日記: 8月21日 (2005年)

 今、なにやら「ジンギスカンブーム」なる現象が、知らぬ間に知らぬ所で起こっているらしい。

 このジンギスカンという、言ってしまえば羊肉を焼くだけの料理、かくいうワタクシも大好物でありまして、二日に一回ジンギスカンでも困らぬほどなのではあるけど、それでは頻繁に食う機会があるのか、といえば、自宅ではほぼ皆無。実家に帰って、それなりの食材を売る店へおもむき(最近では東京でも、割とどこでも売るようになったのだけど)、なにゆえか円形に整形されたうえで半分氷結されている肉をば購入し、我が家に持ち帰ったのち、部屋の中が舞い上がる油でツルツルとなり、食後に掃除をせねばならない、という覚悟をしたうえで、やっと口にすることができるという、非常にレアな料理である、という印象が強い。

 さて、先日(といってもわりと前の話だけど)、実家でこのレアでマイウーなジンギスカンを食った際に、私は市販のタレではなく、塩と黒胡椒をかけて食うという食事法に開眼してしまい、タレなんぞなくてもかまわぬ、という宗旨になってしまったんだけど、そうでない場合には、非常に厄介な事態が待っていることが多い。我が実家近辺だけの話かもしれないけど、「ジンギスカンのタレ」というものを取り扱っているスーパー、デパートの類が非常に少ないのだ。知りうる限り、生活圏内で7件ある小売店のうち、「ジンギスカンのタレ」取扱店は1を数えるのみである。

 なぜか希少な「ジンギスカンのタレ」。「焼肉のタレでいいんちゃうの?」という向きもあるだろうが、この二者は実はまったくの別物であり、「焼肉のタレで食ってもうまい」けども「同じような味」では全くもってないのである。「ジンギスカンのタレ」味を求める人にとっては、代用品たり得ない。

 そんなわけで、塩胡椒男になってしまった私はともかくとして、ジンギスカンをご家庭で楽しみたい方々におかれましては、タレの確保にご留意いただくことをFly Dukedomではお伝えする所存なのであります。

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