EQ2: 入手戦争

第九章 二国の売買戦

 Shippedメールがメーラーで青い炎のように光り、ゲーマーはブラウザをランチャーから呼び寄せて掲示板に発送報告を書き込んだ。国内代理店注文組へ矢継ぎ早に勝利の雄叫びを浴びせかけ、彼は次々にこのマヌケな輩を倒していった。

 しかし、ゲーマーは十分ではないとわかっていた。

 海外ショップに予約したゲーマーの軍勢は、数の上で国内代理店予約組に圧倒的に押されていた。Web上で出荷制限のニュースが吹き荒れているにもかかわらず、国内組の入手時期はどんどん近づいている。某店に予約したゲーマーどもは安心感と代引き決済を武器にし、個人輸入組に投げつけた。じき国内組にクライアントが行き届くのも確実と思われ、そしてそうなればスタートダッシュのメリットが失われてしまう・・・

無断パロゴメンナサイ

 というわけで、海外でのEQ2発売にともなって、どの入手方法が早いかを巡る、熾烈なクライアントの入手戦争が、その火ぶたを切って落としました。

 なんでも海外出荷制限(?)という、DAoC以来の謎な現象が発生したらしく、国内代理店は軒並み大混乱。多くの店舗が、受け付けた予約分を満足に出荷することができないでいる。そんな状況下で、国内予約組は自己の注文店の動向を、一喜一憂しながら固唾をのんで見守る姿勢だ。

 数ある入手手段の中で優勢なのは、毎度のごとく公式組&EB組。公式が結局早いというのは、UO時代からの伝統という感がある。・・・なんてこといいながら、公式で注文したことないけど。

 一方、私が注文したのは国内代理店「Gamers-Inn」。ご多分に漏れず、この店でも謎の「出荷制限」を食らったらしく、「予約者全員には出荷できない」とのコメントがまず現れる。それに対し、民衆が一斉蜂起(嘘)。巻き起こる混乱。風を巻いてBBSに襲いかかる予約者たち。「嘘つくなー」。「キャンセルさせろー」。「当落ラインを示せー」。「米をくれー」。「レタス高いぞー」。

 それに対し、店側より続いて現れるは、Gamers-Innの店主その人。そこで行われた宣言こそが、初回入荷分を手にできるラインを確定し、スターターキット無返品キャンセルを認めたとして歴史に名高い、のちに言う(言わない)「店主第一の宣言」だ。

 曰く、「10/29までに予約してればOKだよーん」。

 Blogのログを見るに、私の予約は10/28。まさしくぎりぎりではあるが、この宣言を鵜呑みにするならば、とりあえずはOKラインにのることができたようだ。

 しかし、こんな宣言の一つや二つでは、なかなか安心できないのが、混乱と破壊(?)のMMORPG黎明期。「初回入荷分」という言葉の意味や、「DVD版(またはDVD版かCD版)」という言葉の意味を含め、未だ状況は予断を許さない。

 あんまり焦ってはいないけど、約束を反故にされるのが嫌な感じな私は、今後もEQ2がこの手に収まるその日まで、動向を見守っていく所存である。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。