さて、先日人間ドックで「コレステロールを意識した食生活」を指導された私。
その代表的な方法は、「肉を魚にする」ということのようだ。
かくいう私はもとより魚が好き。特に焼き魚が好きで、なおかつコレステロール対策に良いとされる、サバやサンマのような青魚が大好物。だからこの方法は、別に何の抵抗もないはず。
・・・なのだけど、では普段から魚をよく食べるかというと、食べない。
理由は簡単で、家が汚れるからだ。匂うからだ。
今の家に引っ越して早4年以上が経つけど、これまで1度たりともコンロ備え付けの魚焼きグリルをつかったことはない。使えば掃除が大変だとわかっているからだ。
今まで住んできた数々の家で、魚焼きグリルを使い、掃除が面倒になり、やがて汚いまま放置されはじめ、そして不可触不可侵な領域に変貌させるという、悲しい歴史を繰り返してきた。もうこの愚は犯したくない。
この家では魚焼きグリルは使うまい。そう4年数カ月前のあの日誓ったのだ。
・・・とはいえ、さすがにもう肉食一辺倒の生活も問題があるようだ。どうしよう。
ってことで今回試してみたのが写真の商品。フライパン用クッキングシートだ。
これを使って、極力周囲への魚の匂いのダメージを軽減しつつ、焼き魚を堪能してみよう、という作戦だ。
【ケース0:魚焼きグリルの場合】
一応基準値として魚焼きグリルの場合を評点しておく。簡単度は、料理と後片付けの簡便さ。美味度は、そのまま魚の焼け具合。汚染度は、匂いやキッチンの汚れの度合いの指標だ。
簡単度: ★
美味度: ★★★★★
汚染度: ★★★★★
【ケース1:サバの文化干しをシートにオン】
まずは最も匂う魚、そして最もうまい魚であるサバ君だ。
フライパンの上にクッキングシートを引いて焼いてみた。
普通に焼けた。焦げ目もちゃんとつく。しかし普通にキッチンが匂った。2日くらいほのかにキッチンにサバ臭が残存。洗うべきポイントがフライパンくらいなのは楽だけど、密閉空間じゃないから匂いは相当拡散するなこれは。
簡単度: ★★★★
美味度: ★★★★
汚染度: ★★★★
【ケース2:シマホッケをシートにオンにフタをオン】
あまり匂わない魚、シマホッケ君登場。
今回はフライパンの上にクッキングシートを引いて、なおかつ焼くときにフライパンの上から蓋をして焼いてみた。
これもまた普通に焼けた。焦げ目もちゃんとつく。ただ、フタのせいで水分が蒸発しにくく、若干蒸し焼きのようなふっくらしつつも香ばしさの減じた焼け具合になった。匂いに関してはサバの時ほどにはキッチンに残らなかった。ただ、これはフタの恩恵もあると思うけど、そもそも魚の種類の差もあるかもしれない。洗い物がフタのぶん増えた。
簡単度: ★★★
美味度: ★★★☆
汚染度: ★★
【ケース3:サンマをシートにインにフタをオン】
真打、秋の味覚の代表サンマ君、満を持してご出馬。
絶対に断固として匂わせないぞ、という意気込みで、クッキングシートでサンマを完全にくるんだうえで、さらにフタも併用して焼いてみた。
予想通りの結果なんだけど、完全に蒸し焼きになった。サンマの蒸し焼きって初めて食べたよママン。ただ、皮目の香ばしさがなかったとはいえ、十分美味しい範疇ではあったかな。食えないかというと、全然食える。そして匂い。まったく出ない。これはすげく気が楽。魚を焼くことの面倒くささや抵抗感が皆無になる。フライパンやフタへの匂い移りすらほとんどなし。
簡単度: ★★★★★
美味度: ★★★
汚染度: ★
【まとめ】
ハレの日の調理ならケース0や1で美味しく焼きたい。でも毎日のように魚を食べるなら、ケース3がメンテナンス性が高くて楽かもしれない。多少なりとも味は落ちるけど、許容範囲。かな。
焼き魚といえばツボダイ
オススメ
ツボダイはマジ最高だな
脂の乗りがステキすぎ
前に何度か通販で開きを「5枚でなんぼ」というようなので頼んだなぁ。確かにおいしかった。残った皮をパリパリに焼いて食うのが特に思い出深い。
ただ私の生活圏内では入手できないからどうにも縁遠い。通販か遠出するかでは常食できない次第。残念。