日記: 9月25日(2018年)

 この20年近くにわたって、ゲームのスクリーンショットや動画の撮影には、古来より伝わる名ソフトウェア、Frapsを使用してきた。

 Frapsはリリース当時の動画撮影界において、低負荷という点で他の追随を許さず、マシンスペックの貧弱だったオンラインゲーム黎明期に存在した撮影ツール群の中では、唯一といってもいい実用に足る選択肢だった。フリーウェアでほとんどすべてを賄っていた当時の私が、あの時期にお金を出して購入した、数少ないシェアウェアのひとつでもあった。

 残念ながら動画撮影ツールとしては、そもそも私が動画をそんなに撮影・制作しない人間だったために、結局Frapsにそれほど利用機会はなかった。しかし、スクリーンショットの撮影という用途では、Frapsはたいへん長きにわたって大活躍をしてくれた。このサイトで綿々とアップしてきた、おそらく数百枚に及ぶスクリーンショットの、実に9割以上はFrapsで撮影したものに違いない。

 しかし、そんなFrapsも、いまとなっては旧態然という感が否めない。アップデートは2013年を最後に停止し、最新のDirectXにも対応していない、という状況になっている。

 それでも使い慣れたツールだったので、私は今年になるまで使い続けてきた。しかし、さすがにそろそろ乗り換える時期が来たようだ。

 きっかけとなったのは現在プレイ中のゲームであるレインボーシックスシージだ。このゲームで使っているDirectXには、Frapsは対応していなかった。さらにFrapsのオーバーレイは、今日のゲーム側が想定するオーバーレイの仕様ではないのだろう。FrapsのオーバーレイがUplayのオーバーレイと干渉してしまうせいで、ゲームのユーザービリティを低下させる結果となってしまい、ゲーム体験に与える悪影響も著しかった。

 わかった、わかったよ。もう限界なんだなお前・・・。

 ってことで、ついに長年寄り添ってきたFrapsに別れを告げ、新しいツールを模索することにしたのだった。

 数ある候補の中から、当面の後継には、NVIDIAのグラフィックカードで利用できる汎用ツールGeforce Experienceに付属している「Share」を試してみることにした。大本命、というべき選択肢だろう。

 実はFrapsからShare(当時はShadowplay)に移行しよう、と思ったのはこれが初めてではなく、以前にも検討したことはあった。ただその時は、1)Geforce Experienceでアカウントを作らされるのが嫌だったこと、2)スクリーンショットを撮れないこと、から採用を見送った。

 でもあれから何年かの時が経ち、1)あのころよりアカウントでログインするという文化に忌避感がなくなったこと、2)スクリーンショット撮影機能が追加されたこと、で、今回晴れて採用となった次第だ。

 まだ使い始めなので、細かいレビューは難しいけど、さすがに前世紀の遺物であるFrapsに比べると、機能が圧倒的に充実している感がある。グラフィックカードメーカー謹製というメリットを最大限に発揮して、非常に低負荷なのも素晴らしい。全体的にかなり好印象だ。

 特に便利だな、と思ったのはインスタントリプレイ機能だ。

 バックグラウンドで常に録画をしつつ、気に入った場面があったら、その場でその直近5分(時間は20分以内に設定可能)ぶんの動画だけを保存できる。いつ来るかわからない名シーンのために、常に録画を回してストレージを圧迫していくのは嫌だけど、そのやっときた名シーンだけは撮っておきたい、というような要求にぴたりと答えてくれる。カーナビみたいな機能だ。

 それで撮った動画をTwitter用に編集したのがこれ。

 私が格上戦でキャリーをするという、100試合に1回しかない名シーンを、見事にとらえてくれた。インスタントリプレイならではの結果だ。

 ありがとう、そしてさようならFraps。これからよろしくShare。

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