カテゴリー別アーカイブ: メンテとカスタム

日記: 6月9日(2018年)

 7月にバイクの車検が切れる。

 そこでほぼ前回の車検ぶり・・・かと思っていたけど、間に一回オイル交換記録があるな・・・でもまぁこの2年ほとんど乗っていないバイクを、見てみることにした。

 バイクの保管状況は、「屋根のないところでバイクカバー」という標準的な状況。大切に保管していたわけではないが、完全に雨ざらしというわけでもない、中くらいの環境だ。

 そんなバイクのカバーを外してみると、おお、まだまだきれいだ。細かい汚れはついていたものの、濡れ雑巾で拭ってやるだけで、購入11年のバイクとは思えない輝きを取り戻した。相変わらずかっこいい。

 んが、しかし。よくよく見るとひどかった。

 1番問題がありそうなのは、チェーンだ。見るも無残な赤茶色に錆びていた。面白いことに、ぐるっと一周するチェーンの下半分だけ、時計で言えば3時から9時までが錆びていて、上半分は錆びていなかった。なぜだろう。水滴がチェーンを伝って落ちる側だけ、水分に振れる時間が長いから・・・かなぁ。

 とにかくチェーンがこの状況なのはまずい。たしか倉庫に20年前くらいに買ったチェーンクリーナーやらチェーンルブがあったはずだ・・・。がさごそと倉庫を漁ると、あったあった。年代物のチェーンメンテグッズを手に入れたぞ。

 チェーンクリーナーを噴射し、真鍮ブラシでチェーン側面をゴシゴシ。こういうときFZ6はセンタースタンドがあるから作業が楽だ。手でタイヤを回しながら、ひたすらチェーンを掃除した。ある程度錆が落ちたところで、ざっと汚れとクリーナーを水で流して、最後にチェーンルブをどっさり塗布してチェーンメンテは終了だ。

 完ぺきとは言えないけど、車検に出す程度ならなんとかなる程度にはなったかな。なんとなくチェーン交換したほうが早いんじゃないか説もあるけど、ここは省コストでいこう。

 でもまだ試練は残っていた。

 当然長く乗っていないからバッテリーは切れている。それは予想通りだったから、朝からこの作業中もずっと、バッテリーには充電器を仕込んでいたんだけど、半日以上充電したのにセルが回らない。カカカカカカ、と変な音だけがする。

 さらに半日充電し続けたところ、少しだけ改善して、グゥォカランカランカラン、と一瞬だけセルが回って、そこで力尽きる、というような症状になった。これはもうバッテリーの寿命だな。

 そんなわけでバッテリーを購入することにした。で、この週末の作業は時間切れでここまで。来週末以降にバッテリーを交換することにしよう。それで動けばヨシ。動かなかったら・・・どうしたもんかなぁ。

 車検が切れる前に動くようにしないと、自走で車検に出しに行けない。でも週末にしか作業できないうえに、雨だと作業ができないから、案外もう日程に余裕がないんだよな。

 うまくいきますように。

日記: 3月19日(2017年)

 ほとんど乗っていないバイクのオイル交換を実施した。

 今までバイクのオイル交換は、車検と一緒にYSP(YAMAHAの正規販売店)にお願いする、というサイクルで交換していたんだけども、前回の車検から簡単な1日車検にしてしまったために、オイル交換をしていなかった。つまり、前々回の車検からおよそ3年以上は、オイルが交換されていない、ということになる。

 ほとんど乗ってはいないバイクとはいえ、さすがに3年以上も無交換と言うのは気分がよろしくない。いざ、乗りたい、と思ったときに乗れる状態は保っておきたい。そしてなによりも、めったに乗っていない、ということへの贖罪の意味もあり、オイルくらいは交換して、愛車をいたわってやることにしたのだった。

 上述したように、今まではディーラー任せだったので、こいつのオイルを交換するのははじめてになる。オーナーズマニュアル(英語)を読みつつ、作業開始だ。

 写真左上。現在の愛車の様子。うーん、まだ十分きれいだな。10年経ったとは思えない。中身もきれいにしてやらねばなるまい。

 写真右上。用意したのはこんな交換セット。

 オイルはコスパを考慮してHONDAのウルトラG2にした。YAMAHAのオイルはちと高い。Amazonさんで964円/1L×3本=2892円だった。もっと安いカストロールの(2160円/4L)にしようかとも思ったんだけども、必要量2.8Lなのに4L買ってもな、ってことでこちらにした。次のオイル交換がいつになるかわからないし。

 それに、フィルターとドレンワッシャー。まぁ、テキトーにチョイス。両方デイトナだったかな。対して選択肢もこだわりもなし。

 あとはオイル処分のためのポイパック。事前に地方自治体のゴミ係に連絡して、この地域でこれを燃えるゴミとして引き取ってもらえるかを確認しての採用とした。

 写真左下。ドレンボルトを抜いて、いざオイル抜き出し・・・いぃぃうおわぁぁぁ。見事に目測を誤って、オイルの落下地点がポイパックに収まらずに、こぼれてしまった。敗因は、写真を撮ろうとカメラを構えることに夢中だったこと。まぁ、いいや。

 写真右下。思い出したかのように、フィルターも外して、しばしオイルが抜けきるのを待つ。最初、センタースタンドを立てて作業をしていたんだけども、どうもサイドスタンドを立てて作業するものだったらしいな、これは。そのほうが、周囲にオイルが付着しないし、オイルもよく出てくる。

 で、オイルを出し切ったあとは、フィルター、ドレンボルトを規定トルクで締めて、オイルを流しいれて終了だ。

 作業後、その辺を試運転。

 おー、ギアがスコスコ入りよるわー。なんだこの乗り物は。軽快すぎる。気持ちええ。

 半年振りの忘れかけていたバイクの爽快感を、リフレッシュされた愛車で味わい、大満足。

 うーん、バイクって、本当にいいものですね(・・・からの、また冬眠かも・・・)。

日記: 6月18日(2016年)

 ホリデーバイク車検で車検を通してきた。

 今までのディーラー車検ではなく、ホリデー車検を選択した理由の1番のところは、「早い」からだ。

 ホームページの謳うところを信ずるならば、車両を持ち込み、その場で1時間待つと、それで車検の更新手続きが完了してしまうらしい。いままでは車検というと、週末に車両をあずけて、代車なりで帰宅し、翌週末以降に受け取りに行く、というようなイメージだった。それに比べると、ホリデー車検の謳っている車検時間はいかにも短い。これはずいぶんと魅力的に感じられた。

 また、「バイクにそれほど乗っていない」が、「コンディションは良好に保っている(はず)」という私のバイクのステータスも、ホリデー車検に向いているように思えた。高走行でバイクの消耗度合いが激しいようであれば、多少コストや時間がかかっても、ディーラーで整備も兼ねて診てもらったほうが安心感がある。でも、今回の私のバイクのように、大して距離を乗っておらず、コンディションも悪くないことが、ほとんど確定的であれば、ディーラーのサービスは過剰になりかねない。逆にディーラーに対して低走行車を差し出すのは気恥ずかしくさえある。

 もちろん低価格であることも大きなメリットだ。記憶していないけど、今までのディーラー車検では7、8万円ほどもかかっていたような気がする。これが見積もりどおりであれば4万円弱になるというのは大きい。

 価格だけでいうと、ユーザー車検がベストなのだろうけど、生憎そこまでのスキルはないし、ユーザー車検は平日にしか行えないというデメリットが大きい。ホリデー車検ならその名のとおり、休日に行えるという点もメリットだ。

 ってことで、いざホリデー車検に行ってみた次第だ。

 ホリデー車検のフランチャイズ店は数多くあるものの、バイク車検まで対応している店舗はあまり多くない。今回は都内近郊の限られた選択肢の中から、ホリデー車検昭島にお願いすることにした。

 店舗にバイクで乗りつけ、受付を行う。事前に案内書を送られていたこともあり、必要な書類の準備も万端だ。てきぱきと受付作業を進めた。

 あとは待機の時間だ。

 車検作業の間、空調の効いた快適な待合室で、ただひたすら待つ。待合室には、飲み放題のドリンク(缶ジュース、缶コーヒー、缶のお茶、等々)があり、漫画類も設置してあった。私はスマホに格納してあった電子書籍を読んで過ごしたが、とにかく暇つぶしを用意してさえあれば、待機時間は1時間程度なので、この快適空間であれば大きな苦にはならない。

 途中1度だけ、車両の状態を整備士の人と確認する時間が設けられていた。ブレーキの減りや、オイル類の減り具合など、バイクの現状を教えてくれる。その際、黄色信号の箇所があれば、後日それを参考に自分でメンテをするなりすればよさそうだし、赤信号の箇所があれば、おそらく替えのパーツがあるものについては、有償で替えてくれるのだろう、と思う。私の場合は、特に問題になるような箇所はなかったので、逆になんの参考にもならなかったが。

 で、入店してから1時間半ほどで、あっさりと車検の更新作業は完了した。

 早い。早すぎる。いままで足掛け2週間かけていたのはなんだったのか、というほどに早かった。

 なお、この時点では新しい車検証は実は発行されていない。写真のような「保安基準適合標章」というものが発行される。正式な車検証の発行には時間がかかるので、それまではこれで代用する、というシステムなのだ。正式な車検証は、後日郵送されて来るそうだ。

 この「車検発行までのタイムラグを、保安基準適合標章と後日の郵送でカバーする」というのが、このビジネスモデルの早さの秘訣なのだろう。実に上手く機能していると感心した。

 ってことで、ホリデーバイク車検。次も是非利用したいと思えるほどの早さだった。値段も見積もりどおりの4万円弱。大満足だ。

 ただ、じゃぁ例えばミニの車検でもホリデー車検を利用するか、というと・・・そうでもないかな。やっぱりミニのような特殊な車の場合は、専門のディーラーによる24ヶ月点検をあわせて受けたいところだから、こういう汎用的なサービスは利用しにくい。あくまでも、車両のコンディションに自分で責任を持てる場合に限り、使い勝手のいいサービスだと考える。

 1.自分で点検・完璧な整備ができる場合、2.さほど消耗していないことが明らかな場合、のいずれかの場合に、強くオススメしたいサービスだ。

 Fly!はホリデー車検を応援しています。

日記: 10月31日(2015年)

 世間はハロウィンの今日ですが、ハロウィンとは全く関係のないお話。

 先週末に見舞われた、バイクのバッテリー上がりに対応するために、デイトナの一番安い充電器を購入した。商品名がよくわからないんだけども、「バイク用回復微弱充電器」というものだ。品番でいうと76079になる。

 前のエントリーでも述べたように、デイトナ製品を選択したのは、同じくデイトナ製のUSBケーブルの付加価値である「充電器をつなげれば充電もできる」という機能を活用するためだ。

 ってことで、以前に取り付けたUSBケーブルの途中にあるコネクターに接続させ、一晩置いておくことにした。充電器にはしっかりと「室内用」って書いてあるんだけども、雨でも降らない限りは一晩くらい野外に置いておいても問題はないだろう。

 で、翌日。

 充電器のインジケーターを見ると・・・「バッテリー不具合」が点灯している! え!?

 と、あせったものの、試しにコネクターを再接続したら今度は「満充電」に点灯した。まぁ、安物だしこのくらいの誤差はあるだろう。自分にとって都合のいいほうの「満充電」を信じることにした。

 充電器を外し、USBケーブルモードにもどし、いざ、エンジンをかけてみる。

 キュン、ボ!ボボボボボボボ・・・

 一発始動した! 完全復活だ。

 ってなわけで無事蘇ったバイク。よーし、早速走るか!・・・と思ったものの、この週末は実に寒かった。こんな日は家でぬくぬくとしていたい。

 いそいそとバイクにカバーをかけて、私はそっと部屋に戻ったのだった。うへうへ。

 なーんてことをしているからバッテリーが上がるんだよなぁ。

日記: 10月10日(2015年)

 ミニが入院中なので、ライダーに復帰しました。

 こっちからバイクを見捨て、ミニに乗り換えておきながらの、早々の復帰。まるで、「浮気をしたけど、相手に捨てられたので戻ってきた」みたいな気分ではあるけども、まぁそういうわけなんで、またしばらくよろしく頼むよ、バイク君。

 2007年の購入からかれこれ8年が過ぎたこのバイク。今までにトップケースの設置、ETC設置、ウィンドスクリーンの変更、という程度しかいじってこなかった。これらのカスタムにおいても、ドライバーで簡単ポン付けだったウィンドスクリーンを除いては、全てバイク屋任せで、オイル交換等の整備も含め、自分ではほとんど手をかけずにここまできた。

 それというのも、せっかくの新車購入したバイクに、素人が手を入れて、なんらかのトラブルに見舞われることを恐れていたからだ。台無しにしたくない、という気持ちが強かった。

 でも、いまやこのバイクも9年目に入ろうかという老兵。そして私の中の順位付けでも、ミニの登場で唯一無二の地位ではなくなっている。このバイクを覆っていた不可侵領域はかなり薄れてきた。

 ってことでこの週末は、このバイクに軽いカスタム作業を施してやることにした。

 行ったのは、「USB電源の設置(いまさら!?)」だ。

 バイクで近所の2りんかんに乗り込み、パーツを適当に物色する。最初はシガーソケットを設置するつもりだったんだけども、商品ラインナップと自分の使用スタイルを鑑みて、USBタイプのほうがよかろう、ということになったので、デイトナのUSB電源が2口のものを購入してきた。

 (・・・っていうかこうして見てみたら、Amazonで買うほうがだいぶ安かったな、くそ。ま、しかたがない。久しぶりのバイク用品店の雰囲気を堪能した経験をプライスレスとしておこう)

 この商品は見たところ、電源はバッテリーから直接とる、いわゆるバッ直を前提に作られているようだ。バッテリーの持ちを考えると、ACC電源からとるようにしたほうがいいようにも思ったけども、以下の理由でバッ直にしてしまった。

  • 作業が楽
  • これ以上の配線コストがかからない
  • この電源のオプション機能である「中間カプラーから別売りの充電器を差し込んで、バッテリーを充電できる」というものはバッ直でないとつかえない

 特に最後の理由を重視した。今はバイクに戻ってきたとはいえ、ミニが退院すれば、またバイクにあまり乗らない日々がやってくることは目に見えている。そうなると、ひょっとしたらこの充電機能のお世話になるかも知れず、この機能を保険としてとっておきたかったのだ。

 で、いざ作業だ。

 電装系の作業をバイクに施すのは、ゼルビスにグリップヒーターをつけて以来になる。そしてそもそも現在のバイク、FZ6 Fazer S2のガワをあけるのは、実ははじめてだ。ウェブの情報とサービスマニュアルとでしっかりと予習をして、おそるおそる、しかし万全の体制で挑んだ。

 サイドカウルカバーを外す。ガソリンタンクの前方のボルトを外す。ガソリンタンクを持ち上げ、保持する。バッテリーが見える。マイナス端子を外す。プラス端子を外す。プラス端子に今回の機器を共締めする。マイナス端子にも共締めする。通電テスト。良好。一旦外して、配線・設置箇所を考える。考えがまとまったところで、ちゃんと配線、設置をする。逆の手順でバイクをもどす。

 うむ、簡単だった。所要30分くらいかな。

 その後、試運転。USB電源からスマホに給電しつつスマホナビを起動すると、徐々にスマホの電池残量が増えていくことを確認できた。また、配線によるハンドルの干渉などもなさそう。問題なしだ。

 あとの心配事は、電源を設置したことで微量に増加したであろう、普段の放電量の影響だけど、極々微量だろうから心配するには及ばない・・・と楽観している。この辺はもう、乗る頻度を上げるか、諦めてバッテリーが飛んだら給電するかしかないと、割り切っていくことにしよう。

 ってことで、9年目にしてようやく電源を得たマイバイク。これでスマホナビを使って遠出をしたり、延々と車載カメラを動かしながら移動したりできるようになったぞ。ふふふ。