話題(?)の新作MMORPG「黒い砂漠」が今週末からオープンしたということで、プレイしてみた。
かすかに事前に調べた情報で抱いた印象は、「これはサンドボックス型RPGの要素を多分に含んだMMORPGなのかな?」というようなものだった。
となればこれは、EQNをはじめとして今後増えていく可能性の高いサンドボックス型MMORPGというジャンルを、比較・評価していくための試金石となりうるな。正直あまり面白そうではないけど、一応遊んでみよう。
というような程度の期待感をもって参加した。
のだけども。
結果からいえばダメだった。
サンドボックスとかそういう要素に到達する前に力尽きてしまった。序盤のおつかいの連続があまりにも退屈で、プレイを継続するモチベーションを生むような、明るい未来を想像できなかったのだ。もう少し頑張れば、ひょっとしたら世界が広がったのかもしれないけど、単調なおつかいの連続というトンネルを抜けきるまで、忍耐が持続しなかった。やっぱりかの国のゲームはあかんのかな、私には。
客観的に評価して、そんなに卑下するほどの欠点はないゲームだったとは思う。よくあるアジア系量産型MMORPGの基本を抑えつつ、新しい要素が加えられているとなれば、たぶんこういうゲーム分化で育った人、つまり「MMORPGのバックグラウンドがアジア系MMORPGにある人」にとっては、旧来のMMORPGの上位互換、となりうるゲームなのかもしれない。
でも私にとっては、どうしても異次元のゲームだった。もっとはじめから放置して欲しいし、もっとはじめから自由に動きたい。グラフィックの質感も荒く感じられてどうも趣味に合わないし、流れるグローバルチャットの内容も若すぎた。もう少し落ち着いた雰囲気を感じられるプレイヤー層が欲しい。ここは私の世界ではないな、と思い知らされるのに30分とかからなかった。
総プレイ時間2時間。残念賞。