日記: 10月18日 (2004年)

 ステーキがウリのファミレスチェーン店「VOLKS(フォルクス)」へ、十数年ぶりにいってきた。

 十数年前の記憶をなんとか引っ張り出してみるところの同店のイメージは、「ファミレス」「ステーキ」「サラダバー」だ。メニューが肉ばっかということをのぞいては、デニーズやら、すかいらーくやらと大差のない、数多くのファミレスの同類項だという思い出がある。

 が、十数年ぶりにいったフォルクスは、すこーしだけイメージが変わっていた。

 席に着くなり、やたら饒舌なウェイターが現れ、丁寧な文句で「注文が決まったら呼んでください」という趣旨の口上を述べる。本格的なレストランのウェイターとまではいかないが、その他大勢のファミレスとはやや趣の異なる、ちょっと格調ありそげ(ファミレスにしては)な接客だ。

 さらに注文が決まり、オーダーをだしおえると、ウェイター君の向上が再び飛び出した。曰く、「ワタクシ、本日お客様を担当させていただくXXXと申します。ご用がありましたらなんなりと、うんぬんかんぬん」。

 ファミレスでは聞いたこともない口上の連続。ひょっとしたらこいつはチップがほしいんじゃないか、などとさえ疑ってしまうではないか。

 どうやらフォルクスは、下々のファミレスチェーンとは一線を画し、高級志向でいくことで、苛烈な外食産業戦争を乗り切る腹づもりらしい。まあ、実際に金額面でも他のファミレスより高いわけだから、なんら不思議はないか。

 それにしても、一体いつからこんなウェイター教育が始まっていたんだろう。なにせ十数年いってなかっただけに、私の感覚だと、「つい先月からこういう方針にしました」って感じられちゃうんだけど、ひょっとしたら10年来この方針だったりするのだろうか。そうだとしたら、今まで書いてきたことはかなりウラシマ状態なわけだけど。うーむ。

 ま、そんなわけで、その後もやたら丁寧な態度(ファミレスにしては)で接客を受けながら、肉まみれの晩餐を楽しく過ごしたのであった。とりあえず、けっこーうまかったのでヨシとしよう。

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