1個前のエントリーで速報したとおり、二日間、実質6時間ほどかけて、サイトの移転作業に1段落をつけた。
以下、それにまつわる雑感とかを、つらつらと。わすれないように書いておく。
サーバーはレンタルサーバー界の定番、サクラインターネットを利用。レスポンス等はさすがに大手、問題ないレベルだと思うけどどうかな? もともと転送量の大きなサイトではないから、よほど劣悪でないかぎりは大丈夫だろう。一応、2週間が試用期間で、納得いけばそのまま課金という手続きになってるので、念のためもうしばらく様子を見ようと思う。
新しいバージョンになったMovable Typeの感想は…あんまない。管理画面の見た目が明るくなった、くらいしかまだわかってない。3.2の目玉はスパム関連の対応強化らしいんだけど、デフォルトでスパムがあまりこなくなるんだろうか? 単に投稿者を登録制にできる、とかいう面倒くさいやつじゃないかと不安。やっぱりデフォルトで搭載されている機能のほかに、なにか早めに対応しないと、いずれまたスパムがやってくるんかのー。困ったものだ。
移行作業の最大の懸念事だった、Movable Typeの異バージョン間データ移行は、驚くほどあっさり終了した。引っかかった部分といえば、文字コードを変換し忘れて、一回文字化け祭りになったことくらいかな? むしろその「ついでに」行った、テキスト処理によるコメントスパムの削除のほうに、相当てこずってしまった。
コメントスパムの削除作業は、砕いていえば、「正規表現検索&置換でコメント部分を削った」という内容なんだけど、検索の段階でマッチする部分のサイズが大きすぎて、最初に試したSpeeeeed(置換ツール)やらサクラエディタ(多機能エディタ)やらを用いた置換では、置換する前にクライアントがクラッシュするというすさまじいことになってしまった。いろいろ試行錯誤した挙句、Rubyをインストールして、置換スクリプトをつくって、置換して、という迂遠なる作業でもってコメントスパムの討伐は、やっと成功した。削除容量が、全容量の99%を占めていたというのは、以前述べたとおり。スパマーめ、呪われろ。
続いて、大昔に触って以来、全く手をつけていなかったMovable Typeのテンプレートの移植作業を開始。コレも結構大変だった。
XSLやらCSSもなーんとなくわかるだろうし、今までのサイトのスタイルシートやXMLを、そのままコピーしたのでは、バージョンがあがった利点を享受できない可能性がある。なーんておもって、頑張って1個1個要素を眺めながら臨機応変に移植しはじめたんだけど……
ダメですわ。
ええい、めんどうくさい! 面白おかしくゲームを見たりTVを見たりする時間を、こんな自己満足作業に無償で割いていられるか! そもそも今までのMTでなに一つ不自由はなかったのだ! 今までどおりでいいじゃないか!
つーわけで、我慢できない現代のワカモノ(?)の代表というか、要するにヘタレの私は、結局のところ大半を全移植することによって、作業を完了。基本精神は「見れればいいんじゃねーの?」という、正しくないサイト管理者として、新たなスタートを切ることに決定したのだった。
あぁ、新天地なのに、全然新しさがないなぁ。
見れればいいんじゃねーの?
いえるよ