カテゴリー別アーカイブ: ツーリング

日記: 2月24日(2023年)

 有休を取って、朝カフェツーリングに行ってきた。

 この日は有休を取ったものの、午後には別の場所で用事があった。だから、午前中にしかバイク遊びはできなかった。

 かといって、この季節の朝方に遠出をすると、山間部で路面が凍結していたりするので、油断がならない。距離を走ると弾丸気味にもなってしまうし、のんびり楽しめない。

 ってことで、手近な距離を走って、のんびり朝食を食べて、そしてただ帰るという、まったり朝カフェツーリングにした次第だ。

 今回訪ねたのは、津久井湖そばにあるコーヒーとクロワッサンのお店

 相模湖や津久井湖周辺を良く走る私としては、以前から何度も横目で見かけては、気になっていたこのお店。そこに、やっと訪問してきた。朝9時から営業しているという、ギリギリモーニング対応と言える営業時間も、今回の訪問の助けになった。

 比較的穏やかな天候の日だったとはいえ、寒さの底のこの時期の朝ツーリングは、やはり寒かった。

 そんな苦行に耐えながら、やっとこさ到着した私を、このカフェが温めてくれた・・・のだけど、1点だけ残念な点があった。

 それは、目玉のクロワッサンが、早朝ゆえか、まだ焼けてなかったということだ。「コーヒーとクロワッサンの店」なのに、クロワッサンがないとは・・・。致命的じゃないか。

 完全にクロワッサンの口になっていただけに、かなり残念だったけど、まぁ、やむを得ないか。

 仕方なしに、その時点ですでに焼けていた、ソーセージ入りの調理クロワッサン的なものと、ホワイトチョコレートで作ったカフェモカであるホワイトモカを注文して、席に着くことにした。

 冷えきった体を、しばし店内の室温と、供された飲食物とで温めた。平時は混雑するであろうこの店内も、さすがに早朝9時過ぎの時間では、まだ空いていて、居心地がよかった。

 大きく開いた窓の外に、駐車してある自分のバイクと、道路を走る車と、その奥に見える山々とを眺めながら、ゆったりとした時間を過ごした。至福だ。自分に酔えるシチュエーションだ。

 そんなこんなで体も十分に温まり、胃袋も豊かになったところで、お店を後にした。

 ここから相模湖まで足を延ばしての帰り道は、行きよりも心身ともにぽかぽかだった。

 こんな休日のスタートもいいものだな。

日記: 1月29日(2023年)

 今年の初ツーリング。

 行先はいつもの相模湖周辺。今年も結局ここから始まるのだった。

 日記に記録し忘れていたけど、実は去年のツーリング納めも、12/30に相模湖周辺を走っている。特に行きたい場所もなく、ただなんとなく2時間程度バイクに乗りたいなぁ、というときには、大体この辺りを走る私なのだった。

 12月の走り納めのツーリングの時は、あまりに久しぶりのバイクだったこともあり、エンジンがなかなか始動せず、あわやバッテリー上がりか、と焦ったりもしたものだった。今回は、それからまた乗らない期間が1か月近く経過していたこともあり、再び始動トラブルに見舞われるのではないかと危惧したものの、エンジンは見事一発で始動した。ほっと一安心だ。

 冬場はバッテリーが逝きやすいから、乗車頻度は月イチくらいがギリギリなラインなんだよな。怖い怖い。

 肝心の走行については、まぁ、とにかく指が寒かった。走り納めツーリングの時も寒かったけど、今日はそれをさらに上回る寒さ。あと少しで指の「寒い」が「痛い」に変わる。というか痛かった。そういう世界だった。

 天気が良く、風も穏やかではあったものの、電熱系のサポートのない、コミネ手袋だけが頼りの指防寒では、2時間連続走行が限界ギリギリだった。前冬シーズンと違って、今シーズンは無精で防風ナックルガードもつけてないしね。resist cold値が低いのだ。

 ともあれ今年初走行は、最近の忙しい日々の気晴らしになったから、短時間ながらも実施してよかった。寒さを除けば、走っている間の気分は爽快で、明日以降へのリフレッシュになったよ。

 次回の走行は、またバッテリーが上がる前に行えるといいけど、さて、どうなるやら。

日記: 6月27日(2022年)

 軽登山ショートツーリングに行ってきた。

 目的地は陣馬山。東京都八王子市と、神奈川県相模原市の境にある山々の1つだ。

 標高は854.8メートル。普通に登山口から登ると2時間強かかる(Google Map調べ)行程の山なんだけども、中腹の和田峠までを自動車やバイクなどで登り、そこから徒歩でいくというコースを取れば、徒歩行程は30分程度になる。

 というわけで、そういうコースで行ってきた。

 まずはバイクの行程。和田峠を八王子市側から攻めた。・・・んだけど、このコースはかなり過酷だった。

 まず道幅が狭い。四輪車ではすれ違えないような区間がかなり長く、四輪車での通過はちょっと現実的ではないような道だった。しかしそんな道も、バイクならばその車幅の小ささを活かして、なんとか通過が現実的になる。

 でも、じゃぁバイクなら楽々かというと、全然そんなことはなかった。

 かなり急な坂道が長く続き、かつ、くねくねとしているので、「ここで対向車が来て停車することになったらバランス崩すな」「坂道発進がかなり難しそうだな」と思うような地点が多く、非常に強度な緊張を強いられた。そこにはアトラクション的な面白さがあるものの、何度も通りたいと思えるほど気楽な道でもなかった。

 なお、この道は15年か20年ほど前に、ゼルビスに乗っていた頃にも通ったことがあって、その時も同じような印象を抱いていた。要するに、そういう道だとは知っていたし、それで今まで再訪を避けてもいた。

 でも、そろそろ、「いつこのバイクと別れてもおかしくない」という時期が来ているので、まだこのバイクに乗っている間に、今一度この「試される峠道」に、このバイクとも走ってみたくなり、再訪してきたというわけだ。

 そんな数十年ぶりの道を経てたどり着いたのは、和田峠の茶屋。

 そこの駐車場に500円の駐車料金を払ってバイクを停め、そこから徒歩で、陣馬山山頂まで登り始めた。

 ここで、ちょっと、というか、かなり山を舐めていたのが私。普段山登りなんてしないもんだから、「30分程度の行程は大したことがないだろ」と高をくくっていたんだけど、甘かった。

 登り始めて10分もしないうちに、流れ出る汗、乾くのど。しかし、そんな事態になるとは全く想定しておらず、タオルも水も持たずに、ジーパン&ポロシャツだけの、近所のコンビニにでも行くかのような手ぶらスタイルで登っていた私。ビジュアル系山ガール以下の意識。汗拭きてー、水飲みてー、と思いつつ、それらを行うすべもないまま、ただただ必死に登る羽目になってしまった。いやー、軽装に過ぎた。

 それでも、何とか山頂にたどり着いた。平日午前ということもあって、山頂の人影はまばら。そこまで鬱蒼と茂っていた木々も、山頂周辺には生えておらず、360度見晴らしのいい環境は、非常に気持ちのいい場所だった。

 山頂の茶屋で、遠くに見える富士山を眺めながら、200円のラムネを飲みつつ、しばし休憩をした。麓よりも数度低い気温と、遮るもののない山頂に吹く風とで、疲れた体が癒される。生き返る。

 そこで、うーん、だいたい20分ほどかな、じっくりと休憩した後で、同じコースで下山。下りはだいぶ楽だった。

 山頂で見かけたり、登り降りの過程ですれ違った人々は、皆しっかりとした登山ルックの人ばかり。自分の軽装に場違い感を感じつつも、すれ違いざまに「こんにちわー」などと挨拶をしあって、それもまた気持ちのいい仕草だった。

 なお、マスクをしているような人は1人もいなかった。まぁ、そうだわな。登山中にマスクなんぞしてたら、マゾい心肺トレーニングになってしまう。

 帰りのバイク行は、相模原市側へ下っていくことにした。

 こちらの道路は、八王子市側に比べると、まだしも酷さが軽減されていて、坂の急さも緩やかなら、四輪車がすれ違えないほどの狭い区間も短かった。和田峠にアクセスしたいだけで、過酷な道をチャレンジしたい、というようなアトラクション性を求めないならば、相模原市側から行くのがおすすめだ。

 斜面を大方下りきったあとに続く、藤野の山村部というような道は、のどかながらも交通網の行き届いた、田舎道ツーリングの良い情緒が楽しめる、良い区間だった。

 やがてJR藤野駅付近の国道20号まで山を下りきると、そこから相模湖経由で東京方面に戻って、ツーリングを終えた。

 坂道チャレンジあり、山登りあり、山頂風景堪能あり、藤野のカントリーサイドツーリングあり、って感じで、短いながらも多様な要素のある、オモシロツーリングだったよ。

日記: 5月4日(2022年)

 GWのお出かけ記録:焼き魚ツーリング編。

 目的地は道の駅こすげ。ここで冬季の間だけ販売停止していた「川魚の塩焼き」の販売が、ようやく再開されるシーズンになったので、ふらっと魚を食らいに行ってきたというわけだ。

 コースは檜原街道を途中から甲武トンネル方面に曲がり、山梨県道18号をひたすら北進する経路。それで道の駅こすげに到着。そのあとは奥多摩湖の端っこに到達した後、奥多摩周遊道路を通って、また檜原街道で戻るというような流れにした。

 まず前半の山梨県道18号。ここはところどころ狭隘な区間があったり、人里の生活区間に入ったりするので、奥多摩湖へ向かう道としては、檜原街道よりもスピードを出しにくい。でも、それが逆に、テケテケツーリング好きの私には性に合っているので、気楽に走れて好きなコースだ。

 到着した道の駅こすげは、なかなかの人出だった。バイク駐輪場も、四輪の駐車場も、9割方埋まっていた。そこで人々が、私の食べた焼き魚をはじめ様々な軽食を楽しんだり、地産のものを買い物したりと、思い思いに楽しんでいた。

 コロナ禍で見られなくなっていたこういう光景も、マスクをしたり、距離を取ったりと、皆それぞれが気を付けつつ、最近ではだいぶ従来に戻ってきているように感じられる。私はどちらかというと、コロナ慎重派に属すると思うんだけど、それでもやっぱりこういう「健全な人の営み」が戻っていることは、好ましく目に映った。

 天気も快晴で、しかし不快に暑いわけでもない。すがすがしい最高の雰囲気だった。

 焼き魚は、看板には「イワナ塩焼き」と書いてあったんだけど、店のおねーさん(?)が「今ちょうどヤマメが焼けるのでヤマメにしますね」と言ったため、ヤマメを食べることと相成った。

 しかし残念ながら私は、イワナとヤマメの違いが、さっぱり分かっていなかったりする。

 なのでこれが、「ヤマメのほうが旨いからヤマメにしてあげる」という好意的なニュアンスだったのか、「イワナって書いてあるけどヤマメになっちゃいますよごめんね」という謝罪的なニュアンスだったのかは、ついぞわからなかった。とりあえず精神衛生上、前者だと思い込んでおこう。

 とりあえず頭からしっぽまで、まるっと大変おいしくいただけたので、それでいいに違いない。

 さて、帰路だ。

 帰路の区間には、端午の節句直前ということもあってか、谷を渡す形でこいのぼりが風になびいたりもしていた。風景から感じられる季節感が、人工物によってより強化されるのも、また乙なものだ。ちなみに、この横に張ったロープにぶら下げる形式のこいのぼりは、我が家では「めざし」と呼んでいる。どうでもいいが。

 その後の帰路のコースは、奥多摩周遊道路から楢原街道だ。これは足を骨折した1年前のツーリングの帰路と全く同じコースになる。今回は、ここを無事に怪我なく通過することができた。なんだかひとつこれで、禊を終えたような気がする。呪いは晴れた。

 よしよし。

日記: 4月9日(2022年)


 猿橋ツーリングの帰り道動画。

 以前に往路&散策の猿橋ツー動画を作ったあと、復路の動画を作るのは面倒になったので、長らく放置していたんだけども、復路の道のような「有名でも何でもないただの田舎道」をだらだら走るのが、私のツーリングの真骨頂というか、楽しいと感じていることなので、その風景の一端を記録しておきたくて、ただ繋げただけのものを作っておいた次第。

 まぁ、それ以上でもそれ以下でもないです。