カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2004年05月

日記: 5月5日 (2004年)

 -父が家の車を運転中に、他の乗用車に当て逃げされるという、プチトラブルに見舞われた-

 という話を当の父から聞いたのは、今日の夕方。両親が近所のスーパーに、父の運転する車で買い物に行き、帰ってきた時のことだ。話を聞いてみると、顛末は以下の通り。

 ・事故は十字路で発生。
 ・両親の車は、この十字路の優先通行路
  (名前を忘れた。要するに「とまれ」ってかいてない方の道)
  を直進して抜けようとした。
 ・相手の車は、両親の車が十字路に進入しているところへ、
  一時停止義務を無視して進入してきた。
 ・両親の車が十字路を抜ける前に、相手の車も十字路へ
  進入したため、両親の車の右後部と、
  相手の車の右前部が接触した。
 ・相手の車の運転手は「馬鹿野郎!」などと吐き捨て、
  走り去っていった。

 とのこと。まさに完全にまじりっけなしのバカモノと、そのとばっちりを受けた我が両親。話を聞いたあと、うちに帰還した我が家の車を見てみれば、確かに後部バンパーの右側が凹み、塗装も若干はげている。遠目にはわかりにくいのが救いと言えば救いか。

 我が家の愛すべきボロ車は、こんな事故がなくとも、元々たいした見てくれをしておらず、この程度事故ったところで、実はさして痛手でもない。おそらく相手方のほうが、接触の精神的ダメージは大きいと思われる。でも、それでも馬鹿に馬鹿と言われた憤りはいかんともしがたい。直接言われていない私ですら腹立たしいのだから、両親の怒りは推して知るべし。

 しかし、相手方のナンバーも書き留めず、警察も呼ばなかった両親は、この件についてはもう「忘れる」という対処をすることに決めたようだ。んむむむむ。くそー。ゴールデンウィーク最後の日だというのに、後味が悪いぜっ!

日記: 5月1日 (2004年)

 早いもので今年ももう五月。暑い三月と寒い四月を経て、最近はすっかり春全開といった雰囲気だ。

 さて、うちの家の近くには、二つの大きな並木道がある。銀杏並木の国道と、ケヤキ並木のバス通りだ。

 国道の銀杏並木のピークはやっぱり秋で、秋になると葉が一斉に黄色く染まり、美しく道路を彩る。歩道橋に上って、道の真ん中あたりから並木を見渡すと、それはもうすばらしい眺めだ。「そのもの青き衣をまとい金色の野に・・・」という感じ。ただし、この銀杏は「メス」らしく、紅葉と同時に、大量の銀杏を産み落とし、非常に臭い空気を周囲に垂れ流すのが一大欠点だったりもする。道路に降り立つと、踏みつぶされた銀杏のカスが、アスファルトのあちこちにこびりついていて、とても汚らしい。

 一方、ケヤキ並木のピークは、やはりこの季節だ。毎年冬に剪定され、わびしい裸の木立になるケヤキが、この時期には再び枝をのばし、何事もなかったかのように堂々と葉を風に揺らしている。葉は春特有の萌葱色で、こっぱずかしい表現をすれば生命の息吹なんかを感じさせちゃったりするわけだ。

 このバス通りは、郊外の住宅地のモデルケースのような、緩やかなカーブを描く広めの(一車線に車二台は通れるアメリカンサイズの道路で、しかも路駐がほとんどない)坂道で、両サイドにはせいぜい二階建てまでの、こぎれいな一軒家が建ち並んでいる。こんなところを、少し強めの春の風に吹かれながら、青い空と瀟洒な家とに囲まれて歩けば、もう気分はのどかの三文字なわけである。

 ってなわけで今日も、この道をてくてくと歩いたのであった。

 ・・・ラーメンを食いに。