日記: 4月7日 (2004年)

 「サッポロ一番 カップ
渡る世間は鬼ばかり 幸楽ラーメン 特製醤油味(サンヨー食品)
」を食う。4/5発売という、まさに流行の最先端に位置する一品だ。

 250円という価格設定は、カップラーメンの中では高級な部類に入る。内容は、「ホームラン軒」風の(わかるか?)黄色く透明感のある乾麺に、かやく、粉末スープ、液体スープ、海苔、レトルトパウチ入りのチャーシューとメンマ、という構成だ。どうやらレトルトが値段を食ってるとおぼしい。

 しかし個人的なことなんだけど、去年さんざんラーメン屋巡りをしたせいか、最近はすっかりインスタントラーメンがうまいと感じられなくなってきている。果たしてこの商品で、どの程度満足できるか、はなはだ不安だ。そんなわけで、あまり期待をせずに、ラーメンの調理にかかることにする。

 各種材料投入時間、待ち時間、あわせて5分ほどで、ラーメンは完成した。

 最後に投入したレトルトの中に入っていたチャーシューは、チャーシューというよりも角煮っぽいものだった。それも1センチほどの厚みのある豚バラ肉の切り身なんだけど、その体積のおよそ3/4が脂肪という、真っ白な物体。脂肪に抵抗のない私としては、食べるにやぶさかではないものの、非常に体に悪そうである。

 さて、食べてみると、・・・まぁインスタントラーメンにしてはいい方かな? 麺が「ホームラン軒」風なのが、私の嗜好にマッチしていていい感じだ。最近特に、「カップヌードル/カップスター」風の小麦粉っぽいグニャグニャ麺がうまいと感じなくなっていたので、まだしも救われたといったところだ。

 スープは、かなり醤油味の強い東京ラーメン風スープ。出汁や風味ではなく、「醤油で麺食ってます」ってのが前面に押し出されている。麺を食うにはまだいいが、スープだけを飲む気にはならない味だ。ちょっと塩辛すぎるし、味が浅い。インスタントに求めることでもないだろうけど。

 具の真っ白チャーシューは、うん、普通にうまかったかな。脂肪のかたまりを食える人なら、OK。

 ってなわけで、総合的に判断すると、うーん・・・250円だすほどではないかな。やはりカップラーメンは「半端に高いものを期待して食う」より、「安いものを緊急時にしかたなく食う」というのが正しい利用法って気がする、蝿さんなのでした。

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