Divisionの開発チームは、もう何年もの間にわたって、定期的に「State of the Game (SOTG)」と題された、開発状況を伝えるストリーミング配信を、公式チャンネルにて行ってきた。
この放送では、そのときそのときにおける開発側の情報や見解を、ユーザーに寄り添って伝え続けることを徹底していて、非常に好感度が高い。Divisionとその開発陣は、その真摯な姿勢とたゆまぬ努力とでもって、発売直後の悪評を、時間をかけて払拭してきた。
さて、そんなSOTGの、昨日配信された最新の放送では、Division 2のエンドゲームに関する情報が、いろいろと公開されたらしい。
本放送は英語によるものなので、当然私の英語力ではまったく理解はできない。が、ありがたいことに、SOTGは放送されるとすぐに有志(?)が、その内容をRedditに上げてくれるので、その書き込みをベースに、いくつかのトピックに触れて、発売後のゲーム内容に思いを馳せてみた。
ソース:State of the Game – Wednesday March 6th, 2019 (Reddit)
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【Stronghold】
通常のミッション(ほかのゲームで言うところのインスタンスダンジョン)とは別に、Stronghold(日本語版での名称不明)というものがあるようだ。
今のところ情報が少ないので詳細はよくわからないけど、おそらく各勢力の根拠地、という位置づけのミッションなんじゃないかな。全部で3勢力+ラスボス、の4つが言及されているように思える。
Division 1で言うところの、火炎弾、レキシントン、国連・・・かな?
【プレイの流れ】
- レベル30まではメインシナリオに沿ってミッションや、既存3勢力のStrongholdを進めていく
- レベル30になると最後のStronghold(いわばラストダンジョン。たぶんタイダルベイスン)がアンロックされる
- 最後のStrongholdをクリアすると、World Tierが1にあがる(WT1)
- WT1になると、世界がいったんBlack Tuskなる悪者軍団に制圧される
- ここでいったんファストトラベル先や、確保したコントロールポイントが、Black Tuskに再奪還される
- つまり、「2周目」がはじまるイメージだと思う
- WT1の状態で、3つあるうちのStrongholdを1つクリアすると、WT2になる
- WT2の状態で、残り2つのうちのStrongholdを1つクリアすると、WT3になる
- WT3の状態で、最後のStrongholdをクリアすると、WT4になる
- WT4の状態で、新しく解放されるStronghold(たぶんタイダルベイスン)をクリアすると、WT5になる
- WT4までで、賞金首とか、52枚のカード(トランプ?)所有者を集めるとか、そういうコンテンツも加わるらしい
- WT5がどんなものかはまだ内緒
ほほほー。
Divisionの反省を活かして、非常にエンドコンテンツを盛ってきたなー。
Divisionでは、メインストーリーを終えて、レベルがキャップに到達すると、Dark ZoneでのPvPしかやることがなく、あっという間に人が離れていったものだけど、今作はもう少しメインシナリオ後にも、やることがありそうだ。
最近リリースされたオンラインゲームは、このご時世にもかかわらず、なぜかエンドコンテンツを練りこんでない、不完全なものばかりだったので、まじめにエンドコンテンツを考えているDivision 2の姿勢は、相対的にかなり好印象だ。さすが、何年もコミュニティと対話を続けてきただけのことはある。偉いぞマッシブ。
さて、こういう仕組みとなると・・・ゲームの初期寿命は、「WTを1つ上げるのに、各WTの中でどのくらい修業が必要か」っていうところにかかってきそうだな。
リーク情報によれば、WT1の最大ギアスコアは300でStongholdはギアスコア275要求、WTはそれぞれ350の325らしい。そしてそれ以降、WTを上げるごとに、ギアスコアも50ずつ上がっていくらしい。
となると「WTを1つ上げるのに、各WTの中でどのくらい修業が必要か」は、言い換えれば「各WTでギアスコアを50上げる」のにかかる時間がどのくらいなのかということになるわけか・・・ふむふむ。
私の大胆予想では、1日数時間プレイで、レベル30&メイン完了まで3週間、Lv30→WT1→5に3週間、WT5でギアスコアキャップまで遊ぶのに2週間、ってところじゃないかなぁ。
そして普通の人はWTを上げきると目標を失うので、このタイミングで一回人口が減るだろう。そしてあとは、この世界に馴染んだ人だけが、長期にわたってギア厳選やDZに残っていく。
・・・って感じとみてるけど、果たしてどうなることやら。