カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2021年02月

日記: 2月15日(2021年)

 「俺はなぜこんなものを・・・」

 はい、というわけでですね。

 写真のブツを買ってしまいました。

 おろしにんにく1 kg。

 うーん、私はなぜこんなものを買ってしまったのか。今となっては自分でもさっぱりわからない。

 肉のハナマサで買い出しをしていた時に、ついうっかりなにかの気の迷いで、こいつに手を伸ばしてしまったんだよなぁ。それで家に帰ってきて、買ってきた食料品を冷蔵庫や棚に整理している段階でふと我に返り、「あれ? どうすんだこれ・・・」と途方に暮れてしまった。

 ほんとにどうすんだ、これ。

 とりあえずは使っていくしかないわけなんだけど、使いすぎて常時にんにく臭い人間にはなりたくないし、さりとて開封後の賞味期限はよくわからないけど、どうせそんなには持たないだろうから、早く使わないといけないしで、大量に使えないと大量に使いたいの二律背反状態に陥っている。開封したが最後、にんにくデスレースが開幕しそうでもあるし、そうしたところでかなり計画を練らないと、結局使いきれない予感もする。怖くてまだ開封していない。

 一応見出した唯一の光明は、「全部を使い切らなくても価格的な元は取れそうだ」ということかな。

 本商品は、1 kgで実売600円強という価格になっている。一方でよく使うS&Bのチューブ入りのおろしにんにくは、43 gで実売100円強だ。となると、S&Bのチューブで6本分、つまり258 g以上を消費できれば、価格的には元が取れる計算になる。そこまでいけば、あとは消費できなくても、ある程度自分を許せそうだ。

 え? それ以外を捨てることになったらもったいないじゃないかって? うん、まぁ、そうなんだけど・・・。そうなんだけど・・・。

 とにかく本ミッションの勝利条件はこうだ。

 25%使って引き分け。33%使えば勝利。50%使えば大勝利。それ以上使ったら、にんにく人間になって死ぬ。

 よし、いろいろなレシピに、積極的ににんにくを絡める活動を始めることにしよう。

日記: 2月9日(2021年)

 中古車サイトや、自動車、バイクのメーカーサイトを見ては、「これ欲しいなぁ」「次買いかえるならこれかなぁ」とか、実際は買いもしないくせに想定してみたり、なんならカスタマイズ後の見積もりまで考えてみたりという、妄想遊びをする人はいませんか?

 ハイ、私です。私はします。妄想好きです。

 ってことで今回は、そんな私に妄想されている、「買いもしないのに欲しがられている車両たち」を紹介しよう。

 ・・・ああ、なんという空しい企画。

 【バイク編】

 Bolt Rスペック 2020年式(ヤマハ)

 まずはこれ。ヤマハのクルーザーBolt。またの名をXV950。またの名をスターボルト。

 和製クルーザーを「ジャメリカンだせえ」という向きもあるけど、私はブランド信仰は基本的にないのでまったく気にしない。クルーザーはハーレーでなくてもいいし、香水はシャネルじゃなくていいし、カバンはヴィトンじゃなくてもいい。

 Boltはリリース当初から、アメリカンクルーザーの中にヤマハらしい女性的なラインを織り込んでいて、非常にいいデザインだと思っていた。そこにこの2020年式。私にとってどストライクなシックなブルーのカラーリング。ほ、欲しい。

 Hilts 250 Green(マットモーターサイクルズ)

 バイクを買ったところで、大して乗らないことは明白だ。

 だったら車検のない250 ccもいいよなぁ。って感じで気になるこいつ。英国車の雰囲気を出してるけど、中身はスズキのST250だったはず。それを英国企業がカスタムして販売しているだけのブツだ。なのでそこかしこに安っぽさは垣間見えるけど、もう今の乗車頻度ならそんなもんでいいんじゃない? というような気になる。むしろ気楽に雑に扱えて良さそう。そういう一台。ほ、欲しい。

 【自動車編】

 ミニコンバーチブル(MINI)

 ミニからミニへの乗り換え案。というか本音を言えばクラシックミニは手放しがたいので、買い替えじゃなくて買い増ししたいが、そんな余裕がどこにあるのかは神のみぞ知る。というかない。

 どうせBMWミニに乗るなら、クラシックミニでは味わえないプラスアルファが欲しい。そこでコンバーチブル。街中で過剰に見かけるBMWミニでも、コンバーチブルはあまり見かけないので、かぶりにくいというのがいい。コンバーチブルとはいえ、街中で幌を上げるつもりはさらさらないけど、いつでも上げられるというのが大事。いつでも抜ける剣。本車両にはGTAVの思い出補正もある。カラーはスターライトブルー一択。ボンネットストライプも入れる。ほ、欲しい。

 WRX S4(スバル)

 速い! 強い! 安全! な今どきの車に乗りたい。そんな気分を満たしてくれそうなのがこいつ。WRXのオートマ版。昔で言うところのインプレッサWRX。

 なんらかのレースに出場しているベース車、というのはやはり気分が上がる。その辺の乗用車とは血脈が違うぜ、という自己満足。大事。色はもちろんキモヲタブルーといわれようとも青系がいい。さらにでっかいリアウィングまでつけたい気になるけど、それはちょっと恥ずかしいから、控えめなリップスポイラーかな、とか買いもしないくせに購入後のカスタムプランまで練っちゃう。ほ、欲しい。

 スイフトスポーツ(スズキ)

 ミニもS4もいいけど、ちょっとお高めなんだよなぁ。

 一番の趣味ではないもの(一番の趣味はゲーム)としては、少々高額すぎる気がして罪悪感を感じてしまう。でも、新しい車に乗り換えたい、ある程度の戦闘力も欲しい。そんな欲求をジャストで満たしてくれそうなのがこちら。いわゆるスイスポ。

 スイスポは常に車好き界隈での評価が良いけど、常にスズキロゴがダサいという非業の車。同じ性能の同じ車種をトヨタやマツダが出していたら・・・と思わざるを得ない。でもこないだ街中で見かけた、白に黒ルーフのカスタムスイスポはめっちゃかっこよかった。ほ、欲しい。

 ジャガーXE(ジャガー)

 外車とかどうなん? いやミニじゃなくて(じゃなくてってどういうことやねん)、BMWとかベンツとかアウディとかはどうなん?

 って言われたときに私が返すのはこれ。ジャガーXEだ。Cクラスや3シリーズを求めるより、なんか変化球っぽくて自己満足に浸れそう。という理由でこれ。これ、とか言ってるけど別に買うわけでも何でもないんだけど、これ。オーナー気取りで、これ。一時期に比べて、最近のジャガーはドイツ車にだいぶクオリティも肉薄していると聞くし(知らんけど)、英国車というだけでミニ乗りとしては親近感がある。そんでもってなんとなくTop Gear感がある。ほ、欲しい。

 86/BRZ(トヨタ/スバル)

 なんちゃってだろうがなんだろうが、スポーツカー分類の車も所有してみたい。乗ってみたい。WRXとかスイスポみたいな、ずんぐり体形じゃない、ロー&ロングな感じの昔ながらのスポーツカールックのやつ。

 ってことになると、まず候補になるのは、やっぱりお手ごろ価格の86やBRZだろう。むしろなんちゃって位の味付けなのが、一般人の興味本位的には、気負わずに済んでちょうどいい気すらする。新型が近くでるらしいので、そちらが気になるものの、現行の中古車価格もかなり手ごろで、台数も多く、入手性がかなり高いのもいい。ほ、欲しい。

 ・・・ふう。

 妄想もこのへんにしておこうか(長いわ)。

 他にもDN-1に乗ってみたかったなぁとか、本当はBRZよりフェアレディZが好きなんだけど2シーターはいざというとき困るから除外したとか、Boltを挙げたけどハーレーだって嫌いじゃないぜとか、スラクストンもいいなとか、ファミバイ枠でハンターカブもいいなとか、欲しい乗り物について考えだすと、その例は枚挙にいとまがない。

 ただ、まぁ、現実問題としては、なかなかこの買い替えシミュレーション群が役立つ機会はこないだろうな。

 それは買う金がないとかそういうことよりも、今持っているバイクや車が気に入っているからに他ならない。

 こうして妄想で買い替えることを考えても、「そうなるとFZ6やミニを手放すのか・・・?」というところに考えが至ったところで、「う、うーん」となって、大体そこで妄想が終わってしまうのだ。

 まずは妄想する前に、今の相棒たちにもっと乗ってやって、「飽き飽きする」ところまで気持ち的に乗りつぶさないとだめだな。うむうむ。

日記: 2月3日(2021年)

 前回の日記で述べたように、カルシウム補給のために、鮭の中骨缶を最近よく摂取している。

 今回はそんな鮭の中骨缶に関して、もう少し掘り下げて記しておきたい。

 最終的には、写真にある3つの中骨缶の食べ比べ話にする予定なんだけど、まずはその前に、中骨缶そのものについて語ろう。

 鮭の中骨缶なるものが世に出回りだしたのはいつ頃だろうか。

 子供のころから鮭の水煮缶が好きで、その中にある中骨も好きで、そんな中骨を宝物のように扱い、最後のほうまで残して食べていた私にとって、鮭の中骨缶のデビューは、新鮮な喜びを与えてくれるものだったことを、よく覚えている。

 あれからン十年。

 長いことご無沙汰だった鮭の中骨缶を、ここへきて多く買うようになって最初に気が付いたことは「あれ? 骨が少なくない?」だった。

 私の記憶の中にある昔の鮭の中骨缶は、もっと骨ばかり、比率で言えば骨7の身3、というような割合のものだったはずだ。それが今日では、どのメーカーのものを買っても、せいぜい骨3に身7というような割合になっているのだ。

 これではカルシウム補給という観点からしても、ローカロリーが望ましいという観点からしても、ちょっと目的を達成しにくいものになってしまう。うーん、残念だ。なぜこんなことになってしまったのだろうか。

 これは私の推測だけど、中骨缶の立ち位置が、開発当初とは変わってしまったのかもしれないな。

 開発当初は、ゴミとして捨てられていた部位の廃品利用だったし、メーカーの競合もいないかったから、骨ばかりを集めても、安価かつ容易に量を揃えられた。それが年々、中骨缶というジャンルの商品としての地位が高まり、需要が増え、メーカーの競合も増えた結果、かつてはゴミ同然だった骨という部位が、ゴミではなく資源とみなされるようになり、骨だけを集めるのでは逆にコストが増すようになってしまった・・・とか。だから身も多く混ぜるようにした・・・とか。そんな気がしてならない。

 まぁ、骨の割合が以前より減っている、という話そのものが私の主観でしかなくて、実際はそんなことがないのかもしれないけどね。

 まあいいや。 

 さて、それでは写真に沿った、3種の食べ比べの話をして、今回は終わりにしよう。

 結論から言うと、写真右上の「宝幸のさけ中骨水煮」だけ群を抜いて不味い。これは買うな、と言いたい。

 同じ宝幸でも写真下の「銀鮭中骨水煮」は美味いし、写真左上の「気仙沼ほていの鮭の中骨水煮」も美味い。ただ、「宝幸のさけ中骨水煮」だけ、圧倒的に味が落ちる。はっきりとどんな馬鹿舌でもわかるくらい違う。

 「宝幸のさけ中骨水煮」は味で劣るかわりに、最も安く、かつ、カロリーも抑えめで、グラム数自体も少なかったりするんだけど、そんな要素を考慮してなお、「宝幸のさけ中骨水煮」は味が悪すぎるので、リピートするという選択肢はない。圧倒的に旨味がない。そればかりか多分に生臭くすらある。まるでダメ。アウト。

 残りの「銀鮭中骨水煮」と「気仙沼ほていの鮭の中骨水煮」はどっちでもいいかな、という感じだ。強いていえば、「気仙沼ほていの鮭の中骨水煮」のほうが脂が乗っているという気はする。中骨缶に脂が乗っているということは、要するに骨ではなくて身が多いのだろう、ということでもあるんだけど、鮭特有のピンク色の油が浮いていて、濃厚にうまい。

 ということで鮭の中骨缶という、誰も興味がないものについて、滔々と述べてみた。全部読むのが面倒くさい人には、骨が減った気がする、ということと、中には不味いものもある、ということが伝われば十分だ。