日記: 7月23日(2025年)

 グルメ回かつ買い物回。

 カルディの、レンジで肉を料理するシリーズ、を3種試したという話をしたい。

 「焼豚はレンジで
 「レンジで手羽唐揚! あらびきペッパー味
 「レンジで手羽唐揚! スパイシータンドリー味

 いずれもジッパー付きの袋の中に調味料が入っているという形の商品。規定量の豚肉や鶏肉を買ってきて、それを開封した袋の中に入れ、調味料と肉を袋の中でなじませ、ジッパーを閉めて電子レンジにかければ、数分後に料理が完成する、というようなもの。

 値段はどれも300円くらいで、対応する肉の分量は250g前後。鶏肉や豚肉の値段が100gで200円弱だとすると、肉の値段に近い値段を上乗せして調理することになるので、自炊といえども割安感はあまりない。

 ただ調理工程は恐ろしく楽なので、手間賃や時間をお金に変えたと考えれば、まぁ悪くもないかもしれない。ただその場合、「出来上がった総菜を買う」というものとの対決になるので、やはりコスパで語るのは難しい。

 それらを踏まえて、それぞれの感想を述べよう。

 【焼豚はレンジで】

 豚バラブロック270gほどで調理。特に漬け込み時間は必要ない記載ではあったものの、時間があったので3時間ほど袋の中で漬け込んでからレンチンした。レンチン後の包丁スライスが、唯一の作業らしい作業だった。

 これは旨かった。味が良かったこともそうだけど、出来立てであることへの価値を感じられる仕上がりだった。総菜でチャーシューを買っても、こういう出来立て特有のジューシー感は得られないという点で、付加価値を感じられる商品だった。

 調理工程からして、もっとパサパサなんじゃないかとか、ゴムみたいなんじゃないかとか思っていたけど、ちょうどいいくらいの弾力のある「軽くゆでたゆで豚」くらいの仕上がりだった。角煮のようなトロトロ豚バラもいいけど、こういう歯ごたえ豚バラも好きなので、大変よろしかった。

 マイナスポイントは、レンジ庫内を汚しやすいということだ。「レンジで手羽唐揚!」と違い、この商品にはジッパーを密封した状態でも排気ができる排気弁が付いていないので、ジッパーを締めて調理すると、ジッパーが圧力で開いてしまい、庫内に調味液が多少飛び散る。そこが、困るといえば困るところだった。

 【レンジで手羽唐揚!2種】

 手羽中10本ほどで調理。包丁で切る必要すらない部位なので、作業はほぼ皆無。ジッパー付き袋には前述のように排気弁もついているので、レンジ庫内も水蒸気以外の汚れは付きにくい。お手軽商品だった。

 ただこちらは、これは唐揚げとは言わんな、というようなものが出来上がった。なんと表現すればいいのか、スパイシーな小麦粉フレークをまとった鶏肉、というような風情のものが完成形だった。

 これはこれで、それなりにはおいしいのだけど、衣もしっとり風味だし、とにかく唐揚げでは断じてないものだった。これを買って作るくらいなら、スーパーの総菜の唐揚げを買うのでいいかもな、というような気はした。

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