日記: 4月12日(2018年)

 PC用のデスクを買い替えた。

 従来使っていたものは、いわゆる「PCデスク」とか、「PCラック」とか言われるタイプのもの。

 それを普通のデスクに買い替えた。

 理由はいろいろあるんだけど、きっかけは単純にPCデスクが壊れ始めた、ということだった。

 具体的には、マウスを持つ右手側の、手首の当たる部分の天板のエッジが割れて、ささくれだしてしまった、ということだ。手首の当たる部分に鋭利な木片がある、というのは流石に怖い。気分がよくない。

 そしてその対処を考えたとき、「補修する」というよりは、「買い替えよう」と決心した。もうこのPCデスクも長く使ったし、そろそろ気分転換してもいいだろう、と思ったのだ。

 買い替えによってお役御免となるこのPCデスクとは、かれこれ20年の付き合いになる。自宅に限定して言えば、このPCデスクの上以外でPCを触ったことがない。私のPC歴は、ほぼイコールこのPCデスク歴だ。このサイトの運営歴よりも長い。

 IT革命前夜のにわかにPCブームが起こっていた時代。安価で脆弱なPCデスクが量販店に数多く並ぶ中、「こういうものは安物はダメだ。ちゃんとしたのを買わねばならない」と主張する父が、PCを購入するのとほぼ同時に買ってきたのが、大きく、しっかりした、このPCデスクだった。当時は「別に乗せる台なんてなんでもいいんじゃない?」と私などは思っていたが、今になって思えば、わが父ながらいい判断だった。

 このPCデスクで、M59もDiabloもUOもEQもDAoCもAoKもSWGもVGもEQ2もDDOもRIFTもFF14も遊んできた。思い返せば、私の過去のオンラインゲームシーンには、常にこの机があった。PCもモニターもマウスもキーボードも、住んでいる部屋でさえも変わっていくなか、このPCデスクだけは常に変わらず私のそばにあった。

 そんなPCデスクを買い替えるというのは、ちょっと忍びなくもある。でも、買い替える決心を、ついにした。

 買ったのは写真の通りの普通のデスク。PCデスクの持つ窮屈感から脱したかったので、収納が減るのも構わず普通のデスクにした。品質に関しては、「こういうものは安物はダメだ。ちゃんとしたのを買わねばならない」という父の教えに真っ向逆らった安物だ。フヒヒ。

 今回私がデスクに求めた要素は2点しかなくて、1つはダークブラウンのウッド調であること、もう1つは広い天板を持つこと、だ。

 前者はインテリアコーディネートの観点からの、ようするに単なる好み、趣味の範疇。

 広い天板を持つことについては、過去の経験からくる教訓だ。PC用に限らず、デスクは環境が許す限り広いに限る。作業スペースが広いことは、いろいろとつぶしが効く。PCでゲームをするという点だけでも、追加の入力機器や、モニター、スピーカーなどの増設の余地が増える。飯も食えるし飲み物も置ける。

 そんな風にして選んだデスクの使い勝手は、これから徐々にわかっていくことと思う。

 とりあえずの第一印象は、広いな、高いな、安っぽいな、だ。

 まず天板が広い。これは狙い通りだ。120cm×75cmなんだけど、特に奥行きの広さを感じる。そしてPCデスクのような支柱もないから、上方や左右の空間も広い。都市部から平原に出たような気分がする。ちょっと持て余すくらいだ。これならより大きなモニターや、マルチモニター環境も視野に入るな(当面予定はないけど)。

 そして高い。全高が今までよりも少し高い。数時間使ってみた程度の感想としては、PCの操作やゲームプレイにはさほど影響はないようだったけど、長く使う上でこれが身体的・健康的にどういう影響を与えるのかは、まだ未知数だ。肩こりが増えるのか減るのか、とか、姿勢が良くなるのか悪くなるのか、とか。悪いほうにならなければいいけど。

 最後の感想は、安っぽい、だ。予想はしていたけど値段が値段だから、やっぱり素材の安っぽさは否めない。木材が本物の木版ではなくて、ベニヤ板で組まれた合成木材でできている。ベニヤ板でできた段ボール箱、といった風情だ。だから見た目以上に軽くて、天板を軽く叩くと、スカスカと頼りない音がする。実用上は問題なさそうではあるものの、木の机の持つ重厚感は少ない。

 ともあれ、そんな新しい相棒ができた。今後20年間持つ相棒になるかはわからないけど、これからはこいつでオンラインゲームライフを満喫していこう。

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