ピストルでパンパンと銃撃戦をしていたら、ふと思い出してしまった。
「そういえば昔買ったエアガンが、この実家のどこかにたくさん眠ってるんだよな・・・」
ひとたび思い出したら、もうそのエアガンが現在どうなっているのか、気になって仕方がなくなってしまった。
GTA5のプレイを終わらせた私は、もそもそと自室に入り込み、ここ10年くらいはほとんど空けていない「開かずの収納」を開いてみることにした。すると・・・出るわ出るわ、エアガンやらモデルガンの数々。ひとつひとつ手にとってみては、あぁ、昔はこんなものを買うのが好きだったんだよなぁ、男の子だったなぁ、とひとしきり思い出にひたった。
そして懐かしむと同時に、ふつふつとコレクションたちへの愛着が蘇ってきてしまった。「こいつらはかつての相棒だ。1丁くらいは、陽の当たるところに出しておいてやらなければ、不義理というものではないだろうか」。
そんなわけで、実家の物置を抜け出し、自宅にまでやってきたのが、写真の1丁だ。
ウェスタンアームズ製のベレッタM92FSスーパーバージョン。
推定20年前の古い製品になるんだけど、同時に私の持っているラインナップの中では、最も新しい製品でもあったので、これを携えるべき1丁と定めた。他には、謎の自家塗装を施されたフジミのモーゼルとか、金色が色あせてきて銃刀法的に危険になりつつある金属モデルガンのM19とか、そういう珍品・骨董品ばかりだったからね。
※ちなみにこのウェスタンアームズ製のベレッタM92FSは、このあとスーパーバージョンRやらパーフェクトバージョンやらという後継品が出ているらしい。スーパーバージョンR以降が機構的な改良品だそうで、改良以前のものだったというのは残念
※フジミのモーゼルは今はちょっとしたプレミアがついているらしい。うちのは謎の塗装でぐちゃぐちゃになってるから無価値だけど、惜しいかったな
さて持って帰ってきたはいいものの、ガスも持っていないので当然うごかせない。でも、ここまできたら動かしてみたくなるのが人情というものだ。そこでAmazonで、ガスガン用のガスと、ついでに人気商品らしき標的とを購入してしまうことにした。どちらもすぐに飽きて使わなくなるであろうものだから、効率の悪い出費ではあったけど、好奇心には勝てなかった。
で、早速届いた標的とガスとを開封し、実射してみた。
結果からすると、残念ながら動作不良だった。弾は勢いよく発射されるんだけど、ブローバックが弱いようで、次弾が装填されないし、ハンマーも起きない。だから1発撃つごとに、手動でスライドを引かないと、次が撃てない。自動拳銃ならぬ手動拳銃だ。バン、バン、バンと気持ちよく連射したかったのだけど、無念だ。
ついでに買った標的も期待はずれだった。東京マルイのプロキャッチターゲットなる表品で、標的はゲル状の樹脂でできていて、標的に弾が命中すると樹脂がその勢いを殺しつつ弾を吸着するというふれこみだった。が、弾の勢いが強すぎるのか、標的に向かって弾を撃つと、弾は樹脂に命中したあと、勢いよく跳ね返ってきてしまう。まぁ、10メートル離れて撃てと書いてあるところを、せいぜい5メートルの距離で使っているから、文句は言えないんだろうけどね。でも日本の住宅環境で室内で10メートルを確保するのは難しいし、Amazonのレビュー欄には、「3メートルで使える」というようなレビューが満載だったので期待してしまった。トホホ。
ってことで、懐かしのエアガンさん。もうなんか満足してしまったので、早くも自宅のオブジェと化しそうだけど、なんだか懐かしいひとときを提供してくれたのでした。
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