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CHV2: オープンベータ終了

 Chivalry 2オープンベータ最終日最終試合。

 有終の美を飾れたので記念パピコ(死語)。

 試合はボロ負けだったけど、チーム内では頑張れた。キルの多さもだけど、デスの少なさがいい感じだ。Chivalry 2は死ななければ負けないゲームなのだ(負けてるけど)。なお使用兵科は装甲兵。片手剣が好きです。

 ってことでね。

 オープンベータが終わった。

 ので、総評を再びしたい。レビューばかりしてるけど、したくなるゲームなのだろう。

 まずいいところ。

 これはなんだかんだで戦闘部分かなと思う。Mordhauよりも簡略化されているけど、楽しい部分エッセンスは残っていて、かつ、初心者お断り的な難しい部分がカットされているので、大変マイルドかつ万人受けな味わい。こんなんでいいだろうと思う。

 それとチームオブジェクティブ戦。これはMordhauにもなかったいい点。動的な目標のためにフェーズを移り変わりながら戦うのは、なかなか面白かった。同じシナリオでも、楽に抜ける場所、苦戦する場所などが毎度違うので、新鮮味がそこそこ持続する。農民になるモードは要らないだろ、とも思うけど。

 よくないところ。

 第一はやっぱりオンラインゲームの実装具合。よりピンポイントで言えば、パーティー回りの不安定さ。最終日も時間が限られている中、30分ほどをパーティーを組むというだけの作業に費やした。製品版では改善しておいてほしい。

 クラス/サブクラスのアンロックシステムのUI。将来のアンロック先を見たり、メニュー画面でクラスツリーを開いたり、武器を選んだり、ということが一切できない。試合中に瞬時に選べというシステム。これはよくない。試合の外にもクラスやロードアウトを検討できる場を用意すべき。

 プレイのモチベーションコントロール。どのFPSもそうなのかもしれないけど、MMORPG勢で、モチベの多くをキャラクターのプログレッションに置いてきた私としては、そういう「プレイを続ける物質的な動機」が欲しい。「プレイ自体の楽しさ」だけではあまりモチベが持続しそうにない。よくあるバトルパスとか、そういうのでいいからさ。

 と、まぁ、そんなとこだ。

 それなりにいいゲームだったとは思う。ただ、それでもまだ、製品版に突入するかは半々以下というところかなぁ。なにかひとつ、製品版でのきらりと光る追加要素が発表されれば、それが一押しになりそうなんだけども。

 はてさて。

CHV2: サルでもわかる世界背景

 オープンベータ最終日。

 製品版に手を出すか、この時期になってもまだ決めかねているので、ひょっとしたら今日が最後の起動になるかもしれない。

 ってことで、ロードアウトやらクラス派生やらのメニューがまったくないくせに、なぜか長文テキストが用意されている、世界背景の資料をざっと読んでおくことにしたので、その勉強の成果を披露しておこう。

  • アガサ(青)は元の支配者。CHV1で敗者に転落。正義秩序サイド
  • アガサの首領アルゴン2世はCHV1で殺された先王の後継者で元王子様
  • アガサは領地回復を宿願にして戦う
  • メイソン(赤)は現支配者。CHV1で勝者に輝く。混沌サイド
  • メイソンの王様マルリック王は先王から王位を簒奪した反乱王
  • メイソンの継承者ことヴァレン・トレイはマルリックとアルゴン1世の娘の間の子

 以上! 他にも脇役の説明があったけど、これで十分だと思われる。

 なるほど。グッドサイドの青はイビルサイドの赤に国を乗っ取られていて、それを奪い返す、というのが大筋なのだな。赤が農民虐殺したりしているのも、さもありなん。世界観がわかると、マップの意味も理解しやすい。

 わからんのはのんきにトーナメント上で戦ってるマップだけだ。あれは一体・・・。

CHV2: 遊んだクラス雑感

 3日目までのプレイで、射手と前衛のサブクラスを全開放し、騎士と歩兵を2つ目まで解放した。

 ってことで、その辺のごくごく短いインプレッションをしたい。全部解放してからしろよ、って話もあるけど、そうなる前にベータが終わるかもしれず、そうなった場合に製品版を買うかもわからないので、見切り発車してしまうのだ。

 【クラス:射手Archer】

 HP100。移動速度100。スタミナ60。チーム内人数制限アリ。ゲーム内の嫌われ者。一定の強さがあるし、一方的に遠距離から撃たれると、ずるさを感じもする。けど、まぁ鬼強いかというと、人数制限もあるし別にそうも思わない。かな。いいアクセントだと思う。そしてHP100はかなりの虚弱。

  └【サブクラス:大弓の射手Longbowman】

 射手系の1つめ。弓ですぱすぱやる普通の弓キャラ。そしてウザキャラ。このゲームはガードが簡単なぶん、武器が何であれ、ある程度は切りあいができるので、寄られても白兵で対応できなくもない。アビリティは火矢準備用のかがり火を出す。クラス名Longbow manの和訳は長弓兵でよかったんじゃないの、とは思う。

  └【サブクラス:クロスボウ兵Crossbowman】

 射手系の2つめ。弩でばすばすやる普通の弓キャラ。リロード時に足を止めるのが難点。リロード後の動きがしやすく、威力も高く、弓より気持ち当てやすいのが利点。でも最大の利点はアビリティが回復旗なことだと感じた。味方から寄せられる射手へのヘイトをさらりと洗い流せる慈善行為搭載。これはズルい。

  └【サブクラス:散兵Skirmisher】

 丸盾をもって槍を投げる。Age of Empireシリーズの散兵そのまま。アンロック順では後のクラスなのに、構造上は弓より原始的になる。だけど、思いのほか強い。槍を投げずに、手持ちでちくちくする戦いもこなすので、そういう点は楽しい。でも、遠近ハイブリッドとして遊ぶ場合、後述の伏兵のほうがより楽しい。アビリティは投げ槍リロード。箱からリロードしやすい本作では最もハズレのアビリティな感がある。

 【クラス:前衛Vanguard】

 HP130。移動速度120。スタミナ100。戦場をかけまくって、ズブシャア!するクラス。機動力があって、HPがないので、正面から敵陣に突っ込んで振り回すバーサーカープレイよりも、側面で一撃離脱してるほうが強い。名前に反して華麗な立ち回りがマッチする。機動力を生かしたスプリント攻撃で後背からハイエナしまくるプレイが強く爽快。BnZこそが最強の戦術。普通に戦線維持的に戦うなら、歩兵や騎士で戦うべき。

  └【サブクラス:デバステイターDevastator】

 いきなりのカタカナクラス名。ここでカタカナに走るなら、全クラスそれでいいだろうに。足の速い両手武器ブンブン丸。アビリティが火炎瓶という点が特徴で、それ以外はちょっと地味。

  └【サブクラス:レイダーRaider】

 メイン武器を2つ持てる(同時に使えるわけではない)、という謎の個性を持った両手武器ブンブン丸。メイン武器を1本投げて不意をつけるとか、メイン武器が1本折れても戦えるとか、そういうことなのかな。武器投げは割と強い。アビリティは回復角笛。多くの場合、この部分でデバステイターに優る。

  └【サブクラス:伏兵Ambusher】

 ここまで来たら名前はアンブッシャーでいいだろうに。歩兵はカタカナで統一しろ。ロードアウトは片手武器+投げナイフで、背面からの攻撃にダメージボーナス、という魅力の塊みたいなキャラ。中二心くすぐられる。そして、うまく立ち回ると結構強い。背面スプリント牙突で暗殺して回れ! にらみ合いではナイフを投げろ! アビリティが投げナイフリロードなのだけがいまいち。これで回復笛だったら便利すぎだけど。

 【クラス:歩兵】

 HP150。移動速度100。スタミナ80。そこそこに硬く、射程の長い武器持ちもいるので、前線維持のかなめ、主力戦力。が、硬さなら騎士、機動力なら前衛に分があるので、中途半端感は否めない。器用貧乏。それがいいといえなくもない。

  └【サブクラス:ポールマンPoleman】

 長もの使い。それなりに硬く、射程が長く、コンボ速度も速く、アビリティも貢献度の高い回復キットと、各所に隙がない。1つめのサブクラスにして、軍の戦力としては完成されている。槍でにらみ合いをしても強いし、スプリント攻撃でランス突撃をしても面白い。なんでもできるし、弱点も特にない。安定王。

  └【サブクラス:装甲兵Man at Arms】

 盾歩兵。伏兵の投げナイフがないが、盾を持っている、というバージョン。またはガーディアンの柔らかいバージョン。中途半端・オブ・ザ・イヤー受賞最有力候補。ただ、小盾に片手剣スタイルは、Mordhauの時の自分の姿と重なるので、結構好き。

  └【サブクラス:Field Engineer】

 未体験。

 【クラス:騎士Knight】

 HP170。移動速度80。スタミナ80。「硬さは正義」を地で行く存在。なんだかんだでHPの多さは、強さに直結する。足が遅いといっても、立ち回りでカバーしやすいし。騎士のエレガントなイメージに反して、最もバーサーカースタイルがマッチするのもこいつら。脳死で暴れたい向きにオススメ(脳死で勝てるゲームではないが)。

  └【サブクラス:士官Officer】

 両手武器ブンブンに硬い鎧、回復角笛と、突撃して暴れまわるためのキットが揃っている。いざとなればそのHPと射程を活かして、前線維持も行える万能感。どのクラスもそうだけど、第一サブクラスは普通に強い(前衛を除く)。

  └【サブクラス:ガーディアンGuardian】

 重装盾騎士。硬く、足が遅いバージョンの装甲兵。回復旗も置けるので、前線維持の要になれる。タンク/ヒーラーって感じなので、好きな人は好きかもしれない。ただ他のクラスの盾キャラに比べると、あまりにもどっしりとしていて地味。受動的な立ち回りになりがちなので使い手を選ぶ。

  └【サブクラス:クルセイダーCrusader】

 未体験。

 って感じかな。気に入ったのは伏兵と装甲兵。

CHV2: セカンドインプレッション

 2日目もプレイ。

 かれこれ10戦くらいしただろうか。さらに見えてきたことなどがあるので、語っておく。

 まずは前回の誤った認識の訂正。マップの数は3つくらいだと思っていたけど、それより全然多かった。初日に入ったサーバーのローテーション数が少なかったのかもしれない。

 2日目のプレイを経て、オブジェクト戦が3つ4つあって、チーデスも2つくらいある感じだとわかった。これだけあるとローテーションが1巡するのに結構な時間がかかってマンネリ化はしにくい。この辺は、初期マップが少なかったMordhauよりも優れているな。

 そのほかの評価は、前回述べた部分はそのまま変わっていない。今回は、ほかの要素を追加でいくつか述べたい。

 まずオンラインゲームとしての実装。これがダメ。本当にダメ。挙げればきりがないけど、例えば、フレンドとパーティーを組む、という初歩的な部分から不安定。フレンドのいるサーバーに参加する、とかいう機能もないし、そもそもフレンドのオンライン/オフライン判定すら信用できない。10年前の水準以下。敵を倒すより、友人とパーティーを組むほうが苦戦する。本番までに安定化してほしい。

 メニュー画面も少々不親切。クラスや能力を見たり、ロードアウトを決めたりということを、メニュー画面でさせてほしい。これらがゲーム内の戦闘中にしかできないのは、時間的に厳しい。こういうことは落ち着いてしたい。サブクラスの情報に関しては、それをアンロックしてからでしか見られないというのも、かなり不親切。最初になにからアンロックしようか、というような育成計画を立てることができない。

 ゲームに関しては、各マップの開始直後の状況がよくない。ゲーム開始直後のクラス変更ができないようで、強制的に1つ前の試合で使っていたクラスにさせられる。また、マップによっては開始前の待機中に視点が変な方向に向けられたりもする。

 ってなわけで、どうも2日目のプレイでは1日目に気が付かなかったマイナス面が増えた。

 一応フォローすれば、挙げた点以外はMordhauに肉薄するくらいには楽しい。写真は自慢映像だけど、Mordhauの経験を活かせば、強そうな武器で強そうな行動をとると、成績もかなり上位に食い込める。まぁ私は例によってあまのじゃくなので、強い行動をとれないロードアウトで頑張るほうが好きなんだけども。とにかく、しようと思えばそこそこ活躍できるので、今は楽しい。

 しかしこれで、製品版をどうするかっていうと、2日目にしてはやくも「ちょっと微妙かなぁ」という方向にブレ始めてしまった。

 それなりに面白いは面白いんだけど、ベータでやり込んだらそれで満足しそうというか、いまいちモチベーションを保つものがないんだよな。そこそこ勝てる今のうちが華っていう気がしている。

 Mordhauも状況は同じだったけど、少なくともMordhauには「自分だけのビルド」「自分だけのオシャレ」を追求するというモチベーションがあった。Chivalry 2にはそういう要素が少ない。モチベーションになるのは、すぐに終わりそうなサブクラスや武器のアンロックしかない。長続きしない未来が見える。

 うーぬ。

CHV2: オープンベータ開始

 Chivalry 2のオープンベータテストが始まった。

 各種プラットフォームでオープンベータテストが同時に始まったようだけど、私が参加したのはPC版(Epic Game)。正直、Epic Gameはいまひとつ使い勝手がよくないというか、ランチャーが妙に重いので好きではないんだけど、PCで遊ぶための選択肢がこれしかないのであれば仕方ないだろう。

 Chivalryシリーズは私はプレイしたことがない。ただその後継を担いかけていた、ChivalryファンによるChivalryクローンの名作、Mordhauは遊び、そしてかなり楽しんだので、Chivalry 2の評価はMordhauとの比較によって行うことになるだろう。

 まずは初日に、2、3戦だけ遊んだ限りでのインプレッションをしたい。

 【名称】

 いきなり名称についてだ。「Chivalry」。スペリングしにくく、読みにくい。

 スペリングについては、特にLとRの位置関係が混同されがち。我々ジャパニーズにとってみると、LもRも同じ音に聞こえるせいか、ChivalryをChivarlyなどとしている誤記は散見される。Chivalryにおいては、「LとRはアルファベット順」と覚えておこう。LのあとにRだ。

 そして読み方。日本のオンラインゲーマー界隈ではChivalryは「ちばりー」と読まれがちだけど、これは俗称の域を出ない。Chivalryの英語読みを発音記号通りに解釈して、無理やりカタカナで書くと「しばぅりぃ」という感じが正解に近いだろうか。

 少なくとも最初の子音+母音chiは「し」であって「ち」ではない。そして最後の子音+母音lryはLとRをちゃんと読むなら「るりー」、よりそれっぽく言えば「ぅりー」になる。ただ「る(ぅ)」と「り」は限りなく混ざり合うというか、日本人同士のカタカナ英語では無視しそうなので「りー」でもいい感じ。

 ってことで俗称「ちばりー」、英語にカブレれば「しばぅりぃ」、妥協点は「しばりー」じゃないだろうか。どうでもいい? はい、いいです。

 【ゲーム内容】

 ほぼMordhauと同じ。わいわい中世戦争のMelee主体FPS。今のところオブジェクト戦が2つに、チームデスマッチが1つの3マップのローテーションなのかな? チーデス以外が楽しい。

 (※後日追記。もっとあった)

 【戦闘】

 Mordhauよりも戦闘面が簡略化されてる。大きな違いをいくつか挙げよう。

 まず斬撃方向の使い分けが、マウスの軌道による制御ではなくて、単純に攻撃キーの使い分けになってること。これは私にはいい感じ。マウス制御は面倒くさいから。

 そして大きな違いが、パリィやガードがジャストガードでなくていいということ。Mordhauでは、大型シールドを使う場合以外は、パリィをするときに目押しというか、攻撃される瞬間にキー入力をする、というタイミング勝負だったんだけど、Chivalry 2ではパリィをした状態で待機できる。簡単。

 そのため、比較的多くの人の防御が硬い。パリィが持続するせいでフェイントが通じない。キックで切り開くことになるかも。

 ただ、Chivalry 2のパリィはスタミナや武器の耐久度を消費するので、ずーっとさばき続けるということが難しい。多人数に襲い掛かられると、どんなにうまくてもパリィで耐えるのは限界がありそう。なので、熟練者であるほど、Mordhauより相対的に防御が柔くなるかも。要するに、腕の差が出にくい。カモ。

 あとは今のところ馬がない。

 【クラス制/ビルド】

 Mordhauとの大きな違いは、クラス制なこと。

 騎士(重装戦士)、歩兵(中装戦士)、前衛(軽装戦士)、弓兵、の4クラスに分けられていて、それぞれに装備できる武器が決まっている。ビルド的なことは、それぞれのクラス内でいくつかの選択肢がある、というくらいに限られていて、Mordhauのような自由度はない。

 個人的にはMordhau式のほうが好き。

 【外見/キャラメイク】

 Mordhauに比べると、オシャレの自由度が狭い。

 選べる顔面は愛せないものばかりだし、髪型や髪色は少ない。鎧のコーディネートのバリエーションも、Mordhauに比べてしまうと少ない。

 顔や髪については、本当に残念なものしかない。キャラメイクさせる意味あるのか? というレベル。駄目だ駄目だ、Mordhauの自キャラを使わせろ。

 鎧や武器の見た目に関しては、Mordhauが自由すぎただけで、中世世界に実在した様々なデザインは用意されているので、十分な量ではあると思う。システム的に、見た目と性能(防御力)がリンクしてないので、Mordhauではリスクありありだった「兜なし」の外見づくりを、ノーリスクで行えるのは利点と言えば利点。

 私のようなアマノジャクからすれば、リスクを負って兜なしにしてるという「覚悟なしにはマネできない」感じが快感だったんだけどね。
 

 【UI】

 そんなに悪くないんだけど、ところどころ直感的じゃない。

 1番いまいちなのは、サーバーブラウザかな。満員サーバーへの接続連打ができない。接続を試みてはじかれるたびに、メインメニューに戻されるのはいかがなものか。F5攻撃的なことにならないためにわざとなのかもしれないけど。

 【総評】

 で、楽しいのかと言われると、まずまず楽しい。Mordhauの初回には及ばないけど、それにかなり肉薄していて、Mount and Blade 2の初回マルチに比べれば数段楽しい。もう少しベータをやって考えるけど、この分なら製品版もありかな、と思う。Mordhauでよくない? と言われると返す言葉はない。