日記: 12月6日(2021年)

 台所のシンクの蛇口の先端を交換した、という話。

 もともとのきっかけは、台所の蛇口の水の勢いが強くて、皿洗いなどの際に水はねが起こりやすいのが、炊事をする上での不愉快の原因になっていた、それを解消したい、ということだった。

 その方法をあれこれ考えた末にたどり着いたのが、「蛇口の先端を『泡沫器』なる機能を持ったものに交換する」ということだった。

 そうすることで、「どばじゃーーーー」っとストレートに出ていた水道水を、「しゅわわわーーーー」っと細かな水泡を含んだ水道水に変換できるらしい。そうすると水道水の勢いは減ぜられ、水流の衝突がソフトになり、水はねが改善されるとか。

 ということで交換をしたわけなんだけど・・・。

 いやー、水はね云々以前の話として、衛生面という観点からしても、交換してよかった。

 十ン年使い続けたであろう蛇口の先端部分。あまり注目することのないこの部分だけど、外して見てみると、内部には水垢が溜まり、パッキンのゴムはボロボロに崩れて成分が溶けだすような状態であり、外側にも水垢がこびりつくというような、不衛生の極みのようなありさまだった。

 これをピカピカ輝く新品に交換できたことは、実に気分のいいことだった。

 そして、もともとの懸案事項だった水はねについても、これが大きく改善された。

 計画通り、蛇口からの水流は「どばじゃー」から「しゅわわー」になり、それに伴って水流の衝突時の衝撃はかなりソフトになり、よほどのことがない限りは、激しい水はねが起こることはなくなった。

 放水時の抵抗が増した結果、そもそもの放水量自体が抑えられてしまった、という副作用はあったものの、もともと水はねが起こるときには、水が多く出過ぎていてはねていた、という側面もあったので、放水量が適正になってむしろ助かったとさえいえる。とにかくいいことずくめだった。

 というわけで、蛇口の先端の交換。水はねが気になっていたり、長いこと交換した記憶がなかったりする人には、簡単なおうちカスタマイズとして、おすすめします。作業は、手でねじるだけ。値段は数百円。かんたん。

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