日記: 7月1日(2021年)

 駐車場のシェアリングサービスが便利。

 ということを最近知り、使ってみたのだけど、実際になかなかお得なシステムだと理解した。

 どういうものかというと、「昔車を持っていたが今はない」「戸建てを購入し駐車場はついていたが車は持っていない」というような、一般家庭の空いている駐車場などを、一時駐車場として登録しておき、別の誰かに時間貸しするためのウェブサービスだ。「個人の貸したい」と「個人の借りたい」を、主に日単位でつないでくれる。Airbnbの駐車場版、というとわかる人にはわかりやすいかもしれない。

 利点は値段が安いことと、支払いがクレカで簡単なこと。そしてなによりも、事前に予約できることが、メリットとして大きい。特に都心部や観光地での移動において、「目的地で駐車場を見つけられるだろうか」というような不安を抱えなくて済むのは、精神衛生上とても大きい。自動車移動に伴うストレスの、最大級のものを減じ得る。

 試したのは、「タイムズのB」と「Akippa」の2つのサービス。後者が最大手なのかな。

 システムの性質上、複数のサービスに並立して登録してある駐車場はないと思うので、あるサービスではいい立地や条件のところが見つからなくても、別のサービスで検索すると見つかったりする。目的に応じてより良い駐車場を見つけるためには、複数のサービスで検索するのが必須かもしれない。

 私が利用したのはいずれも「〇〇邸駐車場」「コーポ〇〇駐車場」というような名前の、個人宅やマンションの軒先の駐車場。目的地周辺の地図から、登録されている一般家庭の駐車場を検索して、サービスのサイト上で予約。当日はそこへ行って、停めて、用事を済ませ、そしてまた車に乗って帰る。貸主との接触はないし、機械駐車場のような支払いすらない。その日だけそこが自分の家の駐車場のようになる。簡単だ。

 また特筆するべき点として、乗用車だけではなく、バイクでも多くの場合利用できる。これもいい面だ。逆に狭隘な住宅街などでは、大型車非対応という場合もあるようだ。私には関係ないけど、これで利用が限られる人も、それなりにいるかもしれない。

 まだまだ著名なサービスとは言い難いし、登録駐車場の分布も偏っているので、使えるシーンは限られている。駐車場が必要な場所に、いつもシェアリングされている駐車場があるとは限らない。それでも、こういう選択肢があることを知っていると、便利に活用できるシーンもありそうだ。

 こういった種類のサービスは、今後よりメジャーになっていくと予想されることだし、うまく利用できるようになっておきたい。

日記: 7月1日(2021年)」への2件のフィードバック

  1. アバター画像soul

    たまに見かける要予約の駐車場がこれか
    Akippaとかは名前をよく見かける
    妙に安いこともあるので、怪しいと思って利用したことはなかったけど
    今度使ってみるかな

    返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です