日記: 6月18日(2023年)

 朝飯ツーリングに行ってきた。

 朝5時に起床して・・・というか、朝5時に目覚めてしまい、そこで突如思いついた。

 「朝飯ツーリングに行こう」

 以前からの下調べで、朝飯ツーリングで行ってみたい場所の心当たりはあった。だから突発的な思いつきではあったものの、てきぱきと準備を整え、スマホナビもセットし、すぐに出発することができた。

 目的地は沼津港だ。

 朝からやっている沼津港の定食屋を目指すのだ。

 最短距離で行くなら、東名をずーっと西進して、沼津ICで降りるのが早いんだろうけど、さすがにそれでは面白くない。

 ということで、まずは圏央道を南下して茅ヶ崎ICで降り、海沿いに出たら西湘バイパスを西進し、箱根新道を通って箱根の山を越え、さらに国道1号を突き進んで沼津に入るという、海も山も楽しめるぜいたくプランで行くことにした。

 最初の見どころは西湘バイパスだ。前回通った時はあいにくの曇り空だったけど、この日は気持ちよく晴れた朝の景色。青い空、白い雲、群青の海で朝日がキラキラ輝いている。すばらしい。

 途中、最近再オープンしたばかりの西湘PAを軽く見物もした。まぁ、ここは海とバイクの写真が撮れる、ということ以外には、なにもないですな。ただのトイレ付駐車場。バイカーが集まる場が苦手な私としては、居心地もよくはない。写真を撮って、速やかに撤収した。

 海の景色を存分に堪能したあと、次にやってくるのは箱根の山々の景色だ。

 くねくねとした道を、ぐんぐんと山登りしていく。走りが好きな人には面白い道なのだろう。まだ6時台という早朝だったから、道はそこそこ空いていたものの、それでも朝も早よから元気に走っているスポーツ車やスポーツバイクが散見された。

 一方の私はマイペースで、しかし快適に進んでいった。緑の山々に囲まれた道を走るのは、空気が新鮮で気持ちいい。それが早朝ならなおさらだ。

 山を越え、静岡県に入ると、また様相が変わってきた。下り坂の眼下には、三島や沼津と思しき街区の様子が見下ろせた。また遠くには雲をたなびかせる山々、そしてなにより富士山が視界に入ってきた。静岡に入ったなという実感を、視界が無理矢理に抱かせてくる。

 下り勾配も緩やかになり、三島市を経由して、沼津市に入ったところで、少しトラブルが発生した。

 今日は出だしからスマホナビの調子が悪かったんだけど、ここへきてついに、スマホのGPSがほとんど測位してくれなくなったのだ。あと少しでゴールというタイミングで、今こそ細かい道案内が欲しい場面なのに、これは困ったな。

 仕方がないのでGoogle Mapを観察し、昔ながらの地図を使ったセルフナビで移動を再開することにした。幸い、ほぼ目的地についていたし、複雑な道でもなかったので、なんとか無事に沼津港のバイク駐車場にたどり着くことができた。

 うーん、ツーリングまっぷる頼りで走っていた頃を思い出すな・・・ふう。

 さて、いよいよ目的の朝ごはんだ。

 以前から目をつけていた、沼津港で朝から営業している人気店「にし与」に向かった。

 まだ朝7時だというのに、店の前にはすでに順番待ちの行列ができていた。

 およそ6、7人待ちだっただろうか。そのくらい待ったのちに、やっと入店。

 この日の気分は、刺身というよりもフライだったので、たっぷりの海鮮フライと少しの刺身とがセットになった「魚河岸定食」をいただいた。1150円。

 アジフライが新鮮で、ふっくらしているのが印象的だった。あとは味噌汁がシジミ汁だったのもうれしかったかな。安っぽいワカメの味噌汁なんかじゃなくてよかった。満足満足。

 無事朝飯にありついた後は、少し漁港を散歩して、水門を見たり、カモメを見たりしてから、帰宅した。

 出発時点での計画としては、沼津での朝食後は、そこから御殿場経由で、富士山エリアまでいって、道志みちあたりを走ってから帰ろうかとも思っていたんだけど、ここまで来て朝ごはんを食べらた、それですっかり満足してしまったので、帰路は最短で帰ることにした。

 最短で帰るなら、沼津ICから東名をひたすら東京方面に走るだけの、簡単なお仕事だ。特に渋滞に巻き込まれることもなく、スイスイと走り続けて、つらいのは振動でしびれだした手と、ケツくらいだった。

 で、家に着いたのは10時台だったかな。

 まだ午前中なのに、その日はすっかりそれで仕事を終えた気分になり、あとはだらだらと家で過ごしたのでした。

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