日記: 2月24日(2010年)

 久々に買った小説、「亡命者―ザ・ジョーカー(大沢在昌:講談社文庫)」を読んだ。

 本書の内容を、ジャンプ黄金世代に判りやすく言えば、年食って硬派なシティーハンター、というようなライトなハードボイルドものの短編集だ。ハードボイルドではあるんだけども、重苦しい雰囲気が少なく、ストーリーもテンポよく進むので、さらっと読み進めることができた。これといって傑出したところがあるような作品ではないんだけど、誰が読んでも楽しめる作品だと思う。高級フランス料理店ではなく、普通のおいしい定食屋、というような敷居の低い良作というところかな。

 最近活字離れが著しい私には、こういう肩の力を抜ける作品がベストマッチだった。シリーズの前作である「ザ・ジョーカー」も面白かったので、間違いなかろうと思って買ったんだけども、予想通り間違いなく楽しめた。オンラインゲームの話なんかも出てきて、「古くさいジャンル」のハードボイルドが、現代のカルチャーと融合しているのが、私などには実にツボだった。

 同時に同著者の有名シリーズ最新作「狼花―新宿鮫9」も購入したので、あとはこっちを読み進めるとしよう。これはジョーカーシリーズよりも、ちょっと重いし、それ以上に分厚いので、時間をとらねばなぁ。もう少し暖かくなったら、キャンプに持っていくのもありかな?

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