日記: 2月15日(2019年)

 Division 2までのつなぎに、FarCry New Dawnを買った。

 いやー、正直スルーするつもりだったんだけどね。よしんば買うにしても、1年後くらいに値下がってからだと思っていたんだけどね。でも、ついつい暇つぶしが欲しくて、手を出してしまったよ。

 良く知られているようにFarCryシリーズは、メインのナンバリングタイトルと、そのリソースを利用したスピンオフタイトルを、交互にリリースする、という発売パターンを持っている。そしてそんな中で、このタイトルは「スピンオフ」のほうに当たるタイトルだ。

 これまでの例を、FarCry 3、4、5で挙げると・・・。

  • FarCry 3 → Blood Dragon(SFモノ)
  • FarCry 4 → Primal(原始時代モノ)
  • FarCry 5 → New Dawn(5の続編モノ)

 という具合になる。メインタイトルで払った開発コストを、スピンオフをリリースして小銭稼ぎをすることで、最後の一滴まで搾り取ろうという、けなげな、というか、こざかしい販売戦略と言えるだろう。

 だから、今回のFarCry New Dawnリリースのニュースを聞いた時も、「やっぱりきたか」という印象だったし、どうせ小者だろうな、とも思っていた。

 しかし同時に、上のリストを見てもわかるように、「今回のスピンオフは今までとは少し気配が違うな」とも思った。

 今までのスピンオフタイトルは、直前のナンバリングタイトルとは、完全に別の設定、別の世界観のゲームとして作られていた。しかし今作は「5の続編」という位置づけなのだ。今までの、「気は確かか?」と言いたくなるような、ぶっ飛んだスピンオフとは、ずいぶんと毛色が違う。

 そのことが私をしてこのゲームを買わしめた最大の要因と言っていい。

 特にFarCry 5は、かなり尻切れトンボというか、すっきりしない「未解決」な雰囲気の色濃いゲームだっただけに、スピンオフによってストーリーが補完されるというのは、願ったりかなったりの展開でもある。あのFarCry 5の「あまりにひどい」エンディング以降、あの世界はどうなったのか、というのは大変気になるのだ。

 ってことでプレイし始めたFarCry New Dawn。

 進行度30%くらいまでプレイしての印象は・・・惜しいな、というところ。

 FarCryシリーズは常に70点くらいのゲームなんだけど、今回もそういう気配だ。全般的には進化してるんだけど、部分的に退化するんだよなぁ。

 例えば4から5では、仲間や武器のシステムなど、多くの改善点があったけど、シナリオの進行という意味では強制イベントが多すぎて、一本道感が増してしまっていた。画竜点睛を欠く、というところだった。

 そして5からNDでは、5で不満だった強制イベントが無くなって(少なくなって?)、明るく楽しいオープンワールド散歩が楽しめるようになった・・・かと思いきや、レベルシステムの導入でせっかく5で良くなった武器周りのシステムが、また先祖がえりを起こしてしまっている、連れ歩ける仲間の減少、などなど、「なぜ改悪した」という部分もあったりする。

 で、基本的には面白いけど、惜しい! 70点! というわけ。

 まぁ、このゲームの軽い感じは嫌いじゃないから、チマチマと遊んでいくことにしよう。

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