カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2015年05月

日記: 5月9日(2015年)

 話題(?)の新作MMORPG「黒い砂漠」が今週末からオープンしたということで、プレイしてみた。

 かすかに事前に調べた情報で抱いた印象は、「これはサンドボックス型RPGの要素を多分に含んだMMORPGなのかな?」というようなものだった。

 となればこれは、EQNをはじめとして今後増えていく可能性の高いサンドボックス型MMORPGというジャンルを、比較・評価していくための試金石となりうるな。正直あまり面白そうではないけど、一応遊んでみよう。

 というような程度の期待感をもって参加した。

 のだけども。

 結果からいえばダメだった。

 サンドボックスとかそういう要素に到達する前に力尽きてしまった。序盤のおつかいの連続があまりにも退屈で、プレイを継続するモチベーションを生むような、明るい未来を想像できなかったのだ。もう少し頑張れば、ひょっとしたら世界が広がったのかもしれないけど、単調なおつかいの連続というトンネルを抜けきるまで、忍耐が持続しなかった。やっぱりかの国のゲームはあかんのかな、私には。

 客観的に評価して、そんなに卑下するほどの欠点はないゲームだったとは思う。よくあるアジア系量産型MMORPGの基本を抑えつつ、新しい要素が加えられているとなれば、たぶんこういうゲーム分化で育った人、つまり「MMORPGのバックグラウンドがアジア系MMORPGにある人」にとっては、旧来のMMORPGの上位互換、となりうるゲームなのかもしれない。

 でも私にとっては、どうしても異次元のゲームだった。もっとはじめから放置して欲しいし、もっとはじめから自由に動きたい。グラフィックの質感も荒く感じられてどうも趣味に合わないし、流れるグローバルチャットの内容も若すぎた。もう少し落ち着いた雰囲気を感じられるプレイヤー層が欲しい。ここは私の世界ではないな、と思い知らされるのに30分とかからなかった。

 総プレイ時間2時間。残念賞。

日記: 5月8日(2015年)

 DS215j(Synology社製NAS)のその後。セカンドインプレッション。

 まず通常のNASの用途としては申し分ない。まるで不満なく使えている。まぁ、そもそも私にとってのNASの基本的な使い方が、「普段アクセスの少ないファイルの格納庫」なので、短期的・性能的な不満の出ようがない、とも言える。さすがにまだ壊れる時期ではないし、転送速度などはあまり重視していないからね(仮に遅くてもきっと気がつかない)。

 そういった機器としての性能については、だからとりたてて言うこともないんだけども、そのほかの付加価値として特筆したいものがあった。

 「QuickConnect」というSynology社製のNASについてくるオンラインサービスだ。

 これはSynology社が立てているQuickConnectのサーバーを経由して、インターネットをつかって外部からNASにアクセスができるというサービス。よくあるといえばよくあるサービスではある。

 でもこういったサービスにありがちな、ポートやらなにやらの難しい初期設定がほとんど不要だった、という点が非常に気に入った。そのぶんセキュリティ面がどうなのかはわからないけど、同業他社の類似サービスと比較して極端にセキュリティで劣るとは、さすがに考えにくいし、そもそもそこまでクリティカルな情報はNASにもPCにもいれるつもりはないので、割り切ってバンバン便利に利用していくつもりでいるし、実際に使えている。

 またこのQuickConnectは、ファイルを単純に扱う(移動したりコピーしたり削除したり)ことは、もちろん普通にできるのだけども、それだけに留まらず、単純なファイル操作以上のことを可能にするための、数々の専用アプリが、iOS、Androidの両方に用意されている、という点が、特に特徴的なサービスとなっていて、そこも非常に気に入っている。

 ってことで、最後にいままでに使ってみたアプリを紹介しておこうと思う。

 【DS file】

 NASをクラウドストレージのように扱えるファイル操作アプリ。

 使い勝手は、ほぼDropboxなどと同じ。ただし、転送速度が速くはないので、転送できるファイル容量は、せいぜいメガ単位までにしておくのが無難。1ギガ超のファイルを転送しようとしたら、とても時間がかかった(当たり前だ)。というか、そんな使いかたをしていたら、キャリアの通信制限にすぐに引っかかってしまうか。ご利用は計画的に。

 【DS photo+】
 【DS video】
 【DS audio】

 NAS内の画像ファイルを端末で閲覧できるアプリ。
 NAS内の動画ファイルを端末で再生できるアプリ。
 NAS内の音楽ファイルを端末で再生できるアプリ。

 クラウド再生系3種。普通、再生すべきものは端末に入れておいて再生すると思うので、わざわざクラウドから通信をしてまで再生するケースは、日常には想像しにくい。緊急時用ではないかと思う。でも逆にいえば、そのくらいの頻度でしか開かないものを、「念のため」で端末に入れておく必要はなくなる。安心を買うイメージ。

 【DS cloud】バックアップアプリ。

 これは使えなかった。端末の特定フォルダと、NASの特定フォルダを同期してくれるアプリ。機能的には使えそうなものなんだけども、同期を確認する頻度を制御できないのが致命的だった。そのため、アプリが常にフォルダを監視するために働いていて、端末のバッテリーがすさまじい勢いで消費されるようになってしまった。アンインストールした。