日記: 4月3日 (2007年)

 暇つぶしはサイトを見る。最近言わない用語でいうと「ネットサーフィン」で時間を浪費する。

 ・・・という人がどのくらいいるのかわからないんだけど、私は割とこれをするほうだ。たいていの場合は、mixiや知人のblog等を読んでいれば、潰すべき時間を消費しきれるんだけど、そうでもないほどに時間があるときには、通常のWeb巡回コース外にある「面白いネタのあるサイト」を探して読むことになる。

 なのだけど、面白いネタのあるサイト、というのは絶対数が限られていて、その中でさらに私の捜索圏内にあるものとなると、一層限られてしまう。それに運よくそんな面白いサイトを発見しても、あっという間にそのサイトは読み終えてしまうし、いくら読んでも更新されるような高頻度更新のサイトはあまりにも稀だ。

 そんな私にとって、最近非常にお世話になっているのが、皆さんおなじみのウィキペディア(Wikipedia)だ。

 私にとってウィキペディアは、プロジェクト発足当初は内容が貧弱で、正直いまいちな印象だった。だけど最近頻繁に見るようになって、考え方がすっかり変わってしまった。いまやその内容の充実振りには遅まきながら驚くばかりなのである。大河ドラマを見たら「武田信玄」の記事を読み、鼻血がでたら「鼻血」の記事を読み、家の前でネコに驚かされたら「ネコ目」の記事を読み、バイクの整備を考えながら「モリブデン」の記事を読み、都知事選挙のニュースを見たら「ドクター中松」の記事を読み、夕飯を食いながら「麻婆豆腐」の記事を読み、MMORPGの魔法を調べながら「カニバリズム」の記事を読み、カレンダーを見ながら「イースター」の記事を読み、祖父の戦時中の話を思い出しながら「戦艦陸奥」の記事を読み、TVで香取真吾を見ながら「西遊記」の記事を読む。歴史、医学、生物学、化学、人物、料理、習俗、宗教、軍事、神話なんでもありだ。

 同系統の記事でも、内容の詳細さに差がある(ネコ科とイヌ科等)のは、善意の著者・編者に頼っている構成上やむなしではあるけど、広く浅い知識を拾い集めるにはもってこいなのである。

 なにか気になる単語、知りたい事柄を検索。検索で引っかかったその記事を読む。その記事中にある別の事柄についての記事にジャンプ。その記事を読む。またその記事中にある別の事柄についての記事にジャンプ・・・。そんなことをやっていると、あっという間に時間が過ぎてしまう。ハイパーリンクのおかげで、記事と記事の結びつきが強く、しかも記事間のジャンプが容易だから、親記事、子記事、孫記事、曾孫記事、玄孫記事・・・とリンクをたどることで、際限なく詳細に調査が進んでいってしまう。そのためどの時点をもって調査完了とするのかを判断しにくく、読み終えにくいのだ。

 こう書いてみると、やっていることはまさに「ネットサーフィン」そのものではあるんだけど、この「ウィキペディアサーフィン」の場合、内容の質が平均的に高いレベルでまとまっているのでハズレが少なく、より中毒性が高いといえる。スルメ、蟻地獄、あるいは金太郎飴の如し。

 ってなわけでFly Dukedomでは、延々と時間を潰したい方、知識欲旺盛な方、教養人を気取りたい方などに、ウィキペディア無間地獄をオススメします。

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