カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2019年08月

日記: 8月28日(2019年)

 PCの電源を変えたついでに、PCケースも交換した。

 交換したケースは写真の通り。

 いかにも今風の、サイドパネルが透明で、内部のファンが光ってるケースだ。ふふふ。

 いや、正直なことを言うと、PCの内部を飾り立てたいという欲求は、私にはよくわからない。なぜ透明にしてLEDで光らせる必要があるのかは、永遠の謎だ。ヤンキーが車の外装にLEDをつけるのと同じくらい謎だ。

 ただ、それでも今まで使っていた、鉄の塊みたいな外見を持ち、エアフローもへったくれもない構造で、ようするに設計思想が10年以上時代遅れ、というようなケースに比べると、外見以外の各所にも、明らかな進化を感じられた。Amazonで4000円程度、という値段からすると、かなり得られたものは大きかった。

 まずレイアウト。電源とマザーボードの間に隔壁があり、熱が相互に影響しなくなっている。今どきはそんなことになっているのか。今回のPCいじりのそもそものきっかけは、電源の故障にあったわけで、そこへの配慮が進歩しているのは好感が持てる。

 そして、配線だ。配線をマザーボードの背面から行える。そういうことになっているとは聞いていたものの、実際に背面に配線をしてみると、PCケース内のすっきり感が今までとは段違いになって、見た目もいいし、空気の流れにもよさそうだ。

 空気の流れつながりでいうと、あちこちがメッシュ状になっているのも特筆に値する。特に上面がまるっとメッシュなのは、熱気は上昇するという物理法則から言っても、大変効果的に思える。うーん、いろいろ考えられているな。

 ってことで、PCの電源の故障にかこつけて、電源だけではなく、ケースまでもが進化した。しめしめ。


■ 電源: Corsair RM850x -2018-850W
■ ケース: Thermaltake Versa H26

日記: 8月27日(2019年)

 PCから煙が出た。

 その日、帰宅してまずはPCの電源を入れ、いったんその場を離れようとしたときだった。

 バチン、バチッ。

 聞きなれない音がPCのほうから聞こえてきたのだ。

 んー? と思ってPCの前に戻って見てみると、PCの背面からモクモクと白煙が噴き出しているではないか! PCのある部屋の中には、焦げ臭さが充満していた。

 うおおおおお、なんじゃこりゃあああ。

 正直、まったく予期していない出来事だったので、かなり驚いた。いや、昔から「PCは煙をだして壊れることがある」という話は聞いていたものの、まさか自分の身にそれが降りかかるとは。はじめての経験だった。

 すぐさましたことは、PCの電源ケーブルを引っこ抜くことだった。それでとりあえずPCへの給電は止まり、白煙もやがて沈静化した。発火などはしていなかったようで、とりあえず「火災」という最悪の事態にまでは発展しなかった。ステータスは「PCの故障」だ。

 故障の瞬間を一部始終見ていた、というのが救いのある点だった。明らかに故障個所が電源ユニットだとわかっているので、それを交換すればおそらく治るだろうし、データのロストなどもよほど運が悪くなければなかろう、と推定できた。

 実際、その日のうちに電源ユニットをスマートフォン経由で注文し、翌日に届いた新しい電源ユニットに換装したら、あっさりとPC環境は復旧した。やれやれだ。

 しかし本件は、ちょっと怖さを感じてしまったな。

 例えばこれが、PCをつけっぱなしで外出しているときに起こっていたらどうなっていたんだろうか。発火して火事になるとかいうことはないのかな? 寡聞にしてそういった例を聞いたことはないんだけど、その前に給電が止まるようなセーフティがあるのだろうか。

 また逆に、スマホ時代のよさも痛感した。一昔前だったら、こういった事態に陥ると、ウェブ環境が失われてしまい、実店舗に買いに行かなければならないものだった。それが唯一のPCが壊れてなお、オンラインショッピングができるとは。時代の進歩も目覚ましいな。

 ともあれ、かなり旧態依然としていたPCの電源ユニットが、期せずして最新に近いものにアップグレードした。この機についでだから、PCケースも交換しようかな、と企んでいるけど、それはまた後日だ。

日記: 8月19日(2019年)

 先日の「庭で七輪バーベキュー」を行うにあたって、メインの焼き物となる冷凍焼き鳥は、業務スーパーで購入してきた。

 これまであまり業務スーパーなるものを利用したことはなかったんだけど、調べてみると、業務スーパーというものは、かなり独自の商品展開をしているらしく、ひとつの文化といってもよいもの形成しているようだった。業務スーパーの商品紹介に特化した情報サイト、レビューサイトなども豊富にあり、少なくない数のファンを抱えているようだ。

 誤解を恐れず言ってしまえば、コストコやカルディをさらに俗っぽくした感じ、という印象だろうか。

 正直私はその名称から、ひたすら大容量の食品が売られている、まさに「業務用のスーパー」なのかと思っていたけど、少なくともそういう側面だけではなさそうだ。なかなか面白そうなところじゃないか。

 そこで今回、冷凍焼き鳥を購入してくるついでに、ファンたちによるレビューサイトを参考にしながら、評判の良いものをいくつか購入し、食べてみたので、その感想を記録しておきたい。

 【冷凍ジャンボやきとり】

 七輪で焼いたブツ。ジャンボを買うつもりはなかったんだけど、間違ってジャンボにしてしまった。加熱済みの大きめの鶏肉が、うすくデンプンの衣をまとって、串に刺さっていた。デンプン衣は何のためだろう。味付けはついていないタイプだったので、今回は塩を振って食べた。味のほうは、正直まぁ、そこそこだったかな。炭火パワーで非常に美味しく感じたけど、フライパン焼きだといまいちかもしれない。焼くなら魚焼きグリルだろうな。串にさす手間とかを考えると、自分で用意するよりは楽。焼き鳥形式にこだわらなければ、鶏肉買ってきて切ればいい。そんな感じ。20本、1㎏で1000円くらい。50点。

 【カルツォーネ4種のチーズ】

 ピザを半分に折り曲げたような食べ物、の冷凍食品。レンチン3分、その後トースターで2分。内部はチーズとトマトソースがトロトロ、外側はピザ生地が香ばしい、と美味しいものだった。1個300円くらい。これ1つでいいランチになる。80点。

 【パラタ】

 ナンのようなものかな、と思ったけどちょっと違った。ナンとパイシートを足して2で割った感じのものだった。織り込まれたバターのぶん美味しいけど、織り込まれたバターのぶんオイリー。そのまま食べてもいけるし、サルサソースなんかも合う感じだった。5枚で200円くらい。60点。

 【葱抓餅】

 台湾の朝食なイメージの葱抓餅。現地で食べたことがないので、本物との比較ができないんだけど、これはこれで美味しかった。そのまま食える度がパラタより高いので、こちらのほうが使いやすい。本場をまねて卵とか挟んでも旨そう。餅って書いてあるけど餅というよりチジミ系。5枚で300円くらい。70点。

 【ケイジャン風スパイス】

 ケイジャン風のミックススパイス(そのまま)。1番感じる風味はクミンで、それベースにパプリカとかペッパーを感じる。とりあえずニンニクバター炒めしたシュリンプにかけて食べたけど、バカウマ。チキンや白身魚にも合いそう。1瓶で100円くらい。安っす。90点。

 【ポップコーンダブルバター味】

 電子レンジでポンポンさせるタイプのポップコーン。ウェブの情報では4種類の味があるらしかったけど、今回購入した店では、ダブルバター味とハラペーニョ味しかなかった。はじめからダブルバター味狙いだったので、そちらを購入。「500Wの電子レンジで3~4分」ということだったけど、うちの電子レンジだと500Wで4分30秒かけても、なお出来上がりには30粒くらいの未破裂コーンが残った。5分が正解だったか。紙袋状の容器いっぱいに出来上がったポップコーンは、ホカホカでバターの香り満載。非常に旨かった。70円くらい。90点。

 【刻みにんにくのオイル漬け】

 そのまんまの商品。ニンニクを刻む手間が省けるので、炒め油にニンニクの香りを移してから炒め物をしたい時などに、時短という意味で大変重宝する。まだ回数使っていないので、実力のほどは未知数。1回使った限りでは、やっぱりニンニクを刻んで使うよりは、香り高さが劣るかな、というところ。でも十分許容範囲。少し誤算だったのは、砂糖が含まれていたこと。少し想定外の味に料理が仕上がった。80点。

日記: 8月15日(2019年)

 盆休みに、実家の庭で1人バーベキューを実施した。

 というのも、父親が以前こんなことを言っていたのだ。

 「倉庫の中に、昔買った大量の炭が余っていて、使い道がない。もったいない」と。

 よろしい、ならば私が使ってやろう。

 ということで、かつて頻繁にソロキャンプツーリングしていたころのことを思い出し、ひっさしぶりに炭火で焼いた肉を食らってやることにしたのだった。

 ソロキャンツーでは、積載量の問題からコンパクトな炭火焼きグリルを使っていたのだけど、今回は空間に大きな余裕がある。ということで、わざわざ今回のために昔ながらの七輪を用意した。大量の炭があるというから、めったに使わなそうだとはいえ、七輪を買っても、そのうち元は取れるだろう。

 いや、まぁ、手持ちの金属製のバーベキューグリルを使ってもよかったんだけどね。ただ「七輪」という道具を自分で所有したことがなかったので、つねづね興味があったし、七輪のほうが、庭バーベキューの絵面として、金属製のグリルよりもレトロ感が出ていいかな、と思ったので、衝動的にポチっと注文してしまったのだ。

 強いて他のより合理的な理由を挙げるなら、暑い夏にバーベキューなんぞをのんびりするなら、断熱性の高い素材であるほうが、熱が横方面に伝播しにくくていいかと思った、ということもある。まぁこちらは取ってつけたような理由でしかない。

 まあいい。

 ってことで、いざバーベキュー開始・・・

 ・・・のはずだったんだけどさああああああ。

 おい。

 おい、オヤジ。

 倉庫のどこを探しても、大量どころかひとかけらの木炭もないじゃぁないか。

 七輪まで買ってその気になったのにどういうことだ。

 「あれ? じゃぁ、もう捨てたんだな」とかケロッと言ってる場合じゃないぞ。

 おいいいいい。

 ふぅ・・・。

 仕方ない、それじゃ自前の炭を使うか。

 いやー、ついでに処分してしまおうと、かつてのソロキャンツーの頃に余らせていた炭も、自宅からもってきておいて、本当に良かった。

 しかしなんというか「実家の炭を消費するため」にいろいろと用意をしたのに、その目的が達成できないとなると、いきなりテンション下がるな。なんのために七輪まで買ったんだか。かといって「炭を消費するための七輪を消費するために炭を買う」のもアホっぽいしなぁ。・・・まぁいいか。

 実家の縁側にどっかと座り、縁側から手の届く距離の庭側に七輪を置いた。自分は家側、七輪は庭側というフォーメーション。これで1人バーベキューを開始だ。

 なお諸悪の根源である父親は、当然のようにこんな酔狂な行事には不参加。クーラーの効いた部屋で、のんきにそうめんを食っていた。ぺっ。

 別段、凝ったことはするつもりもないので、焼き物は業務スーパーで仕入れた大量の冷凍やきとり一本勝負だ。半解凍くらいになったのを、順次七輪上の網に乗せては焼いていく。

 セミの声に青い空。灼ける日差しと縁側の日陰。七輪からはじゅうじゅうと肉の焼ける音。ビールの入ったグラスの表面は、結露した水玉が陽光を反射して輝いている。扇風機が暑い体の汗を蒸発させ、蚊やり豚から立ち上る蚊取り線香の煙をかき乱していく。

 火が通ればいいのでは、というはやる気持ちを抑え、食い気を我慢し、焦げる寸前の最高の状態になるまで待ちに待ったやきとりを、ついにつかみ上げ、頬張る。炭火でしか出せない香ばしさと、噛むごとに飛び出してくる肉汁とが、瞬時に口内に広がる。安い冷凍やきとりであることを差し引いても、極上の体験と言わざるを得ない。そしてその極上を、冷えたビールで流し込み、次なる極上に備える。

 最高の夏の昼だった。

 ・・・まぁ火おこしとか、片付けとかが面倒くさいし、そもそももう木炭がないので、そうそうはやらんけどね。
 
 たまには、いいかな。

日記: 8月3日(2019年)

 AmazonのFire TV Stickを購入した。

 購入したのは、先月の15~16日に開催されていたAmazonのプライムデーのセールの時。セールタイムの終了間際5分前くらいに駆け込みで購入したのだけど、どうやらその時点で大量に発注されていたらしく、最終盤に注文した私のFire TV Stickは、品薄のため半月遅れの、いまごろになっての到着となった次第だ。

 Fire TV Stickは、家庭のテレビなどにWi-fiで映像データを飛ばし、Amazon Prime Videoの視聴をはじめ、YouTubeやTwitchの視聴、はてはゲームアプリなどで遊ぶことなどもできる、マルチメディア再生デバイスだ。

 類似品として、私は数年前からChrome Castを所持して、日々使用してもいるので、その辺との比較もしつつ、簡単なレビューもどきを書いておきたい。

 Chrome Castは、「Androidで観ている映像をテレビに飛ばす」というのが基本となるデバイスだった。スマホ操作が前提であり、スマホがないと動かせない。つまり、「Androidスマホの拡張ツール」というイメージだった(少なくとも私にとっては)。

 Androidアプリのプライムビデオは、Chrome Castにネイティブでは対応していない(たぶん)ので、「Androidスマホの拡張ツール」であるChrome Castでは正攻法ではプライムビデオは見ることができなかった。「PCのChromeブラウザ上で再生したものを飛ばす」ということはできるので、どうしてもテレビでプライムビデオを観たければ、PC経由で観るという、やや面倒くさい方法を取っていた。そしてこの方法は、しばしば音声が遅延したり途切れたりと、不具合も多かった。

 一方でFire TV Stickは、専用のリモコンやホーム画面が付属しており、スティック単体で完結するようになっている。スマホの介在する余地はない。プライムビデオは当然ネイティブに対応しているし、YouTubeやTwitch用のアプリも用意されているので、ちょちょいとインストールするだけで、問題なく利用できる。

 よって、使い方にもよるとは思うけど、私のような「プライムビデオ、YouTube、Twitchを観る」という用途に限られる場合、ほぼFire TV StickはChrome Castに優っていると考えてよさそうだ。

 その最大の理由はプライムビデオとの親和性にあるけど、それを除いて考えてみても、スマホと連携させて操作するというやや複雑なChromecastよりも、オールインワンのFire TV Stickには挙動全般への安心感がある、というのがことのほか大きい。

 Chrome Castは、キャストに関する理解が浅い層からすると、例えばキャスト中のスマホの取り扱い周り、つまり視聴中に電源を切っていいのかとか、切ってしまった後にキャスト画面の操作に戻るにはどうしたらいいのかとか、そういう1つ1つの挙動に関する「よくわからない」感がぬぐえないのだ。

 Fire TV StickのChrome Castに劣るところは文字入力だろうか。YouTubeなどで動画を検索したい、なんてときにはスマホのフリック入力で検索してキャストできるChrome Castは楽だった。Fire TV Stickの場合、ドラクエの「ふっかつのじゅもん」のような50音入力を強いられてつらい。この辺は、音声入力に慣れてくると、ひょっとしたら改善するのかもしれないけど。

 ってことでやっと届いたFire Stick TV。今のところ、まずまず好印象でいい感じだ。そもそもあまり映像による娯楽に親しまない私だけども、使える範囲で大いに使っていこう。

 (8/3に書いたはずなのに投稿されていなかった。8/19記)