道志みちを走り、一旦道の駅どうしで休憩をし、美味しい鮎めしに舌鼓を打った私。
そこからさらに道志みちを進み、到着したのは、私のツーリング記録では、もやはおなじみの山中湖だ。
山中湖では、いつも通りマリモ通りを進み、長池親水公園でバイクを停め、もう過去に何十枚撮ったかわからない構図の「バイクと山中湖と富士山」の写真を、性懲りもなく撮影した。
この日は、いつになく長池親水公園の駐車場が空いていて、写真を撮り放題だったため、ベストな構図を求めてバイクの位置をあれやこれやと動かして、写真を撮ることを何度も試みたんだけど、その割には大した構図の写真が撮れずじまいだった。撮影素人極まれり。
ここから向かったのは、この日の昼食にと定めていた、富士吉田うどんのお店。
今回は「ほり端」なるお店に行ってきた。
普通の住宅街の中にある、普通の住宅を少しだけお店風に改装した、という感じの店内は、なんというか「おばあちゃんの家」というような安心感のあるたたずまいだった。席はすべて畳座敷。そこに数脚の卓と席数分の座布団。和の風景。
客層は、5割は近所のおじいさんおばあさんたち、3割は近所の職場の社会人、残り2割が観光客、といった塩梅(個人の感想です)。実にアットホーム感が強かった。
そんな空間に、ほんの少しのアウェー感を覚えつつも侵入した私は、恐る恐る空いている卓に着座し、卓に置いてあった「説明書き」通りの作法で卓上の注文票にオーダーを記入し、それをカウンターにもっていって注文を終えた。
そして卓に戻り、待つことしばし。注文通りの肉天ぷらうどんが届いた。
うん、うまい。
吉田うどん特有の、ぶちぶちした硬い食感のうどんに、醤油&味噌にやさしい出汁のつゆ。久々のこれぞ吉田うどんだな、という感慨を覚える。トッピングの馬肉&キャベツも吉田うどん特有でユニークだし、天ぷらもさくさくおいしかった。
鮎めしのあとだったので、普通盛りにしたこともあり、ものの数分でぺろりと平らげてしまった。ふう。行くか。
為すべきことを為し、腹も膨れた私は、実に幸せな気持ちで店をあとにした。
最後に向かったのは、ほり端から2、3分のところにある、道の駅富士吉田だ。
ここで少し休憩をして、お土産などを買い、富士山の威容を最後に堪能して、帰路についた。
この時点でまだ昼過ぎくらいの時間だったけど、平日ツーリングの肝は夕方以降のラッシュに巻き込まれないことにある。早め帰りが肝要なのだ。
ってことで、久々の有休ツーリングは終わった。期待通りの結果を得られて大満足だ。
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余談。
帰宅後の話なんだけど、お土産に道の駅富士吉田のふじやまビールで買って帰った、スペアリブ(というかベビーバックリブ)のパウチが、予想以上に美味しかった。フルスラブで2200円くらいだったかな。ちょっとお高いけど、おすすめだ。一緒にビールも買って帰れば、ビール&骨付き肉の楽しい卓飲みセットが用意できるぞ。