日記: 12月9日(2019年)

 だし醤油、なるものをはじめて購入した。

 購入したのは、だし醤油界のパイオニア、鎌田の「だし醤油」だ。

 そもそものきっかけは納豆。納豆についてくる「たれ」。あれをもっとかけたい、という欲求からだった。

 それで色々調べてみると、自作する方法やらなにやらが出てくるのだけど、その過程でこの世界には「だし醤油」なるものがあるということを知ったのだ。今までそんなものが売っていることを、ほとんど認識すらしていなかったよ。

 成分を見てみると、醤油に、各種魚系のだしに、砂糖やみりん、とある。比率にもよるけど、和食の基本のような雰囲気で、大きく外れることはなかろうという予測は立つ。買ってみよう。

 ってことで買ってみた。

 購入したのは鎌田の「だし醤油」の200 mlパック。かなりこじんまりとしたパックで、鮮度の高いうちに十分使いきれそうな容量なのがいい。普通にスーパーに売っていた。今まで目にも入らなかったんだけど、こんなに身近に売ってたんだな。

 味見をしてみると、なるほど、納豆のたれに近い味だ。成分の中では醤油とだしの味が強く、砂糖やみりんはそんなに強くない。甘いかしょっぱいかで言えば、断然しょっぱい。あまり甘すぎる味は好みではないので、自分にはもってこいだ。

 まずは冷奴にかけてみた。なるほど。冷奴にかつおぶしを乗せて醤油をかける、と同じような味に、かつおぶしを乗せなくてもなっているような、そういう味になった。合う。

 納豆にもかけてみた。あぁ、これは納豆のたれに近いな。よく納豆売り場に置いてある、小ボトル入りの納豆のたれよりも、よほどこちらのほうが納豆のたれに近い。合う合う。

 炒め物にも使ってみた。牛肉とまいたけの炒め物。適当に塩コショウガーリックで炒めて、いつもなら最後に醤油で風味付けをするところに、だし醤油を投入。いつもより深く優しい仕上がりになった。これもいいな。

 ってことで鎌田のだし醤油。レビューで高く評価されているだけあって、実に面白い、使いでのある調味料だと感じられた。

 いや、だし醤油なるものがどの程度世間では一般的なものなのかがわからないので、ひょっとしたら「こいつなにいまさらそんなものの話をしてるんだ」って感じかもしれない。だけど私の中では、ひとつの新たな、そして大きな発見だったのだ。

 今後もいろいろと使い道を開拓して、自炊ライフのバリエーションを深めていくとしよう。

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