ああ、買っちゃったよ、ヘッドセット。ボイスチャット(VC)に対する好奇心に負けた。
買ったのはロジクールのA-370。同価格帯で評価の拮抗していた.Audio90と、どっちにしようか悩んだんだけど、実際に店にいったら.Audio90が売ってなかったので、すんなりA-370に決まった。.Audio90のほうがマイクがそれっぽくて心が傾いていたんだけどね。実売価格2500円程度。
ってなわけで、とりあえずPCにつなげてDDOにログイン。すでにログインした友人を使って実験を開始した。
・・・なんか緊張するな・・・「あーきこえますか?」
ボソボソと話し始める。しかしボソボソ言っていても聞こえにくいそうなので、徐々にボリュームを上げて話していった。普通に会話をするくらいの声量にまで上げたところで、ようやくとりあえず聞こえたとのこと。案外声を大きめに出さないと聞こえないみたいだ。まぁ、電話をするときの声を考えれば、そんなものか。夜の室内での使用には、少し気を使うなこれ。
会話をテストするための会話を続ける。私の場合、ネット上での1人称や言葉遣いと、リアルでのそれが全然違うので、「ネット上でリアル声」という場合、どういう人格で話せばいいのか迷ってしまった。結局判断がつかず、微妙にキョドったまま、1つの会話の中で複数の1人称代名詞や語調が混在しているという、美しくない日本語を話してしまった。そんな自分に軽く凹む。我ながら対応力が足りない。予断ながら、「声が若い」とかいわれてしまったけど、これは14歳女子中学生の生声なのだからして当たり前ですね。
続いて、適当に会話をしながら、DDOの操作をしてみる実験に移った。酒場内で、通話キーをON/OFFしながら、前転、後転、斬る、跳ぶ、走る。
・・・これは想像していたより数段難しいな。
慣れてないというのもあって、通話キーを押すと動きが止まってしまう。動きながら会話ができる、というVCの利点を活かすのは、少し練習が必要なようだ。普通に考えても、キー操作が1つ増えるのだから当然かな。しかし、うーむ、これは逆に面倒くさいぞ。「忙しい」を理由に話さなくていい文字チャット環境のほうが、楽かもしれないくらいだ。かといってVC垂れ流しモードもイヤだしなぁ。
ところが、この実験の途中、こんな指摘を受けた。
「こっちの声や、そっちのBGMが、そっちのマイクを通して聞こえるよ」
むむむ? なぜだ?
どうやら、こちらのスピーカーから出た音を、こちらのマイクが拾って、あちらに聞こえてくるらしい。相手からすると、自分の声がやまびこのように跳ね返ってくる感覚だ。でも、使用している機器はヘッドセットなので、よほどボリュームを上げていない限り、ヘッドフォンの音声がマイクまで届くということはないとおもうんだけどなー。内部的に伝わっているんだろうか?
結局この不具合の謎がすぐには解けそうになかったので、この日の実験は終了することにした。不具合のあるまま使うのも気分が悪かったし(相手が不快だろう)、そもそもろくに調整もしないでつなげたので、もう少し時間をかけて導入することにしたのだ。VCを経験した、というだけで好奇心が満ち足りてしまって、「もう別に無理に使わんでもいいか」という気分になってしまったというのも、ちょっとある。飽きっぽい私に乾杯。
その後、実験に付き合ってくれた友人ほか数名を誘い、修行のためのクエストを2回ほど実施。途中その友人に「声出さないの?ケラケラ」とそそのかされるも、なんとなくその気にならずに、使わずじまいになってしまった。
まぁ、まずはもう少し調整してから、再挑戦かな?
#ところでこのヘッドセット、側圧が強すぎて、
#鉢の大きな私には耳が痛いかもしれない