まずボロボロだったチェーンへのメンテナンスを施し、外見上はマシになったものの、内部のエンジンがかかりはしなかった。セルが回らなかったのだ。
そこでまず試みたのはバッテリーへの充電だったが、36時間も充電機に繋ぎ続けた後ですら、セルはほとんど回らず、バッテリーの寿命が尽きていると断ぜざるを得なかった。
ということで、今週はバッテリー交換だ。これで直ると信じたい。
現行で積まれているバッテリーは、GSユアサ純正のGT12B-4。Amazonで14000円くらい。なかなか高価だ。しかし互換バッテリーなら半額くらいのものが売られている。で、今回は互換バッテリーの台湾ユアサ製、YT12B-BSにすることにした。
理由は、1)あまり乗らないものに投資してもなぁ、2)純正の信頼性といっても互換バッテリーに具体的な低品質報告がない、3)縦積みなので液漏れの心配も少ない、4)液注入タイプなのにAmazonは注入してから発送してくれるから面倒がない、ってなところ。まぁ、ほとんどの理由は1の値段かな。
で、さっくりと交換した。
サイドカウルを外して、ガソリンタンクを持ち上げる。ガソリンタンクは完全に外さなくても作業はできるけど、持ち上げた状態を維持するのに何かの補助がいる。ウェブだとつっかえ棒を挟む事例が多いけど、私はヒモでシーシーバーと結ぶ方法を使った。このほうが邪魔なものがなくていい感じ。
で、お約束通り、マイナスプラスと外して、バッテリーを入れ替え、プラスマイナスとつなげた。
ガソリンタンクを戻して、試しにセルを回してみる。
キュルル、ドォン! ドドドドドドドドドドドドドド。
1発で元気にエンジンが回り始めた!
アイドリングに不安はなく、規則正しい鼓動を奏でている。ガソリンが腐ってるとか、そういう面の心配もあったけど、どうやら大丈夫そうだ。見えない部分が実はやばいのかもしれないけど、表面上は問題なさそう。
これでとりあえず、車検をお願いする工場まで自走させることはできそうだ。よかったよかった。
鉛バッテリーは完全放電しちゃうと電極にサルフェーションが発生して戻らなくなるからね
乗らなくても定期的に充電するしかない。
そうサルフェーションね、サルフェーション。
あー、お、おいしいよねサルフェーション。
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