日記: 10月12日(2016年)

 ちょっと前に「普通自動車免許で125ccまでのバイクに乗れるようにする」とかなんとかいう話題が出たので、それについての私見を述べたい。

 これは、ない。

 自動二輪車の免許は確かにいろいろと問題があるけど、解決法がこれというのは、安全よりも経済を取った完全なる愚策だと思う。私が思う「ぼくのかんがえたさいきょうのめんきょせいど」は、これだ。

 1.普通自動車免許に原付はつけない

 まずこれ。今の交通事情を鑑みるに、1回も講習しないで免許を授与する意味がわからない。危険の無差別配布。ほぼテロ。ぜひとも廃止すべき悪法。

 2.50cc原付免許をなくす

 次いでこれ。正式に講習をしていても今の原付免許取得制度は役に立っていない。厳密に言えば、法定どおりに原付を用いる、という範囲では必要十分だけど、現実問題として多くの行動を走る原付は、法定どおりになど走っておらず、普通自動二輪車に近しい振る舞いをしている。であれば、足りない。

 3.125ccまでのAT限定免許を今の原付免許の地位に下げる

 2日コースで取れるように。学科1日、実技1日。一応乗って動かせるかどうかはチェック。費用は2万円くらい。ATのバイクの難易度なんて、50ccでも125ccでもさして変わらないから、排気量の制限はこれでいい。流れに乗れる100cc超のほうが安全まである。なお、カブはAT扱いとする。

 4.250ccまでを小型自動二輪、それ以上を普通自動二輪にする

 で、これ。現行の排気量の区切りが400ccなのは意味がわからない。600cc区切り説もあるけど、私の推奨は250cc区切り説だ。現状の普通自動二輪免許は大型に格上げしてやろう。実際問題これだと250ccまでの免許をとる人がめったにいなそうだけど、知ったことではない。現状の小型限定だってそんなにいないから、大きな問題とは思えない。

 これで期待するのは、ライダー全体のリテラシーの向上と、流れに乗れない危険な車両の減少、国内向けの特殊な市場(400cc制限)の撲滅だ。50cc原付業界が死ぬかもしれないけど、そんなことは知らん。

 以上で妄想を終わります。

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