する皆さんへの悪意は微塵もありません。あしからず)。

 一方、MMORPGプレイヤーも、オタクっちゃーオタクだけど、TRPGをやるような人はさすがに少ない。一部にマニアがいて、一部にはほとんど一般人という人もいる。で、こっちの会話の方が、単語も熟語も慣用句も簡易で、理解しやすい。一般人の会話なのだ。

 つまり、例えば一般人が「食べる」「走る」「わかる」というのを、あちらのNWNプレイヤーは、わざわざ「馳走になる」「疾走する」「余すところなく承知奉る」などといっているわけである。そらわからんわ。

 そんなわけで、ゲームのプレイヤー層を、英会話の内容で類推してみようと言う話でした。別にオチなし。

日記: 5月7日 (2004年)

 誰しも「苦手なもの」というものがあると思う。それは本当にもう、どうしようもなく苦手であったり、なんとなくダメ、という程度だったりして、深刻さには軽重があるわけだけど、苦手なものがない人はあまりいないと思う。

 さて、かくいう私にも苦手なものはたくさんある。その中でも、日常頻繁に遭遇し、たびたび打ちのめされるのが「文字を書く」という行為だ。

 私は平均的日本人と比較すれば割と、「文章」というものを頻繁に書く方だと思う。だけど、それはパソコン(またはワープロ)あってのこと。鉛筆やペンを持って文字を書くというのは、もうほとんど恐怖に等しい行為だったりするのだ。

 まず、パソコンで打った方が遙かに早いということ。パソコンに触れる以前の、若かりし汚れなき蝿少年は、ボタンをぽちぽち押すよりペンで書いた方が早いだろ、なーんて勘違いをしていたわけだけど、慣れてしまうとやっぱり、パソコンによる文字入力は、ペンによるそれと比較すると、段違いに早い。しかも校正やボリュームの調整も容易だ。いうことなし。ペンで書くなど狂気の沙汰だと思っても道理というものだ。

 さらに、これがかなりの割合を占める理由なんだけど、私は字がへたくそなのだ。今風のへた文字ではなく、単なるクソガキ風のへたくそ。小学校の頃「かきかた」の授業を、いい加減に受けた報いかも知れないが、とにかく字が汚いのだ。雑に書いているわけでも、書き順が間違っているわけでもないんだけど、へぼい。それが自分の字なんだと開き直れればいいんだけど、どうにもシャイボーイな私としては、このへたくそな字を人前にさらすのが恥ずかしいのだ。

 ってなわけで、できるだけ文章はパソコンで打ち、プリントアウトすることを持って達成するようにしている。だけど、そのせいでさらにペンで文字を書く機会は減り、たまに書くとひどい文字になったりする。もうここまで来ると、へた文字のデフレスパイラルだ。

 今日もどうしても肉筆で書かなければならない書類が、しかも相当量あって、夏休み明けの小学生のようなぎこちない手つきで、やっとこさ書き上げた。うーん、こりゃやばいのかなぁ。でも、今後はワープロ普及率も上がるだろうし・・・。

 危機感半分、楽観半分の今日この頃なのでありました。