日記: 11月11日(2025年)

 小型スーツケースのキャスターの車輪を交換してみた。

 先日の奈良旅行の際に、スーツケースのキャスターの車輪が壊れてしまったのだ。

 それも4つある車輪のうち、内側というか、持ち手を持ったときに体側になるほうの車輪が2つとも同時に壊れてしまった。斜めに傾けて使う際には、この内側の2輪で転がすことが多いから、負担が多くかかる車輪だったのだろう。

 余談ながら、この壊れ方がちょっと面白くて、車輪が割れるとか欠けるとかいう感じじゃなくて、バームクーヘンのようにベロンと外側の層が剥けてしまう感じに壊れた。ほう、こういう風な壊れ方をするのか。きっと樹脂の成型時の手法に関連するのだろうな。などと興味深くはあった。

 ともあれ、実際はそんなことはどうでもよく、とにかく壊れたということが問題だ。

 高いスーツケースではないし、かれこれ10年以上使ったものでもあるから、スーツケースごと買い替えてしまえばいい話ではある。

 でもこのスーツケースは、国内から近めの海外まで、各地で苦楽を共にしてきた戦友でもある。思い出が詰まっていると言えなくもない。そして2つの車輪以外は、まだまだぴんぴんしている。ここで失うのは少し惜しい。

 そこでAmazonで「スーツケース 車輪」などと検索してみると、でるわでるわ。修復用の車輪セットが何商品も出てきた。

 大体は、車輪、軸、そして作業用のノコギリやドリルビットがセットになっている、という商品構成だった。

 これは・・・面白そうだ。

 スーツケースを修復できる可能性を見いだせたことはもちろんよかったのだけど、もうそれ以上に「このセットを使って修復する」という作業を、自分で試してみたい気持ちになってしまった。

 というわけで購入し、作業してみた結果が、上掲の写真だ。

 見ての通り、無事作業は行えた。満足の結果だ。

 ただ、少し疲れる作業ではあったし、作業条件も限定的だったので、本来は4輪とも変えてしまおうと思ったんだけど、壊れた2輪だけを交換するに、今回はとどめた。

 作業条件が限定的というのは要するに、「壊れた2輪のほうはキャスター部分にガタきている分だけ隙間があって切断用のノコギリを入れやすかったけど、壊れていない2輪のほうには隙間がなくてノコギリが入らない」ということだった。壊れた2輪の交換は付属のノコギリで行えたけど、壊れてないもう2輪はそうはいかなそうだった。作業継続するには、実家に行ってディスクグラインダーでも持ってこないとダメそうだった。だから、やめた。

 ともあれ、これで少なくとも、故障部分は治った。修復された2つの車輪と、もともとの生きている2つの車輪とは、ほぼ同じ直径なので、立てて転がしてみても違和感はほとんどない。

 特に良くなったことは、車輪の材質が古い硬質な樹脂から、新鮮な樹脂というかゴムに変わったので、スーツケースを転がす際のガラガラ音が、かなり少なくなったということだ。住宅地を駅まで歩く時の恥ずかしさが相当減るはずだ。

 ま、あとは使ってみてかな。一番気になる耐久性は、また未知数だ。

日記: 11月6日(2025年)

 足底腱膜炎との戦いの記録、最終章(希望)。

 自覚的な発症から半年余り。ここへきてやっと事態の終息が見えてきた。

 10月半ばに突如として過去イチ足が痛む日がきて、「えーまじかよー。旅行前に悪化?」と思ったんだけど、その翌日は前日が嘘のように全く痛みがない日になった。

 その日以降、少し違和感は残り続けていたものの、痛みというほどの苦痛はほとんどないまま日が過ぎていき、先日の奈良旅行も、1日15000~20000歩の歩行を問題なくこなすことができた。

 (余談ながら奈良は良く歩くことになる行先だった。老人にはきつそう)

 そして、これを書いている今現在も、違和感こそ多少あるものの、痛みはほとんどない。

 このまま年内に違和感すら消えてなくなって、健常者になってくれれば、これ幸い。

日記: 11月1日(2025年)

 先日奈良旅行に行ってきた、という話。

 身バレ防止のために写真なしの記録。「ロボット検索避けつきの、推定ユニーク読者20人程度の隠れ家ブログ」で身バレもくそもないんだけども、一応念には念を入れるインターネット黎明期世代スタイル(なら書くな?奈良だけに?うっさいわ)。

 以下、淡々と書いていく。

 なぜ奈良か。

 京都大阪は大人になってから行ったけど、奈良は修学旅行以降行っていなかった。当時は古刹や文物に興味がなく、ろくに見もせずに通り過ぎただけだった。大人の修学旅行をしたい。知見を増やしたい。京都がオーバーツーリズムな今だからこそ、奈良チョイスがかっこいい(?)。わたしは、奈良派。そんな感じ。

 距離。

 新幹線利用で東京駅からトータル3時間余り。京都大阪に比べると体感で遠い。というか乗り換えがダルい。京都から奈良までは近鉄の急行でいった。近鉄ってバッファローズだけじゃないんだな。実在したんだ(失礼)。

 っていうか、なぜか奈良は京都の東にあると思っていた(無知)。実際は南なんだな。大阪京都奈良はほぼ直線だと思っていたけど、直角三角形だったとは(無知)。

 飯。色々食べた。

 柿の葉寿司。予想以上にうまかった。ふっくら目の押し寿司。飯の詰まり具合がちょうどいい。柿の葉の香りのアクセントもいい。もっと全国区になるべき。今回のMVP。

 三輪そうめん。これ以上でも以下でもなくそうめん。

 ロクメイコーヒー。酸味強め。うまかったけど深煎り焙煎系が好きな私の好みではなかった。

 シカ。シカのハムを食べた。シカを見て、シカを食う。ジビエ全般で思うけど、そこそこ旨いけど飛び上がるほどじゃない。たまに食うからおもろいやつ。旨いというよりおもろい。無理にシカを狩猟せんでも家畜がコスパいいなって思う。

 ヨモギ餅。高速餅つきが有名な店。訪問時は高速餅つきをしていなかったので、ただのヨモギ餅を買って食っただけだった。普通。

 いちご大福。シカクッキーが載っているだけのいちご大福。普通。

 グルメバーガー屋のバーガー。旨い。店の半分が外国人観光客。バーガーも旨いけど付け合わせのポテトが旨い。

 韓国料理バーのチキン。旨い。マイ唐揚げランキングでも割と上位。こんなところで好みドンピシャのチキンが。

 天理スタミナラーメン。ニンニク強い、辛さはそうでもない、元気出た。

 その他、書くほどではない普通のものをいろいろ食ったり飲んだりした。

 全般的に飯の物価が安いと思った。店やモノにもよるけど、平均すると東京の1~2割引きのイメージ。特に名物でもない普通の飯が安く感じた。味のクオリティも高かった。よく知らんけどこれは大阪と同じ空気なんかな。

 観光。鉄板スポットあれこれ。

 興福寺。五重塔が修繕中で見えなかった。残念。

 東大寺。建物がでけえ。

 春日大社。えらい歩く。

 法隆寺。かっこいい。広い。

 唐招提寺。質素でいい。好み。

 薬師寺。派手め。近所の唐招提寺と正反対。

 奈良博。正倉院展を見に行った。双六局いいね。古代のゲーム機。

 奈良公園。シカシカシカ。

 平城京跡。行きたかったけど行けなかった。電車やバスから遠望した。だだっぴろかった。

 せんとくん。みゃくみゃくに負けるな。

 あとの感想はなんだろな。

 外国人観光客。やっぱり多めではあった。中国人観光ツアーがぞろぞろいたり、傍若無人な白人に突撃されたり。でもまあ、奈良はそれで潤うのがまだうれしい段階かな。オーバーツーリズムって感じはしなかった。

 京都旅行のオプション的に日帰りできている層も多いのか、夜になるとかなり混雑は緩和されていた。おかげで夕食は取りやすかったし、ホテルの相場もそこそこに抑えられていた。奈良メインの旅はしやすく感じた。

 見どころ多すぎ問題はあるかな。右を見ても左を見ても国宝が待ちかまえている。重要文化財もすごいのに、「あ、君は重要文化財、です、か・・・」とかなる贅沢な状況。

 明日香にいけなかったので、遺跡系を観られなかったのは心残り。キトラ古墳、高松塚古墳、石舞台古墳等々。見逃しワクワクスポットはまだ多数ある。

日記: 10月25日(2025年)

 新ゲーム「Absolum(アブソラム)」を買った。

 どんなゲームかというと、ベルトアクションのローグライトゲームだ。

 既存のタイトルで言うなら、ハデス2のような面クリ型ローグライトゲームを、カプコンのファイナルファイトやD&Dのようなフィールドで遊ぶイメージのゲーム。

 どうだ、面白そうだろう?

 今のところ、実際面白い。

 エリアクリアごとに進化報酬の選択肢がでて強くなっていく感じも、ゲームオーバーになるたびに少しずつベースのキャラパワーを上げて、次のスタートごとに徐々にはじめから強く挑める感じも、ハデス2やその他の面クリ型ローグライトに似ている。プレイ中の進化と、プレイごとの進化の相乗効果が楽しい。

 操作は操作で軽快なベルトアクションで、壁際に追い込んでボコスカやったり、軸ずらしで近寄って、接触してつかんで投げたりと、往年のベルトアクションの楽しさをちゃんと持っている。ウルトやガードのような、今どき要素もあって、それもいいエッセンスになっている。

 この2つの融合がうまくいっていて、まだそんなにプレイしていないものの、感触はとても良い。

 またこのゲームは、ソロプレイでももちろん面白いけど、マルチプレイが特に面白いと思う。進行状況を共有できないので、「仲間が集まった時だけのゲーム」みたいにしないと、最初から最後までマルチプレイで楽しむのは難しいけど、そういう環境を用意できると、本当に面白いと思う。ベルトアクションがマルチプレイ向きなのは、おっさんゲーマー諸氏には言うまでもないことだろう。

 私もそんな「仲間が集まった時のゲーム」としてこのゲームを買って楽しんでいる。人が集まらないとプレイしないので、正直いつになったらクリアできるのか、それとも途中で企画倒れになるのか、予断を許さない。

 けど、それはそれでいいのだ。

日記: 10月21日(2025年)

 ハデス2、完。

 どっぷりプレイし続けること2週間余り。

 無事にスタッフロールが流れるところまでは到達し、一区切りついた。

 まだまだやりこみ要素はたくさん残っているものの、この辺で私のモチベは一旦終息かな。

 難易度を上げて挑む系のやりこみ要素はストレスフルだし、他の実績解除系のものも、運が絡む要素が多いから(特定の進化をランダムの中から引かないといけないケースが多い)、何度も頑張ることをちょっと面倒に感じてしまっている。

 これまでの武器選択は、序盤はデフォ短剣、その後短剣のパンの態、デフォ漆黒甲、漆黒甲のセレスの態の順で切り替えていった。セレスの態よりパンの態のほうがポテンシャルある感じだったけど、後者の操作が圧倒的に楽だったので、甘えて採用し続けてしまった。

 ビルドは効率を考えなければなんでも行ける感じのゲームだったけど、気に入っていたのは賜物をヘラ、ポセイドン、ゼウスの順でとってそれぞれの功徳を狙うルートだったかな。4つ目は対ボス用のなにか。最初エリアの功徳でエピック以上のヘラ特殊さえ引ければ、もう満足。

 ヘラで火力あげて、ポセイドンで進化促進して、ゼウスで追加&範囲ダメ盛って、ひたすらΩ特殊するだけの簡単なゲーム。あとは偶然引くアレス、アフロディーテ、ヘスティアあたりが助かった。基本なんでも助かるけど。

 というわけでハデス2ウィークは無事終了。

 次はどうすっかな。